contents    previous    next


(2210) MINI が元気になった    2009/07/05

DIARY2836.JPG - 57,548BYTES

愛車 MINI が約1ヶ月の点検・車検・ミッションオーバーホールを終え帰ってきました。
今回は奮発してポリマー加工よりリッチなグラスコートを施したのでボディは新車のような輝きです。

そして肝心なミッションの具合は...。すばらしいフィーリング。と言うか、本来のMINIのフィーリングが戻ってきた感じ。
気兼ねなくシフトチェンジ出来る事は、何でもないようでマニュアル車に乗る最大の楽しさである事を再認識しました。

今回のオーバーホール作業にはもちろん技術的にも iR MAKERS のお世話になったわけですが、
私の 「ぜひ写真を撮っておいてください」 の一言に対応してくださり、毎日のように送って頂いたJPEG画像の総数は183枚にも達しました。
写真を撮りながらの作業は効率も悪く、それだけで半日や1日は余計な時間が掛かってしまったのではないかと思います。
少し軽率すぎた発言を反省しつつ、心から感謝しております。

また、私の経験上、写真撮影を許可してくれるショップに悪い所はありません。ましてそれが撮影して送ってくださるなんて...。


(2209) DP1、DP2 に求められているもの    2009/07/04

DIARY2835.JPG - 46,192BYTES

内田ユキオさんにお会いするのは、富士フォトサロンでの写真展以来ですからもう4年ぶりくらいでしょうか。

自分が何かの壁にぶち当たった時、「あの人ならどう考えるだろう?」 と想像して浮かんでくる顔は、自分にとって尊敬に値する人だということは昔この日記でも書いた気がします。そういう意味では私はやっぱり内田さんを尊敬しているのでしょうね...。

1時間ほどの話の内容の全てを、ここで私の言葉に変えて伝える事はとても難しく到底無理なのですが、ただ、普段フィルムを(Leicaを)使う内田さんが、Apple ストアでデジタルカメラ片手に80席のホールで立見客まで出す状況でしたから、正直私自身も内田さんとデジタルというギャップと世間からの注目度に驚いてしまいました。

主にスナップショットを撮るカメラマンは他のフォトグラファーと比べて被写体とする対象物が非常に多くて、そういう意味ではスナップというカテゴリー自体意味があるのか分かりませんが、内田さんはそんなスナップを撮るカメラマンながら写真に対する自分の信念をしっかり持っていて、いつも感心させられるばかりです。きっと写真を撮る事以前に、写真を撮る意味を常に考えているからなのでしょうね。

そんな内田さんが 「今持ち歩きたいデジタルカメラは1台もない」 とおっしゃっていたのが印象的で、それは50年代の Leica に変わるステイタスにも似た存在感もさることながら、”どんな時にも失敗のない写真が撮れるようにカメラが自動で調整します” という部分で、人間の自由な表現が奪われてしまっているという現状に、未だに手足のように使えるカメラが無いという意味なのだと感じました。

そして60年代に入り、ようやくカメラが持ち歩けるサイズになって、人々が気軽に自由なモノを撮れるようになったのに、現代の一眼レフカメラは性能を追いかけるが故にサイズが大きくなって持ち歩けなくなっている。CMなどではそれを進化と呼ぶけれど、それは60年以上前に戻ってしまっているのではないか?とも訴えていました。

内田さんの言葉には共感する部分が多く、聞いているだけで涙が出そうになります。


(2208) MINI を元気にする(8)    2009/07/03

DIARY2820.JPG - 21,343BYTES DIARY2821.JPG - 20,555BYTES DIARY2822.JPG - 21,659BYTES DIARY2823.JPG - 22,735BYTES

オーバーホールが完了し組み上げられたミッション。上から見るとミッションケースの右側にはまだスペース的に ”ゆとり” があります。
このスペースを利用して追加のギアを入れれば、ノーマル4速ミッションから5速ミッションへと変身します。

ただ、単純に1枚ギアを入れるだけ...みたいな簡単な事ではなく、1速から5速までクロスにしたり、ファイナルギア(デフと一緒に回るギア)の設定変更など、
結局はミッションアッセンブリ交換みたいな事になるので、中古の軽自動車が買えるくらいの費用がかかります。

