カメラと靴はよく似ているという写真家さんの話は私ももっともだと思います。
持つことに喜びを感じ、お気に入りのモデルならそれだけで出かけたくなるし、購入してしばらくは汚れないよう大切に扱う。しかし、購入当初は見た目がカッコイイとか色合いが好きだとか思っていたはずなのにしばらく使ううちにそれにも慣れてきて、むしろ使いにくさや履きにくさの方が気になってくる。
使い古すくらい長く付き合ってみないと自分に合っているのかどうか判らない点などそっくり。
カメラを買いに行くときにはそのモデルの隅々まですでに把握していて、あとは店頭で手に取ってみて「今日から自分のものになる」とその瞬間を楽しむばかり。しかし長期的に自分の写真スタイルで撮り続けてみると、フォーカスリングはもう少しねっとり回ってくれた方が調整しやすいな!とか、グリップはもう少し小さい方が持ち歩きが楽なのにとか、バッテリーの消費が多いから予備電池が必要だなとか。それらは購入時にちょっと持ってみたくらいでは気づかない。
靴とてそれは共通していて、購入時に出来る事といえば自分のライフスタイルに合っているかどうか、自分の好みに合っているかどうか、すでに持っている靴やズボンを思い浮かべながら鏡で照らし合わせてみるくらいで、自分の足の大きさや形状に合っているかどうかなどその場で試し履きをしたところで「大体良い気がする...」程度のもの。履き心地や1日履き続けた時の疲れ具合まで含めて判断が出来るのは、やはり足に馴染むくらい柔らかくなってから。
私は靴を購入する頻度はそう多くないのですが、一度購入し「これはいいぞ」と思えた靴はモデルが無くなる前にもう一足購入しますし、自ずと毎日同じ靴を履いてしまいます。
※ 本日の画像はAdobe Fireflyにて生成されています。

