Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

AIによる音源分離はここまできた

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2024年のApp Store Awards ベストiPadアプリは ”Moises” に決定したとApp Storeで公開されていました。

MoisesとはミュージシャンのためのAIを使ったオーディオセパレーションアプリ。手元にある音楽データをアップロードするとAIの力を借りて音源分離が行われ、ドラム、ベース、キーボード、ギター、ボーカルなどへトラックを分けてくれ、分離後の音源のミックス具合は自ら好きに変更が出来るもの。

例えばギターの練習をする際に、市販の楽曲からギタートラックのみをミュートさせ、それに自らが演奏するギター音源をミックスしたり出来るわけです。これまでも似たような技術というのは世の中にあり、分かりやすいところではボーカルのみミュートしカラオケ音源を作る!なんてのはよくあったもので...。

しかしこのMoisesはこれまでの技術とは比にならないくらい高精度に音源分離が出来るのが特徴。ボーカルのみ分離してオケをミュートすれば完全なるアカペラが出来上がりますし、ドラムとベースのみソロにすればリズム音源の出来上がり。その分離クオリティが凄まじいのです。ほぼ不自然さがないという。

分離は合計何トラックに分けるかを選択でき、細かなところではドラムだけでもキック、スネア、タム、ハイハット、シンバル、その他という具合に、完全なるチャンネルセパレーションが実現します。実際に何曲かでこの技術を試してみましたが、もうこれはマルチトラック録音の音源そのもの!と言った感じ。もちろん苦手な音源もあるにはありますが、たいていの楽曲はスムーズに分離できるはずです。

しかもこのアプリ、音源分離だけでなくミュージシャンを支援する機能がいくつも含まれており、スマートメトロノーム、スピードチェンジャー、ピッチチェンジャー、コード検出、ロスレスWAVエクスポートまで痒い所に手が届くとはこの事だなと。

もし自分がお気に入りの曲のギターをカバーしたいと思ったら、楽曲データをアップロードする、トラックが分離される、ギターのみミュートする、コード検出によりギターのコードを知る、ピッチチェンジが必要なら変更すればコードも自動で変更される、オケに合わせて自らギターを弾き録音する、ミックスダウンする、マスタリング後の音源をダウンロードする。こんなふうに一連の練習と録音が最も簡単に実現するわけです。

また、使い方によってはモノラル音源を一旦アップロードして音源分離し、分離後の個々のトラックにパンを設定してステレオ化もできそうですね。

App Store Awardなるほど!という感じです。

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