近年のテレビは、Android OSベースで動いているものも多く、テレビというよりは大きなスマートフォンのようにアプリインストールで幅広い使い方ができるのが特徴です。我が家のテレビもまたそれなわけで。
最近じゃ地上波テレビ放送の他、BS、CS放送は勿論、YouTubeにAmazon PrimeにHuluにFOD、スマホの画面クローンによる写真鑑賞など、大きな表示デバイスとしての位置付けで大活躍しています。
ただそんなふうにマルチ表示デバイスとして使うほど動画を表示させた時に気になるのは音量のばらつき。地上波放送からYouTubeに切り替えた時や、Amazon Musicから地上波放送に切り替えた時など、その落差にびっくりするのです。
いえ、私も放送機器を扱う身ですしその昔はそうしたコンテンツを制作する仕事をしていたのでその理由は十分理解しています。テレビ放送は従来の放送規格に忠実に作られるため音圧レベルの基準が現代のネット配信系チャンネルとは異なるのです。信号基準的には20dB、実行値では10dBほどテレビ放送の方が低く制作されるのが一般的です。
一方でYouTubeやネット配信系はフルスケール、フルビットで制作されるため、デジタルデータとして破綻しない限界まで大きな音量で作られるのが常。それらを同じテレビでパッパと切り替えればその音量さに驚くのはなんら不思議では無いということです。
まあ最近のテレビはテレビ本体にそうした音量差を自動的に調整してくれる機能が搭載されているので、数値ほどの差は感じないものの、とはいえリモコンの音量ボタンを全く触らずに全てのコンテンツをバランスよく見れるほど柔軟ではありませんね。
時代を考えれば、テレビ業界の音圧基準はそろそろフルビットで作ってしまっても良いのではないかな?そんな事を思いますね。今の基準レベルはデジタル放送が始まる前のアナログ放送時代からの互換性を重視して決められたものですから...。

