山梨へ移住し我々に近しい環境で暮らす若手夫婦が発信していた情報を元に、昨日自宅から15分ほどの距離にあるラーメン屋さんに足を運んでみました。我が家のある地域でさえ街からはほどほどの距離があるというのに、そのラーメン屋さんはさらに標高を上げた八ヶ岳南麓に店舗を構えています。我々も初めて行ってみて少し驚いたこのお店の佇まい。
築100年以上の古民家を改装して店舗にしているらしく年季の入ったディテールを味と表現する点もさることながら、古い設計の家というだけあってこのサイズ感にも驚きます。
しかもこの建物は幹線道路には面しておらず、車同士のすれ違いが大変なほど細い道の先にありますから知る人ぞ知る隠れ家的なお店。ただし、あまりにも有名なラーメン店ですから知る人が多い!のではないかと思いますが...。
というのも ”無垢” を名乗るこのラーメン屋さん、本店はドイツのフランクフルトにあるらしく、今回我々が訪れたこの店舗も昨年甲府からここに移転したばかり。そして甲府の前は横浜のラーメン博物館に6年ほど店を構えていたというのですから、どちらかというと都会の人に知名度が高いのでは?と想像します。
店内は清潔感が保たれつつも古民家の良さを最大限活かしたレイアウト。テーブル席エリアの空間なんて都会では考えられないほど広々。
麺メニューはとんこつ醤油の無垢、醤油、SHIOの3種類。ラーメン屋さんはメニューの最初に書かれたものが一押し!とどこかで聞いたことがありましたし、事前に幾つかのSNSでその写真を見ていたこともあり最初の一杯はもちろんとんこつ醤油の無垢を注文。
そのほか、ローストビーフ丼やキーマカレーなどもあるようで、お客さんの中にはじっくり頷きながらカレーを食べている人がいて、ちょっとその反応を見ていたらカレーもそそられましたが流石に初めての入店ですからラーメンでしょ。
これがフランクフルト生まれということなのでしょうか? 私がこれまで食べてきたどのラーメンとも違う、フランス料理のようなラーメン。ドイツ料理と表現するのが正しいのかもしれませんが私がドイツ料理を知らないので洋風な仕上がりを総称してフランス料理!と。もうここまで美しいと食のGOOD DESIGN受賞ものですね。
まずこのミルキーな感じの柔らかなスープが新食感。ブレンダーで泡立てているのでコーヒーで言うところのラテのような仕上がりでもうこの時点で美味しい。メンマもチャーシューも全てが美味しい。もうそれ以外に適した言葉が私の乏しいボキャブラリーでは見つからないのです。
順番をつけるのは適切ではないですが、ラーメン好きな私が食べてきたこれまでのラーメンの中で1、2位を争う存在。
店内の雰囲気もなんとも言えず落ち着いており、店員さんの対応も穏やかで、このお店は単にラーメンを食べに行くのではなくその環境や人との触れ合いも含めて、ラーメンという食を中心とした最高の空間と時間を楽しむ場所。そんなふうに感じました。
次訪れる時は醤油かSHIO、どちらか味わってみたいですね。









