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(420) 教わるより考える    2004/08/10

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たまにはカメラの掃除でもしてみる。

バックには相変わらず数本のフィルムが入れっぱなしになっており、レンズフィルターは前回撮影時のままだったりする。こんなイージー管理法がいつでもどこでも ”何か撮れる” という私なりの撮影に対する配慮...。

先日、数学者ピーターフランクルは興味深いことを口にしていた。日本の学校教師が発した 「子供達の発想を豊かにするには?」 との問いに、「日本の子供達の発想は乏しいのではない、ただ各々が持つ個性を殺さないよう教育を進めさえすれば、すばらしい飛躍が望めるだろう」。

確かにそうだと思った。文系が嫌いという理由だけで理数系を主張する私に、数学者が語る小難しい理論は理解の範疇を超えるものだが、ファインダーを覗く経験とその言葉の意味を上手く対比して考えてみれば、コツや法則、概念や手段など、あらかじめ準備できる建前など無いほうが思い切り良く本当にやりたいことが出来たりするものだ。

しかし、わかってはいても、この暑さではじっくり外を歩くことも出来ない...


(419) そこまで馬鹿ではありませぬ    2004/08/09

「私のパソコンに件名も本文も書いていないメールが来たのでとりあえず返信してみました。私は女性で渡辺と申します。間違いだったらごめんなさい」

無条件にして突然届くこんなメール。世知辛い情報化社会ではそんなこともあるものだと、送信した記憶のないメールとはいえ自らのアドレスで迷惑を掛けた事へのお詫びと親切心で 「ご迷惑おかけしました」 との返信をすれば、女子高生を名乗る彼女から続けざまに届く魅惑のメール。

「このメルアドが男の人だとわかって、ちょっとオロオロしちゃいました。実は、私の周りって女の子ばかりだから、男性からメールをもらったことないんです。」

う〜む、こいつはなんだかおかしいぞ?と思わせたのは今時の女子高生にして丁寧な文面。そして送信者にYAHOOアドレスの使用。言わばこれはプリペイド携帯同様、姿を晦ますには最適の手段。ネットにてアドレス検索を掛けてみればヒット無し。では送られてきた文面の一部にて検索...。予感は的中!!。あるわあるわ同様の被害報告。しかし、ウイルス添付や、おかしな販売目的ではないようで、自然な流れで誘う ”出会い系サイト” への入会。

「あなたさえよければすぐにでも会いに行きたいんです。もし私のために時間を作っていただけるのであれば、住んでいるところまで行って、会えるまで待っていても全然構いません。」

ネット上で紹介されている通りの文面。そうと分かれば後は楽しむのだ。次なる受信予定メール?の内容は既に把握済みだからして、その内容に適さない文章にてメール送信!さぁどうなる?と、間髪入れずに返ってくる文面に目を通せば、それなりに ”補正” された内容はつじつまが合わせてある。ほほぅ〜。どうやら生身の人間が咬んでいるのだな。ご苦労なことだ。

相手は私を上手く騙しているつもりかもしれんが、こちらも相手を騙しているとは思うまい。さあいつ終わらせるべきか。世の男性諸君、お気をつけください。


(418) enjoy summer '04    2004/08/08

6月の夏至を過ぎ昼間の時間は徐々に短くなるにもかかわらず、気温は8月に向けて上昇し続ける事に少々の疑問があったものだが、最長日照時間となる夏至以降も比較的長い日照時間が続くことで、”温まりにくく冷えにくい大気との関係からなる結果” ということが最近ようやく理解できてきた。

”日照時間=気温” なんて単純な公式は成り立たず、そこには空気が持つ温度キャパが関係するのですな。

さて、暑いから汗をかくのは当然としても、プラス、辛いものを食べたりすれば食後のシャワーとバスタオルを必要とさせる。だから私はあまり辛いものは食べないのだが、やはり必要なときに汗をかく事は思っている以上に重要な事かもしれないと最近思う。新陳代謝が良い(悪い)とかいう難しい話は到底私には理解不能であるのだが、運動不足も伴って明らかに体力が落ちている日常を振り返ればエアコンの空気よりも外の空気を取り入れるべし...なんて考える。

その際はアースノーマットの併用をお勧めします。


(417) 憧れた車    2004/08/07

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私がまだロードスターをノーマルで乗っていた頃、憧れていた車。

GT選手権出場の実績を持つロータリーロードスターと筑波サーキットでランデブー走行、メインストレートセンター位置に一時停止、そこから全開で1コーナーへ飛び込み白煙を上げながらのフルブレーキングは我々観客の度肝を抜いたものだ。あまりの衝撃に写真の1枚も残っていない...

それから間もなく行われた福島県エビスサーキットでのマシン同乗走行。集合時間にたっぷりと余裕を持って私はテントの前に先頭で並んだのを覚えている。プロドライバーの助手席で憧れの車に乗れる。そのためなら東京から片道8時間掛けての下道など苦ではなく、むしろテンションは高かった。実際に走行が始まれば予想通りのパフォーマンス。ただ、ハンドルを握る人より助手席の方が遥かに怖いことを知った瞬間でもあった。数日後、手元に届いたのはその様子を収めた2枚の写真。他のショップに見ないそんな細かな心遣いに痛く感動したものだ。

後にこれがスーパーチャージドロードスター製作への入り口となった事は言うまでも無い。


(416) 本場に見るSMART    2004/08/06

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イタリア帰りの友人から送られてきた写真。SMARTを見かける頻度は日本の比ではないという。