ギア比を計算して試行錯誤することで自分の車を仕上げていくのはきっと楽しいと思い色々検討しましたが、今回はノーマルのままとします。

プライマリーギアのオイルシールも新品に交換してくれているようです。クラッチハウジング内へのオイル漏れはこれで心配ないですね。

DIARY2824.JPG - 23,085BYTES DIARY2825.JPG - 19,001BYTES DIARY2826.JPG - 21,327BYTES DIARY2827.JPG - 22,345BYTES

ファンベルトを見てびっくり。
随分くたびれています。97年以降の MINI はこのベルト一本で、ウォーターポンプやオルタネーター、エアコンコンプレッサーを回しているはずなので、
万一切れたりしたらクーラントが循環しないのでオーバーヒートになります。車は人間が押す事になります...。

上の写真はそんな状況だから車を押しているわけではありません!エンジンとミッションが組みあがった時点でいよいよエンジンの積み込みです。
車はまた、”バンソウコウ” だらけの姿になって。傷防止対策です。

DIARY2828.JPG - 27,318BYTES DIARY2829.JPG - 25,417BYTES DIARY2830.JPG - 19,286BYTES DIARY2831.JPG - 22,341BYTES

エンジンを降ろすときにも驚いたのですが、これだけの大掛かりの作業を1人でこなしているのかなぁ...と。
たぶん私が写真撮影をお願いしている関係で、2人で作業しているところ、写っているのは1人なんだと思いますが。(お手数おかけしております)

ミッションケースを下から見た写真ではちょうどデフとドライブシャフトが連結されるところですね。
どんな車も共通ですが、デフとドライブシャフトの連結部分は細かなギザギザがあるだけです。
何百馬力(MINIは何十馬力)もあるエンジンからの動力が、そんな小さなギザギザだけでよく受け止められるなぁと感心します。
ただ、その結合部分のギザギザ同士に遊びがあると、大排気量の車などではナメてしまうこともあるようですが。

取り外すときには真っ黒で少し油汚れのあったレリーズシリンダーも新品のようにピカピカになっています。

DIARY2832.JPG - 39,387BYTES DIARY2833.JPG - 43,644BYTES DIARY2834.JPG - 38,056BYTES

左の写真はエンジンが搭載されているフロントではなくリアのサスペンション周りです。フロント同様にサブフレームと呼ばれる黒いフレームで構成されています。
こうして見ると MINI のサスペンションが独特な構造なのが分かりますね。どこにもスプリングらしきものは見当たらず...。

走行中のタイヤの上下運動を水平方向への動きに変えて、サブフレーム内に収まるラバーコーン(ゴムのお饅頭)で吸収します。
このラバーコーンのへたり具合で車高と乗り心地が随分変わりますが、コイルスプリングとは比にならないくらい低ロールで、車を操る楽しさは抜群です。

ついにエンジンの積み込みが完了し元の姿に戻りました。ボンネットも取り付けられ、あとはイグニッションキーをひねるだけ。
素人の作業だとここでエンジンがかからない...というのが恒例ですが、プロの仕事にそれは無いでしょうね。

あとは6月に切れてしまった車検を取って、ボディのグラスコートを施し、”輝きを増して” 納車の予定です。


(2207) MINI を元気にする(7)    2009/07/02

DIARY2806.JPG - 18,196BYTES DIARY2807.JPG - 17,445BYTES DIARY2808.JPG - 18,334BYTES DIARY2809.JPG - 16,036BYTES

なんだかすっかり ”ミッションオーバーホール・マニュアル” のようになってきたこのコーナー。今日からは組み立て篇です。

まずはミッションケースを綺麗に洗ってくださっています。こういうのは灯油で洗うのでしょうか?火気厳禁ですね。
私の MINI は走行10,000km 弱の低走行車ですから全体的にまだ綺麗なほうだと思いますが、それでもゴシゴシ擦った所はピカピカに輝きを取り戻しています。

DIARY2810.JPG - 28,065BYTES DIARY2811.JPG - 27,558BYTES DIARY2812.JPG - 28,823BYTES
DIARY2813.JPG - 23,754BYTES DIARY2814.JPG - 23,624BYTES DIARY2815.JPG - 30,771BYTES

肝心要のシンクロリングです。上下の写真共通で左がノーマル品、右が強化品です。こうして見るとノーマル品は少し薄汚れているだけのようですが、
現物を比較すると強化品のほうはギザギザの山のピッチも小さく、明らかに精度良く作られているのが分かります。

強化品は国産だという噂もありますが本当のところどうなんでしょうか?物が良ければそれで良し!です。

よく車好きの間の話ではシンクロ、シンクロと言いますが、このリング一つでギア間の回転差を吸収しているかと思うと、
乱暴に乗っていたらすぐにダメになってしまいそうで心配になるのも事実です。非常に微妙なクリアランスが重要なようです。

