Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

お盆休みの工作はテーブルのリビルド

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All Photo by inos

小学生が夏休みの宿題として工作をするように、私もこのお盆休みは山梨のセカンドハウスで使うテーブルのリビルド作業を行なっておりました。

前オーナーより譲り受けたテーブル。廃棄される直前のものを頂いたのでそれなりに傷んでいるのは遠目にも明らか。

この感じですとどうでしょう? 20年以上は使っていたんじゃないかと想像できますね。特に天板はご覧の通り傷があるだけでなく表面塗装が減ってしまっていますから所々下地が出てきてしまっています。補修方法としては上から色を塗るか、逆に塗装を削り落としてしまうかの二者択一。

個人的にはかねてより「深い傷は消えなくともこの塗装面を削り落とし木本来の色で仕上げたらフローリングの床との調和も良さそうだな」と思っていたため、今回は表面を綺麗に研磨しオイル(と言っても私は油性オイルを使用)仕上げにする算段。

とはいえ、テーブルトップのみを削るか裏面を含め全てのパーツに対し同様の研磨を行うかは悩ましいところ。

著しく傷みが見て取れるのはテーブルトップのみですからそれ以外は現状維持とし、天板のみ明るめの木目で仕上げ、ボトムはダークブラウンを活かした2トーン仕上げとするのが一番簡単。しかしそのコントラストが我が家のリビングにマッチするかは微妙なところ。

結論、今回は全ての塗装を剥離し素材のカラーで仕上げることにしました。

となると、作業上一番面倒に思われるのは上の写真の足の部分。全てのパーツはできるだけバラした状態で個別に研磨しますが、この足の部分は接着により組み上げられておりこれ以上バラすことができません。

塗装面は天板のように平面であればダブルアクションサンダーで削り落とすのは難しくありませんが、この足のように棒状のものと板状のものが組み合わさっていたり、そこに穴が開けられていてサンダーが入らないような内側に関しては手作業で削らなければなりません。これは時間がかかりそうです。

研磨時は大量の木材粉塵が出るため基本的に屋外作業。真夏の炎天下では人間がまいってしまいますから曇天や早朝夕方を作業時間として割り当てました。作業ベンチが無かったのでダンボールをひっくり返して代用。結局これくらいのほうが余計なところに気を使わず作業だけに集中できるから私はやり易いと思っています。

まずは天板表面をざっと研磨。先日この作業に向けてダブルアクションサンダーをプチ改造していたので研磨力はかなり上がっており比較的簡単に下地を出すことが出来ました。

塗膜は結構分厚くて120番のサンドペーパーで一気に削るのが楽でしたが、ペーパーの在庫が1枚しかなく、途中からは240番で根気よく研磨。最終的には400番で仕上げました。

こうして削って見えてきた下地の素材は木目の感じからしておそらくオークですね。

ただここで誤算だったのはこのオーク材は0.5mmほどの化粧板で、天板本体は集成材でした。てっきり無垢材が使われているのかと思っていたので遠慮なくどんどん削ったところ、削りすぎた箇所は化粧板が薄くなりすぎて下の集成材が透けて見えるほどになってしまいました。

この時に初めて、最初は練習がてら天板の裏面から削ってみればよかった!と後悔しましたね。まあでもこれをリビルドして販売するわけではないので自分で使うだけですから良しとしましょう。

全てのパーツを削るのに2日間を要しました。実際は1日目の夕方と、2日目の朝ですから、時間にしたら数時間くらいのものです。

上の写真は削り終えた全てのパーツを並べたところ。写真を撮るタイミングを間違えて天板のみ既にオイルを1回塗ってしまっている関係で色が若干黄色っぽく見えています。

ちょっと面倒だった足のパーツもご覧の通り。平面や棒状の部分は手作業を減らすため可能な限りダブルアクションサンダーを使いましたが、どうしても機械では削れない部分は手作業で削っています。

ネジ穴の中は、どうせネジを入れれば見えなくなる部分なので完全には削っていません。ちゃんとやるならネジ穴より一回り細い棒にサンドペーパーを巻き付けてドリルで軽くざぐれば簡単に綺麗にできるとは思います。今回は気温が気温だったので、暑さに弱い私はかなり大雑把な仕上げ。見えなくなるならこれで良し!

全てのパーツ研磨が終わった後は、それぞれ組み上げる前にオイル(ラッカー系の油性木彫オイル)を3度塗りしています。

気温が高くシンナーが揮発しやすく伸びが悪いので、ラッカー薄め液で希釈したシャバシャバのオイルを最初は多めに塗り1日乾燥。翌日240番のサンドペーパーで全体を研磨し面を出し再びオイル塗装。

翌日は自身のスケジュールの関係で乾燥時間短めの12時間で再び240番で研磨。やはり12時間乾燥だと少々短すぎて研磨が美しく仕上がりませんね。木彫オイルは最低でも24時間は乾燥させたほうが研磨はし易いです。

とはいえ、更なる上塗りが予定されていましたから多少の研磨失敗はいくらでもリカバリーできます。そこからまた上塗りを行い完全乾燥。全てのパーツを元通り組み上げれば明るめカラーに生まれ変わったテーブルの出来上がり。

今回は表面を部分的に削りすぎたこともあり私的に採点すると40点といったところですが、まあリビルドですから新品ではない点を加味すれば、最初のダークブラウン塗装がハゲハゲだった時よりはだいぶ見た目も良くなったんじゃないでしょうか?

本気で綺麗に仕上げるならオイルもあと3回くらい塗り重ねるのですが、今回は表面を鏡面研磨する狙いではありませんし、あまりツルツルピカピカっていうのも違和感ありますからこれくらいがちょうど良い塩梅ですね。オイルを塗った1番の目的は、濡れたコップなどを直接置いても水分が浸透してシミが残らないようにする事ですからね。

化粧板を削りすぎてしまった角っこ。サンダーの回転数が高すぎて回転面を当てた瞬間に化粧板が削れすぎて無くなってしまった...。これもまあリビルドっぽくて良い!という事にしておきましょう。

どうしても気になるようなら今後0.5mm程度の新品化粧板を購入し天板にプレスして張り合わせ、形を合わせて削ってからオイルを塗り直せばそれこそ新品のようにも出来ると思います。ただこのテーブルにそこまで手間を掛けるか? というだけでして。

今回は部屋の色とマッチしそうな明るいテーブルに仕上がったのでお盆休みの工作としてはギリギリ合格ですかね?

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