Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

明日は我が身と捉え、自宅周辺の消火栓を確認した

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All Photo by inos

昨夜は何かと考え事が多く一睡もできなくて、いつもの土曜日なら早朝4時くらいに起床して山梨に向かうところ、どうせ眠れないのならすぐに出発しよう!という判断で3時半くらいには朝食を済ませ寝ずにセカンドハウスへ。

朝から晩まで1日中畑作業をしてへとへとになった夕暮れ時に晩御飯のお買い物をしようといつもは行かないようなスーパーまでドライブがてら行ってみました。空には一番星が輝き始めたくらいの時間帯だったでしょうか。

無事に買い物を済ませ自宅へ帰る途中、ちょっとした高台の道をジムニーで走っていたら一瞬ですが何やら大きな炎が坂の下の方に見えました。その近くには神社があったハズなので何かお祭り事で焚き火でもやっているのか?とも思いましが、それにしては少々方向がずれており集落の一角が赤く照らされているように見えました。まさか火事か?

ジムニーで近づいてみると明らかに住宅地から炎が上がっています。そしてその横を消防のホースを持ったおじさんが2人走っておりました。しかし消防車は1台もいません。まさに今が出火直後でまだ誰も消化活動に当たっていない状態! さあどうする?

東京在住でこの土地の事を殆ど知らない通行人の我々に何か出来るとも思えませんでしたが、大きな炎相手にに2人だけの消火活動ではどうにもならないだろうと、我々もその場に車を停めお手伝いをすることにしました。

近づいてみれば先ほど見たホースを持ったおじさんは氷点下だというのに全身ずぶ濡れになって必死の消火準備で慌てています。どうやら近くの消火栓にホースを繋ごうにも消火栓側とホース側のジョイントの形状が合わないらしく接続できないというのです。おそらくですが火事場の馬鹿力というやつで、繋がらないホース同士を人の手で押さえつけて強引に水を出したのでしょう。消火栓から水が勢いよく噴出しておじさんはびしょ濡れ状態。

目の前には何本ものホースがありました。しかし皆がパニックになっているため冷静な判断ができず「繋がらないどうなってるんだ!」と勢いを増す炎を前に絶望すら感じ始めていたところ。素人の我々に一体何ができるでしょう?

ホースの規格なんて知りませんし、ホースがどこに設置されていたのかさえわかりません。勿論消火栓の操作も。でも消火栓のジョイント部とホースのジョイント部の形状が合わないのなら合うものを探すくらいの手助けは出来ます。それらしきジョイントを見つけこれでどうだ!とばかりに手渡してみると、ドンピシャではないまでも強引に差し込めば途中まではハマる、中途半端ですがかろうじて放水できるくらいの水は送れました!

これでなんとかなる!と思ったのも束の間。今度はホースが短くて火災現場まで届かない...。しかし諦めるにはまだ早いです。それなら先ほど見た何に使うのかわからない何本かのホースを繋げば良いじゃないか!ということで、消火栓には接続できなかったジョイントもホースの延長には問題なく使用できることを確認し、立ち上る炎目掛けていざ放水!!(放水したのは私ではないですが)

ところが今度はホースの先につける水鉄砲みたいなヤツがない。もうわかりませんよそんな専門的なものがどこで手に入るのかなんて! 水鉄砲はありませんがホースからジャージャーと放出される水だけでもご家庭の水道とは比にならないくらいの流量ですからそれでも火は少しずつ小さくなりました。

消火時間は10分くらいだったでしょうか、我々素人(現地の人は多分消防団の人もいたと思います)だけでなんとか鎮火させる事ができました。まあ我々に出来たのはホースジョイント探しと、消火栓からジョイントが外れぬよう押さえつけている事だけでしたが...。鎮火した頃にようやく大層な消防車が何台も到着。「落ち着いてください」と言われましたが、もう鎮火したから皆落ち着いたわい!と心の中でささやきました。

一時はどうなることかと思うくらい巨大な炎にまで広がっていた火事の原因は近くのドラム缶焼却からの飛び火だったそう。乾燥と強風が続く季節ですから少しの油断が大きな火事に発展してしまうという危険性を目の当たりにしました。

鎮火したことを見届けたところで通りすがりの我々はその場を後にしました。住民やご近所の方からは心からの言葉で感謝を伝えられました。こういう時は猫の手でも少しは役に立つものですね。

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