Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

早速山下清展を見に行った

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All Photo by inos

この週末から山梨美術館にて山下清展が開催されるというので開催初日の土曜日に早速足を運んでみました。雨天は自宅の庭の手入れも畑作業もできないため、我が家にとって雨天こそが急にやってきた休日みたいなものです。

山梨美術館に面した道路はこれまで何度か通ったことがありましたが入館は今回が初めて。敷地内は大変綺麗に整備されておりちょっとした公園のようになっていたりして大変気持ちの良い環境です。まあでもこの日は雨ですから道草はせず本命の建物へ直行。

山下清はドラマ ”裸の大将” の主人公にもなった放浪の天才画家。類稀な記憶力を持っていたらしく、一度見た景色を隅々まで記憶し、後にそれを絵画に仕上げていったとされています。多くは貼絵の作品ですが、水彩、油彩、ペン画、点描画、版画、など表現のための手段は問わなかったようで、この展示ではそのどれもを余すことなく見ることができます。

残念ながら作品の撮影は禁止されていましたのでここでそれらを掲載する事はできませんが、パンフレットにもなっている代表作 ”花火” の絵なら誰でも1度は見たことがあるのではないでしょうか? そうこれを書いた人が山下清さんです。ちなみにこの花火は長岡の花火大会を貼絵で表現した作品です。

私が生まれる前にすでにこの世を去っている画家さんですから、現代的とはかけ離れた手法で表現されているところが面白く、どの作品を見ても ”基礎” があって描かれたものではなく ”思うがままに描いている” ところに学ぶ点が多かったように思います。

点描と言っているのにアウトラインは線で描かれていますし、ペン画と水彩画はミックスで表現されていますし、一枚の絵の中で奥行きを表現する遠近感は手前は2D、遠景は3Dのように描かれていますし、とにかく上手く描くのではなく、表現したいものがあってそれを形にしているのです。それって手段や道具にあふれた現代に一番欠けているものじゃないかと...。

出口付近のこの場所だけが唯一写真撮影が許されたエリア。本人の作品は何一つ飾られていませんが雰囲気だけ残したい方はどうぞという感じで。

普段写真展ばかり足を運ぶ私ですがたまにはこうした絵画展も良いものです。絵画は写真ほど道具に頼れる芸術ではないだけに、作者の想いが一段と作品に現れそこに感じるものが多い気がします。

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