瑞牆山登山。実際は1日で登頂しておりますがこちらのブログ記事では2日に分けて掲載しております。
瑞牆山荘バス停からの登山コースを辿ると、途中こちらの超巨大な ”桃太郎岩” を見ることが出来ます。桃太郎岩という名の通り桃みたいに丸い岩がパックリ真ん中で2つに割れているのが特徴。でもどちらかというと桃というよりは卵が割れたような形ですね。
写真では表現しきれませんがこの岩はかなり大きく、上の写真でも下に人が立っているのがお分かりいただけると思いますが、そのサイズからして岩の高さは15メートルくらいありそうです。元気な人は2つに割れた割れ目に入っていく姿もありました。急に崩れたりはしないと思いますが私はちょっと怖くて入れませんね。
桃太郎岩の直前にあった登山ルート唯一の沢。水源がどうなっているのか不明なため飲料水にはしないほうがいいかもしれませんが、手を洗ったりするくらいなら冷たくて良いかもしれません。川に橋は掛かっていないので飛び石を利用して上手く渡る必要があります。
ドジな人はここで足を水に着けることになります...。
桃太郎岩から先の登山道はそれまでの穏やかな山道とは打って変わって急に岩場になります。その岩も一つ一つが結構大きく足元を取られやすいので注意が必要です。
時間帯にもよりますがこの辺りから徐々に下山する人たちが増えてきたので道の譲り合いで思うように登れなくなってきました。
もうどこを歩くのが正解か分からなくなってきます。主だった登山ルートには目印となるよう赤いリボンが木々に縛ってあるので大きく外れて迷子になるほどではありませんし、行楽日和とあって登山客も多かったので皆の後ろを歩いていけば自ずと頂上に辿り着ける安心感はありました。
ただ我々は人よりペースが遅いのでどんどん追い抜かれていく(追い抜いていってもらう)形ではありましたね。時々「どうぞお先に」と道を譲ってくれる方もいるのですが、そうすると今度は常に後ろから追われる感じになるので人のペースで登るのはキツイ...。
もうこの辺りで疲労はピークに達しています。これだけ岩がゴロゴロしていると、足の長さに関わらず踏み出す一歩の大きさが強制されるので普段使わないような足腰の筋肉が疲れてくるのです。そうなってくると足に踏ん張りが効かなくなりますしただ立っていても不安定になったりするので、手が使える場所はなるべく手を使って登っていくと楽でした。足が疲れたら手で引っ張るように登っていく!みたいな。
頂上が近づいてくるとどんどん登山客が増えてきます。つまりこの辺りは登るのも大変でペースが落ちているという理由もあるのだと思います。こんな中で下山する人ともすれ違いますから必然的に渋滞となるわけです。
秋の有名どころの山はどこもこんな感じになるのでしょうが、私個人としては富士山登山や高尾山登山以来の登山客の多さに感じましたね。
瑞牆山はハシゴが見えてきたらまもなく山頂と言われていたのをどこかのYouTubeチャンネルで見ていて、この時まさにそれを確信しました。一つのハシゴに多くの人が並んで自分の順番を待っておりました。
登山をするといつも思うことですが、今はこんなふうにある程度整備された登山道がありますが、最初に道なき道をこうしたハシゴを背負って登った人は凄いなぁと。ここを登っていけば山頂へ辿り着けることを身をもって体験し、ここがベストな道と判断もしたわけで。
日頃運動不足のお手本のような生活をしている私は息をハアハア言わせながらようやく空を見上げるところまで登ることが出来ました。これが登山道がパッとひらけて登頂成功を実感した瞬間の画。
正直、「どんだけ人がいるんじゃ!」と思いましたね。有名観光スポットの展望台のようになっておりました。
我々もその頂に立ち、まずはその景色を堪能。多くの人が多分同じ気持ちで遠くを眺めています。頂上は平らな場所が殆どないので皆景色を眺めるのも傾斜のついた岩の上でうまくバランスを取りながら落ち着いて...。
