Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

北八ヶ岳を堪能する(1)

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All Photo by inos

いつか八ヶ岳が見える場所に住みたい...そう考え運良く行動に移せ今の山梨県は北杜市に新居を構えたわけだけれど、いざ生活を始めてみると自然多き恵まれた環境ゆえ自宅周りの手入れをはじめ、雑草対策、動物対策、ご近所付き合い等、週末移住の限られた時間で出来る事には限界があり、なかなか近所を散歩するところまでの余裕が作れずにおりました。

とはいえ昨年の今頃はまさに引っ越しでバタバタしており、洗濯機もない状態で衣類はバスルームで手洗いしていたところ、1年が経過すればそれくらいはなんとか人並みに暮らせるようになったため余裕のできた時間にはお出かけする希望も叶い始めました。

というわけで、眺めるのが好きだった八ヶ岳にハイキングに出かけました。世間的にはハイキング、体力の無い我々にとっては登山。先週末の出来事です。

向かった先は北八ヶ岳にある白駒の池。駐車場からは木道が続いており歩きやすいとの情報は得ており、早めの時間帯を狙いさえすれば最寄りの駐車場も利用可とのこと。実際現地に到着したのが7時半頃。それでも3連休の中日とあって既に駐車場には満車の看板。私の前を走る車はシャトルバス前提の遠くの駐車場を案内されており、我々も覚悟を決めたところ意外にも「軽1台入れるよ」との声が。軽自動車専用スペースが1台分だけ空いておりそこへスッと駐車。こんな時は軽自動車バンザイなのです。

この日の目標は駐車場から約700m先にある白駒の池を周遊することと、そこから標高差200メートルほどのところにある高見石小屋に辿り着くこと。トータル5.5km程度ですから我々でもなんとか成し遂げられそうなプラン。

遊歩道を歩き進めるとたちまち周囲は非現実的な世界観に包まれます。もののけの森と言われるだけあり苔むした原生林は見事の一言。

森が極めて深いので木漏れ日の入り方がまばらで周囲が少し暗いぶん光が射した場所だけがコントラスト高く浮かび上がりキラキラしています。あちこちに点在する説明書きによればこれらの多くはスギゴケだそうで、確かに人工的なテラリウムでよくみるあのスギゴケと見た目は一致。

不思議なのはこれだけ苔が生えているのにジメジメと湿った空気ではなくむしろカラッとしていて気持ちが良いのです。気温も25℃に届かず、暑がりの私が長袖で歩いたくらいですから猛暑が報道される都会とは別次元の快適さ。

木道を歩いている限り遭難の恐れは少なそうです。駐車場に停められた車の数ほどの登山客の多さは感じなかったのは、おそらくこの周辺は登山ルートがいくつも存在するため皆それぞれに散っていたのでしょう。

昨今のクマ出没騒動が頭を過りましたがこんな時に限ってクマ鈴を東京に忘れてきてしまい無音ハイク。時々手を叩きながら歩きました。

季節を間違えたのか既に紅葉している木の葉が所々にありました。ちょうど日が射すと蛍光オレンジのように明るく浮かび上がって背景の緑と切り離された感じがこれまた美しく。

こうして見ると生え揃った木々が全て同じくらいの背丈だったり、右も左もゴツゴツした石に倒木、一面が苔で覆われている様子は、富士の樹海のそれに共通するものがあり、登山道が設置されていなかったら方向感覚がおかしくなりそうなくらい目印が何もありません。

こんなところで遭難したら高低差こそありませんが怖いですね。

白駒の池を周遊するコースを選んだ我々。周遊と聞いててっきり池を左右どちらかに眺めながらぐるっと廻れるものとばかり思っていましたが実際はそうではなく、池に沿って道がある区間はある程度限定的でした。

それもあって視界に真っ青な空が反射した池が飛び込んでくるとその美しさに思わず「お〜」と声が出るくらい。

コンピューターの壁紙だったか、何かのサンプルにこんなような景色を撮影した画像があったのが記憶のどこかで重なりました。

これ北海道です!と言ったら誰も疑わないような自然風景。なんと穏やかでなんと開放的。

貸ボートも確か30分1,000円くらいで利用できたはずです。こんなロケーションながら誰も乗っていなかったのが不思議ですが、まあ我々も乗りたいと思いつつ先を急いでいたので結局乗れずじまいでしたが...。きっと皆同様ですね。

水草がこうも綺麗に見えるのはやはり水そのものの透明度が高いからでしょう。山梨は水が綺麗な県として有名ですから。

この後はこの日第二の目的地である高見石小屋を目指します。高低差のある登山道はここから。

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