古民家ラーメン”無垢” の美味しさに衝撃を受けた流れで、ラーメン店の店内に置かれたエリアガイドの一つに紹介されていたカフェにも足を運んでみることにしました。美味しいお店が紹介するお店なのだから期待ができるのでは!と。

ラーメン店無垢から車でたった3分の場所に店を構えるのは ”百番珈琲”。このエリアは古民家を積極的に取り入れたモダンなお店が今流行っているのでしょうか? 正直結構な山奥集落なのですが、店の雰囲気は東京都内のそれと遜色ないというか、なんなら古民家っぽく作ったレプリカよりもこちらが本場もの!と言わんばかりの存在感です。
カフェの雰囲気は明るすぎず暗すぎず、きっとフラワーアレンジが好きな方がオーナーなんでしょうね。店のあちこちにドライフラワーや生花が飾られていました。
よく見るとテーブル席の椅子は全て異なるデザインで揃えられており、これもリビルドを取り入れる近年のトレンドではあるものの、座面だけは全て統一させているあたりに、単なる有り合わせではなく、計算して形を成したものという拘りが伝わってきました。実は照明も同じく全て異なるデザインのライトが取り入れられています。
1杯1杯丁寧に作られた珈琲。カフェラテを注文したら大変美しいラテアートで提供されました。もちろんお味の方も申し分なく...。と言っても私は珈琲の味を語れるほどの珈琲通ではないので、本質を知りたければ是非店舗の方へ足を運んでみていただければと思います。
私としては奥に写っているお冷が注がれたグラスの方がちょっと気になりました。お冷を注ぐには直径が太めで背が低い、実は直前に行ったラーメン店無垢でも同じグラスが使われており、これもまた一つの拘りではないか?と感じました。このグラスで提供されると単なる水でも大変美味しく感じるというか、水1杯にも心がこもっている感じがして大変良かったです。
漆喰の壁だと思われますが、もはや芸術作品のような疎な色のミックス具合が油絵のようにも和紙のようにも見え、それをバックに飾られた一輪の花が大変うまく調和していて美しく見えました。
東京でカフェというと学生が勉強場所として利用していたりサラリーマンが作業場のように使われる姿をよく目にしますが、私の中でカフェというとまさにこの百番珈琲のように、時間を忘れるくらい、または忘れたいくらい、セカセカしておらず、そこで珈琲でも飲みながらただぼんやりと時間を過ごし、やることがなければ店内の本でも読みながらくつろげる場所。それが理想だと思っています。
週末の度に農作業に追われる私にそんな悠長なことを言っている時間はないかもしれませんが、今後もラーメン無垢からのハシゴでここを訪れてみるのも良いと思っています。






