春は畑の準備が一番忙しい時期です。我が家の菜園4月最初の週末作業は、ナス・シシトウの準備、早蒔きエダマメの種蒔き、サトイモの定植です。
これまで菜園エリア作りの土木工事にも似た重労働を思えば一つ一つの作物の準備など体力的な負担は僅かなものですが、ナス・シシトウの準備に関しては深さ40cm程度の溝施肥のため穴掘り作業が控えています。
この日の作業のためあらかじめ準備しておいた資材が上の写真。ナス・シシトウは長期的な栄養を確保するため有機肥料を中心とした元肥を心がけるのが重要なんだとか。溝施肥とする牛糞堆肥と発酵油カスがそれらの役割を果たしてくれて、化成肥料は畝全体への全面散布にて8−8−8を散らしておきました。また、ナスはいずれマグネシウムを多く必要とすると言われており、マグネシウム欠乏症対策として苦土石灰も同じく全面散布にて入れる事にしました。
深さ40cmの溝を掘りそこへ牛糞堆肥と油カスを入れているところ。自宅にはバーク堆肥もストックしてありそちらであれば封が開けてあったので新品の牛糞堆肥を開封するのには少々躊躇いがあったのですが、有機肥料の意味合いも兼ねるという理由から少しでも栄養素の高い牛糞堆肥を使用することにしました。
ただ、春夏野菜の準備としてはこのナス・シシトウが最後なので、ここで余った堆肥関係は秋冬野菜の準備の時まで使わなくなるんですよね。となると封を開けてしまった牛糞は秋まで水が入らぬよううまく保管しておかなければいけないわけで、衛生的にもどうかな?と少し懸念材料ではあります。
次回以降は菜園全体で使用する堆肥を予め計算しておき、春夏野菜の準備できちんと使い切れるよう工夫しようと思います。
こちらは2週間前に準備をしておいたエダマメの畝にいよいよ夏採り予定の種蒔きをしているところ。
枝豆は収穫時期を迎えると本当に美味しい状態で収穫できる日数が2、3日と言われており、それを過ぎると大豆に近づいてしまうため、畝全体に一気に種を蒔くのではなく収穫時(食べる時期)の時間差を念頭において一つの畝の中でも早蒔きと遅蒔きで2回に分けて種蒔きを行います。枝豆って種を蒔いてから収穫までが比較的正確に成長すると言われているのでこうした時間差蒔きが有効と言われています。
我が家の場合種を蒔いたのは北側の1列(5株分)と、真ん中の列(3株分)。本来は北側と南側で1列ずつ(合計10株)の予定だったのですが、2列の株間に欲張りな3株分の穴を追加して1畝13株を育てる予定です。
品種は東京の農園でも育てたことのある陽恵。1穴3粒蒔きで発芽後に間引き予定。上手くいけば7月中旬収穫予定。
エダマメの畝にはビニールトンネルを被せました。この時期はまだ気温が低いため安定した温度確保の目的とカラスなどの鳥から種を狙われないよう鳥よけの意味合いがあります。
東京の農園ではこうしたビニールトンネルに園主が準備してくれていたユーラックなる資材を使っていたのですが、いざ個人でそれを購入しようと思うと100メートル単位でしか販売されておらず値段もかなり高いので、我が家ではユーラックで採用されているのと同じPOフィルム製トンネルを10m購入しておきました。
こうしたトンネル用の素材って、農ビ(農業用塩化ビニールフィルム)、農PO(農業用ポリオレフィン系特殊フィルム)、農ポリ(農業用ポリエチレンフィルム)と主に3種類あってどれも一長一短あるらしいので購入時に悩むのですが、私は単に耐久性が高そうだとの理由で農PO(農業用ポリオレフィン系特殊フィルム)素材に決めました。通気孔は2つ穴タイプ。
上の写真で手前に写っている白い不織布のエリアが先日定植したジャガイモエリア、その右横が今回準備したナス・シシトウエリア。
こちらは数週間前に購入しておいたサトイモの種芋。品種は土垂(どだれ)。
ジャガイモの時に学びましたが、こうした芋類の定植には種芋の芽出しを予めやっておくと定植後も安定して土から顔を出すと言われており、今回の里芋は確か3週間くらい前に購入しておきその後は自宅の出窓の暖かな環境に起き種芋から芽が出てくるのを毎日観察しながら待ちました。
上の写真の真ん中2つの種芋は定植直前のもので僅かに緑の芽が出てきているのが分かります。気持ち的にはもう少し勢いよく出てきてから植えたいところですが、サトイモの芽はあまり伸びてきてから植えると折れやすいと言いますし、大事なのは休眠から芋が目覚めている事だろうと勝手に解釈し、そういう意味で僅かに動き始めたばかりの今回の種芋は定植に最適な状態!と判断し植えることとしました。
こちらも2週間前に準備を終えているサトイモとラッカセイの定植エリア。
穴なしマルチが敷いてあるので実際に種芋を植える場所に自ら穴を空けます。マルチに穴を開ける道具も園芸店やホームセンターで入手できますが、家庭菜園の場合こうした道具一つ一つ揃えなければならないので案外出費が嵩みます。一通りの道具を揃える最初の1年目は正直野菜は買った方が安いでしょうね。2年目以降は一気に巻き返すと思いますが。
ただこうした菜園は損得勘定ではなく楽しむことが目的ですから、道具の購入はキャンプ用品を買うのと同等なのです。
マルチに開けた2箇所の穴にそれぞれサトイモの種芋を植えます。サトイモって一回作ればその年収穫した芋をまた来年の種芋として使えると言われていますから、上手くすれば今年購入したこの種芋が一生分の芋に化けるのかも?
そんな事を考えながらこの上に5cmほどの土を被せて無事発芽する事を祈りました。
サトイモはある程度葉っぱが育ってから夏場の水やりが収穫量を大きく左右すると言われています。元々水を好む植物であり、どちらかというと乾燥した土壌より湿った土壌を好むと言われていますから、夏場の水やりはその環境を人工的に作り出すために人の手で水を与え続けるというわけですね。
その点我が家の畑の現状は上の写真にある通り土を丸めると完全に泥団子が出来る保水性に優れた土ですからサトイモには向いているのではないか?と考えています。
まあよく言えばそうなのですが、本音は畑に適さない粘土質の土でして、ちょっと雨が降れば地中はネチャネチャの重たい泥になりますし、それが乾けば今度は手では崩せないようなカチカチの土器のようになってしまいます。そのため田んぼみたいな土を好むサトイモやナスには好都合かもしれませんが、その他の作物には過酷な環境のはず。この土壌が畑に適した土になるまでには最低でも3年くらいはかかりそうな気がしています。
その間指をくわえて待っていてもつまらないので、2025年は一通りの作物を育ててみてこの土壌に適した作物とそうでない作物を見定める実験期間でもあります。
2m×5mの小さな菜園エリアに予定通り4つの畝とマルチ張りが終わったところ。
一番奥のトンネルが早蒔きを終えたエダマメ、奥から2列目が定植を終えたジャガイモとこの日準備を終えたナス・シシトウ、一番手前がサトイモと1ヶ月後に種まき予定の落花生。手前から2番目の畝が再来週(4月中旬)種蒔きを予定しているトウモロコシ。
先ほども書きましたが我が家の畑は粘土質の土のため深層はネチャネチャの重たい土ですが表層は乾燥が早くダマのままカチカチになってしまうので、水加減にシビアな、種まき、発芽、本葉が出るくらいまでの期間が一番の山だと思っています。週末にしか訪れないセカンドハウスの菜園だけに留守の期間中の成長が心配です。