DIARY2816.JPG - 17,537BYTES DIARY2817.JPG - 17,972BYTES DIARY2818.JPG - 17,729BYTES DIARY2819.JPG - 17,502BYTES

さあ後は、バラした時の逆の手順で組み立てていきます。...と、さも自分で作業しているかのようですが、全ては iR MAKERS さんの手によるものです。

つづく...。


(2206) MINI を元気にする(6)    2009/07/01

DIARY2791.JPG - 15,044BYTES DIARY2792.JPG - 15,761BYTES DIARY2793.JPG - 17,577BYTES DIARY2794.JPG - 18,453BYTES

取り外しているのはタコメーター用のドリブンギアだと思われます。
今時の車ならここに非接触のセンサーが付いていて、電気的にメーターを振らせるので非常に安定した表示をしますが、
MINI には昔ながらの ”機械的ピックアップ” が採用されています。

DIARY2795.JPG - 18,158BYTES DIARY2796.JPG - 17,237BYTES DIARY2797.JPG - 18,937BYTES DIARY2798.JPG - 17,631BYTES

ここまで進んで、ようやく綺麗に並んだギアを一つずつ取り外す作業に入ります。ここではカウンターギアとリバースギア(と思われる)が外されています。
この写真サイズではほとんど分かりませんが、送って頂いたオリジナルサイズの写真で確認すると、これらのギアは所々減りが確認できます。
出来ればこの手の減ってしまったり傷が付いたギアは新品へと交換したいところですが、いかんせん一枚ずつの単価が高いので、
走行に支障が無ければこのままにします。

DIARY2799.JPG - 31,507BYTES DIARY2800.JPG - 27,573BYTES DIARY2801.JPG - 29,883BYTES

ついに ”お目当ての” シンクロリングが見えてきました。多分この写真は3速/4速あたりのシンクロと思われます。
このリングが、それぞれのギアに一つずつ入っていますから、それを強化品へと交換します。

下の写真では全てのギアがミッションケースから取り外されました。シンクロリングが全部で4つあるのが確認できますね。

つづく...。

DIARY2802.JPG - 18,005BYTES DIARY2803.JPG - 18,428BYTES DIARY2804.JPG - 15,416BYTES DIARY2805.JPG - 20,817BYTES


(2205) MINI を元気にする(5)     2009/06/30

DIARY2779.JPG - 32,055BYTES DIARY2780.JPG - 24,809BYTES DIARY2781.JPG - 26,034BYTES

クラッチハウジングを外したところ。中には3つのギアが入っていて、上から、プライマリ、アイドラー、ファーストモーション。
このファーストモーションの軸上に1速から4速までのギアが並んでいる事になります。今回の目的はそれらのギアの間にあるシンクロリングの交換です。
つまりここから更にバラバラに分解していくわけです。

DIARY2782.JPG - 29,624BYTES DIARY2783.JPG - 26,036BYTES DIARY2784.JPG - 32,641BYTES

プライマリとアイドラーギアを外して、エンジンとミッションが分離されます。
他の車のエンジンを見た事ある方はこの光景に違和感があるかもしれませんが、これが MINI のミッションのレイアウト。

普通の車のエンジンはエンジンの真下はオイルパンで、各部の潤滑とクランクシャフト周りを冷やしていますが、
MINI は超小型FF車に比較的大きな排気量のエンジンを載せていますから、スペース効率の関係でこのように、エンジン/ミッション2階建て構造です。
ある意味、オイルパンの中にミッションが入っているようなものです。

ですから、他の車のように、エンジンオイルとミッションオイルが別々に必要という事が無く、経済的といえば経済的ですが、
逆に言うと、ミッションオイルがエンジンオイルを兼ねている事になりますから、
鉄粉の多く混入するミッションオイルがシリンダーの壁を潤滑している点が、耐久性の面で難ありと言えそうです。
実際、レースなどで使用するチューニングエンジンの耐久性は他のエンジンと比べたら短そうな気がします。

DIARY2785.JPG - 33,183BYTES DIARY2786.JPG - 28,367BYTES DIARY2787.JPG - 32,592BYTES

エンジンとミッションケースが切り離されました。エンジンを下から見上げると、クランクシャフトが丸出しです。
これだけの面積のものがオイルを叩きながら回るわけですから、チューニングの世界ではオイル粘度によるフリクションロスが無視できないわけですね。

さて、問題のシンクロリングはどこに付いているのかと言うと、右の写真で指差してくれているギアの隙間にある細いリング。これです。
でも今回は1速から4速までの全てのシンクロリングを強化品に交換する予定なので、そういう意味では全てのギアの間に存在する事になります。