なんだか異様な光景ですね。昔では考えられないくらい頂上で多くの人がスマホの画面と睨めっこ。撮った写真を確認したり、登山計画をチェックしたり、きっと色々な理由があるのでしょう。
今回私は頂上付近で壮大な景色の写真を撮ろうと大きく重たい一眼カメラを持参しましたが、こうして苦しい道のりを歩いてみるとやはり写真撮影はスマホ一つに集約し荷物の軽量化を優先すべきだな!と思い直すんですよね。いえ正確にはそれを思うのは登っている最中で、登頂してしまったらやっぱり一眼持ってきてよかった!とも思えるのですが。最新スマホの望遠レンズ付きであればもうスマホ1台でチャレンジしても良いかも!と体力との天秤を考えるのでした。
今回はスマホアプリのYAMAPで登山計画を立て、登山中もアプリを常時起動させており、連動するApple Watchの同アプリでも標高やペースを定期的に確認しながら歩きました。上の写真は登頂時の値を収めたものですが、標高2,230メートルは瑞牆山の公式の標高とドンピシャですね。
なんだかんだ登るだけで4時間20分掛かっている(休憩含む)ことがわかりますし、移動距離は約3kmだった事も。何より私の心拍数が129も打っておりバクバクで登っていた事もバレてしまいます...。
我々の計画ではここ山頂でランチを食べてから下山のつもりでしたので計画通り持参したお昼ご飯を食べることとしました。時間的にも丁度良く、リュックを軽くする意味でも一石二鳥。
ただし先にも書いた通り山頂付近は平らな場所がないので岩場の斜面に腰を下ろし荷物と自分のお尻が滑って落ちていかない程度に踏ん張りながらの食事休憩となります。
10月中旬ながら標高2,230メートルは日向でも少し肌寒く、出来る事ならガスバーナーでお湯を沸かしてカップラーメンでも食べられれば最高でしょうが、他に登山客も多いですしそれらの荷物を持ってくる体力もなかったので、準備したのはコンビニのおにぎりとパン。
私の好きなランチパックは気圧の変化でパンパンに膨らんでおりもう直ぐ破裂するんじゃないか!というくらいでした。これも登山あるあるですね。
朝は大変良い天気だったのにお昼頃には結構ガスが出てきてしまい富士山までを一望!とまではいかなかったものの、比較的雲の流れは早く、時々遠くに下界の景色を見ることが出来ました。
中には上の写真のように大変リラックスしたスタイルで登山の疲れを忘れ自分空間を楽しむ人も...。
ただその先は切り立った崖になっており、とても下を覗き込めるような高さではありませんのであの度胸はすごいと思いますね。これまでにここから滑落して命を落としている人もいるようですので私には到底真似できません。
遠くに望む南アルプス。北岳や甲斐駒ヶ岳あたりでしょうか? いや、よく見ると南アルプスはさらにその奥で雲に隠れており、写真で見えているのはその手前の山々かも。
まあどうあれ、自分の足で苦労して登った山から見る景色というのは常に最高に見えるものです。
この下がいったい何十メートルの崖か知りませんが、とにかく目視で覗き込めないくらい急角度の断崖絶壁です。体を地面に横にして匍匐前進で覗き込んでも下は見えませんでした。
悪ふざけで「わっ!」と後ろから背中を押す!とかはとても出来ないレベルの恐怖。やってみましたが...!
念願だった瑞牆山は下から見上げるのと登ってみるのとでは見える景色がまるで違ってその変化が楽しめました。周囲の山と比べてもとにかく岩だけで出来た山であるのが特徴。あと1,2週間遅ければ今度は一面の紅葉が楽しめそうですね。登山難易度を考えると私はそう何度も登ろうとは思えませんが、下から見上げるのなら是非とも。
この秋の良いアクティビティとなりました。
