「そうだろ〜。向こうでは流行ってるんだよ〜」 と、咄嗟に言葉は返したものの、実はそれだけの理由ではない。ヨーロッパではSMARTに限り駐車料金が割引になったり、SMART専用駐車場が用意されていたりすると聞くから、日本で言うところの軽登録よりよほど経済的であり、小さいことが実用的なのだ。

”いい車は売れる” の法則は、MAZDA ROADSTER のギネス更新からしても良くわかるでしょ。


※ 画像提供 ishii さん


(415) 日頃のツケ    2004/08/05

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デジカメスタイルも少しずつ ”さま” になってくれば、次なる問題はパソコンの 「はーどでぃすく」 整理なのだ。

撮り溜めた数千枚もの PHOTOファイル、そのままの形でパソコン内部にストック。そこにテストがてらキャプチャーした動画ファイルなんぞが紛れ込めば、ノートパソコン ”60GBぽっち”の ディスクなどすぐにいっぱいになる。それでも、ものぐさな私のことだから容量ギリギリまで見て見ぬふりだったのだが、いささか最近のPCの苦しそうな動作を見れば流石に何とかしなければと思ったわけだ。

どうせ手を加えるのなら今まで以上の環境を望むのが人間の性。同じ容量のディスクを購入、しかし今までの4200rpmなんて ”とろい” 動作ではないのだ。2.5インチHDとしては現状世界最速7200rpmだもんねー。2つ合わせて容量2倍って魂胆なのだ。

作業開始からすでに10時間が経過.....。思わぬトラブルが続出。今日も寝る時間がない。


(414) 乾いた空気    2004/08/04

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さて、世間様は夏休み真っ只中とあって何処に行くにも渋滞なのだ。買い物一つも一苦労。

夏と言えば海...? いやいや段々と歳を重ねるにつれ海よりも山が気持ちよく感じるものだ。海に面していない長野育ちという単純なる理由あっての事かもしれないが、私は高原と名の付くところが好きだねぇ〜。

肌寒いくらいの気温に乾いた空気。直射日光があたれば丁度良き心地よさ。何をするでも無くのんびりと時間を送るなんてのは最高の贅沢なのだ。

今はじっと湿っぽい部屋の中にいて、写真だけ眺める...


(413) 鮮明によみがえる    2004/08/03

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細々とした小物をネットオークションに出品するべく押入れをあさってみる。既にいらなくなった携帯電話の空箱や車のパーツなど、商品にすらならないガラクタの中に何本かのカセットテープが出てきた。忘れるはずの無い見覚えのあるラベル、振り返れば15年も昔の事になる。当時初恋の相手となった彼女に貰った空のカセットテープ。気の利いた曲でも入れれば良いものを、私はその中に修学旅行で訪れた奈良 薬師寺 のお坊さんの話を録音していた。この日記コーナー diary011 お坊さんより で紹介した内容は正にそのものであり、捨てるはずの無いテープを血眼になって探したのもまた事実である。

発見された事に喜びを隠せないまま冷静にして思えば、我が家にはもはやカセットテープを聴くすべが何一つ無い事に気付いた。日記を書こうとPCを開けば目に入るはSMARTの写真。時代の流れに反したカーオーディオに助けられた。深夜の駐車場で初めて使用するSMARTのカセットステレオ。聴こえてきたのは記憶より僅かに鮮明な当時の音。映像がない分、想像という記憶より遥かに大きな力が働けば、それが15年後の現在である近代的イルミネーションに囲まれた愛車の中とは信じられない気持ちになった。

私の記憶から消えることの無い彼女と、消えることの無い お坊さんの会話。共に私という人間を成長させるのに大きな力となり、これからも支えとなろう。最近のドラマに同じようなシチュエーションを見て、相乗的刺激が新たな記憶を刻む。


(412) 手段を考えるべし    2004/08/02

夕食後、”消化・吸収作用” と引き換えに脳の活動は休止。きもちよ〜く転寝を始めれば1本の電話。

「あ、○○様のお宅でよろしいでしょうか?ご主人様でいらっしゃいますか?・・・あの〜私○○会社の○○と申しますが、あ、お忙しいところ申し訳ございません。この度お近くの○○地区に新しい墓地が完成しまして・・・ちょっとお時間1,2分よろしいでしょうか?」

そこまでをぎこちない口調で話された時点ですでに1,2分は経過しているものだが、更なる続きを聞かされるのはまっぴらなのだ。この手の電話は地域に関わらず良くある光景。以前に1度逆にこちらから質問した事がある。「電話帳を端からあたっているのですか?」 答えは 「はい。」

ご苦労な事である。突然の電話で迷惑がる人が多い中、墓地やマンションがそうそう売れるとは思えない。ガンバレアルバイト君。


(411) 意気投合の時    2004/08/01

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”車道楽をエンジョイ!”  出来るシーズンを考えると、クロカン4駆などを覗けばやはり雪解け後からがメインとなろう。今の季節、少々の暑さは伴うが正にシーズン真っ只中となるだけに、各地でのモータースポーツイベントやミーティング、専門ショップに至ってはデモカーの展示などにも力が入る。

よ〜く考えてみると、その多くはスポーツカーが中心となり、時にはRX-7とロードスター合同なんて形もあったりして、日頃気にしていてもマジマジと見ることの無い車種を並べ、互い同士の交流を深める とても貴重にして楽しい一時。チューンドロードスターを見かけるとそんな事ばかり思い出す。

SMART という車に関して各地で開かれるミーティングの類は毎月のように有るが、他車合同というのはあまり聞いた事が無い。勿論偶然にして隣り合わせとなったミーティング同士がそれらしく見えることはあるようだが。

どうだろう。小さい事をパフォーマンスとした”SMART &TWIN 合同ミーティング” なんてのは。


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