DIARY2788.JPG - 33,083BYTES DIARY2789.JPG - 29,576BYTES DIARY2790.JPG - 23,262BYTES

更にバラシ作業は続きます。今度はミッションケースの外側に出っ張っている丸い突起の中身。デフ (デファレンシャルギア) ですね。

デフは車が旋回時に内外輪差によるタイヤの回転数の違いを上手く吸収する装置。
それ故、走行中に脱輪すると、片方のタイヤだけが空回りして走れなくもなります。動力が逃げてしまうからですね。
でもそういったアクシデントがない限り、この仕組みは実に良く出来ています。初めにこれを考えた人は凄いと思います。

FRの車を ”より効率よく走らせよう” とすれば、このデフをLSDに変更します。
LSDは左右の回転差を意図的に制限したりロックさせたりして、なるべく片側のタイヤに動力が逃げないよう左右均等に動力を伝達する装置です。
ただ、闇雲にロックさせると街の交差点もまともに曲がれなくなってしまうので、イニシャルトルクの設定など、はまると奥が深いです。

今回はそういったことが目的ではないので、ノーマルのままです。

つづく...。


(2204) MINI を元気にする(4)    2009/06/29

DIARY2766.JPG - 26,487BYTES DIARY2767.JPG - 19,665BYTES DIARY2768.JPG - 21,175BYTES

ここ数日、すっかり ”おもちゃ” にはまってしまっていて、MINI の状況報告が疎かになっておりました...。
前回までで、車体からエンジンが降ろされるところまでをご紹介しましたから、今日からはいよいよエンジンとミッションを切り離す作業に入ります。

上の写真で見て取れるロッドは前回ご紹介したレリーズシリンダーの油圧を受けてレリーズベアリングを動かす てこ棒 です。(レリーズフォーク)
この棒が折れたり外れたりしたら当然クラッチが切れなくなるので、ドライバーは怖い思いをすること間違いなし...。
私のは写真で見る限り問題無さそうですが、随分ドロドロに油で汚れているということはオイルが漏れていたということでしょうか。

DIARY2769.JPG - 30,544BYTES DIARY2770.JPG - 27,062BYTES DIARY2771.JPG - 37,036BYTES

クラッチハウジングの ”蓋”。この蓋の事を何と呼ぶのでしょうか?ハウジングカバー?。ここを開けると中からクラッチとフライホイールが出てきます。

クラッチが消耗品である事は車好きなら誰でも知っていると思いますが、だとすればこのクラッチハウジングの中が非常に汚れるのも当然です。
運転の癖で半クラが長い人は当然減りが早いので汚れますが、メタルクラッチなどを入れているとこの中は真っ黒になります。

今回はまだ10,000km弱の走行なのであまり汚れていませんね。

DIARY2772.JPG - 35,021BYTES DIARY2773.JPG - 29,961BYTES DIARY2774.JPG - 31,793BYTES

クラッチとフライホイールをハウジングから抜き取ったところです。こうしてみるとまだ新品同様に綺麗です。
多分、外した時に綺麗に拭き取ってくれたのだと思います。

ここでシャフトの根元のシールからオイル漏れが無いか確認。もしあった場合には少なからずクラッチに付くのでクラッチが滑ると思われます。

右の写真で手前に見えるのがクラッチで、下に見えているギアの付いている部分がフライホイールですね。
レリーズシリンダーからの入力により、このクラッチ板がフライホイールから切り離される事でクラッチが切れる仕組みです。

DIARY2775.JPG - 15,326BYTES DIARY2776.JPG - 18,219BYTES DIARY2777.JPG - 17,874BYTES DIARY2778.JPG - 19,378BYTES

さて、今回送ってきていただいた写真の中にまたもマニアックな画像が入っていて、しばらく私も頭を悩ませました。
それがこれらの写真なのですが、いったいどこに使われているパーツなのか...。特に右の写真なんてホイールハブにも見えてきますし。

そして私が出した結論。これらはフライホイールをクランクシャフトから抜き取るための専用工具ではないかと...。
エンジンの力の全てが集中するのがクランクシャフトで、そこに滑らないよう固定されているのがフライホイールですから、
ボルトを外したからといって人間の手で簡単に外れるはずがありません。

恐らく左の写真の工具でフライホイール自体を固定して、右の写真の工具を取り付けて中心のネジを締め付けていくと外せるのではないかと...。

全ては私の勝手な推測ですので、間違っていたらゴメンナサイ。

つづく...。


(2203) お気に入りのケース    2009/06/28

DIARY2764.JPG - 41,783BYTES DIARY2765.JPG - 29,799BYTES

これまた iPhone 購入前から ”気持ちだけ準備していた” ハンドメイドフェルトケース。今は 「ソフトバンクモバイルショップ表参道」 でも購入できるとの情報があったので早速行ってみたのですが、店員さんに尋ねても ”聞いたこと無さそう” で在庫も見当たらなかったので帰ってきました。

でもネット社会というのは便利なもので、夕べ深夜遅くに注文したにもかかわらず、今日には手元に送られてきました。

Apple製品はデザインが洗練されていて誰が持ってもオシャレに見えてしまう魔法のツール。でもその美しさを維持するのは結構大変で、iPod の鏡面仕上げボディなんて1年もすれば見るも無残にみすぼらしくなってしまいます。だから多くのサードパーティメーカーから色々なジャケットがリリースされていたりするわけですが、それらを付けてしまうとせっかくのスタイリッシュさが半減してしまう...。

そこで、iPhone の場合に最適なのがこの buzzhouse design.製 フェルトケース。完全ハンドメイドなので作りもしっかりしていて、内部素材にはセーム皮が使われています。これに入れているというだけで少し大人っぽいツールに変身します。


(2202) わくわくさせる道具    2009/06/27

天気の良い週末だというのに、朝起きてからずっと手にしているのは iPhone。32GBモデルを待ち望んで毎日のようにWEBで最新情報を気に掛けていたのですから、実際に入手できた今、じっとしていられるはずがありません。

iPhone はご存知のとおり電話機でもありがなら、どちらかというとコンピューターに近い位置づけですから、世の中には多くのアプリケーションが存在して、またそのインフラに3G回線とWiFiの両方が利用できます。つまり、自宅でワイヤレスLANを使用している私のようなユーザーは、その電波の届く範囲にいる限り、電話以外の全ての通信は無料ということです。アプリケーションのダウンロードや、PCから大容量ファイルの転送など、3G回線を使用していたらお金と時間がかかるところ、WiFi環境で高速転送が実現できるので非常に快適です。(もちろん3G回線を利用しても、パケットし放題ですからパケット使用料は上限で止まるのですが)

また、iPhone は ”公衆無線LANし放題” というサービスも適用されているため、全国3,500箇所の公共無線LAN環境でアクセス可能です。

昨日の購入から1日使ってみて、iPhone は携帯端末のある意味完成系のような気がしています。これから出てくる他社製スマートフォンはこれがリファレンスになると思われます。

PCと連絡先の情報を同期させ、iPhone に転送された知人宅の住所をクリックすれば自動的に地図が開き、現在地ボタンをクリックすれば内蔵GPSで自分の居場所が特定でき、経路検索ボタンで知人宅までルート案内をしてくれる。

今日はここまで使ってみましたが、ハンディGPS顔負けの機能でした。詳細はまた追って紹介しようと思います。 


(2201) やっとこさユーザーになりました    2009/06/26

DIARY2763.JPG - 72,145BYTES

国内発売から約1年。ただその記録容量だけが私にマッチしなかったという理由で今日まで購入を見送ってきました。
欲しいと思っていたアプリなどはもうとっくに準備していたんですが...。

アップル製品は基本的にどこで購入しても定価販売なので、少しでも見返りを意識するなら家電量販店で購入するのが鉄則。
私の好きなヨドバシカメラなら10%のポイント還元ですから、数万円の買い物なら結構お得。

仕事を終えて、まっしぐらに新宿に向かったものの、到着は19時近く。もう無いかなぁ...と思いつつも長蛇の列の最後尾へ並ぶ。
結果的に2時間後、見事32GBブラックモデルを手にすることが出来ました。

でも大変だったのは帰宅後のセットアップや旧携帯からのデータ移行作業。
一般的な携帯電話と違い、本体のアクティベーションはPC経由で自分でも可能。これをお店にお任せするとプラス1時間待たされます。
そして、私の場合、旧携帯がNOKIA製ですから、iPhone専用データ移行ソフトなども使用できません。

NOKIA携帯のデータをいったん Microsoft Outlook と同期させ、その後、Outlook と iPhone を同期させます。
大変な作業ですが、これがきっかけで、今まで面倒で後回しにしていた自宅PCのアドレス帳と携帯端末が完全に同期できました。

そしてお待ちかねの各種アプリケーションのインストール。時間を忘れ深夜3時近く...。
小さなおもちゃは今後も楽しめそうな予感がします。


Diary