先日山梨から帰ってきてここのところご無沙汰だった東京の畑に様子を見に行ってきました。ご無沙汰といってもせいぜい1週間程度時間が開いてしまっただけなのですが、成長期の作物は1週間放っておいたら手遅れ!っていうこともありますから出来ればもっと短いスパンで手入れをした方が良いですね。
で、早速今日の1枚目の写真ですが、これがキャベツであることは殆どの人がわかると思いますが品種までは分からないはず。私だってこれを見ただけでは分かりません。でも苗を植えるときにはしっかり品種を理解して植えていますからこの場所で育っているものが何かは分かります。答えは新藍という品種です。
もう中央付近が結球してきているのが分かりますね。この調子でどんどん大きくなってくれればお店で売っているようなまん丸いキャベツに育つはずです。
いっぽうこちらのキャベツですが、同様のスケールで写真を撮っているにもかかわらず中央付近が結球していないのが明らかです。こちらのキャベツは1枚目の写真とは違いポイントワンという品種なので全く同じように結球するとは限りませんが、少なくとも新藍よりも早く大きく成長するはずなのにこの時期になっても結球していないのです。
実はこのポイントワンは苗を定植後数週間後に ”芯食い虫” に食べられまして、その名の通り作物の芯を食べてしまうのでキャベツで言うとそこが成長点、一番大事なところを若いうちに食べられたせいで成長が著しく低下し結球していないのではないかと思います。もしかするとまだ中心付近には虫が残っているのかも...。多分今年このキャベツは食べられないですね。
さて、キャベツの元気がないからと脱力している暇はありません。こちらは大根の畝。暖かい日が続いていたからかあっという間に大きくなった感があり、もう下の土が見えないくらいモサモサになっていますね。
大根と言っても、ここには青首大根4本、おふくろ大根2本、聖護院大根2本が育っており、種まきはマルチの1穴に3粒ずつ蒔いていますからトータルすると(4+2+2)×3で24本分の芽が出た計算で、そのうち角穴1本ずつは先日間引いていますので今は16本分がここまで成長していることになります。
流石にそろそろ各穴1本に減らしてあげないとこれから土の中で大根がどんどん太くなりますからね。
根本を見てみるとご覧の通り、確かに1つの穴から2本の大根が成長しているのが分かります。このうちの1本を現時点で抜き取ってしまうというわけですね。そうすることで一番元気の良い大根だけが畑でのびのび成長しますから収穫時期に向けて立派に大きくなってくれるというわけです。
抜き取ったのがこちら。左2本が聖護院、真ん中2本がおふくろ、右の2本が青首。聖護院大根って成長するとまんまるで巨大なカブみたいな形状になるのですが、こうしてみると現時点では一際細長い大根なんですね。逆におふくろ大根は結構長く大きく成長するのに現時点では一番短いです。もしかすると聖護院とおふくろがこの時点で逆に見えます。植える場所を間違えたかな?
こうして間引いた大根もしっかり調理して頂きます。大根の葉とじゃこをフライパンで炒めると美味しいふりかけが出来るんですよね。
こちらはブロッコリー、カリフラワー、カリフローレの畝。手前からカリフローレ、カリフラワー、ブロッコリーですが、この時点ではどれがどれだか見分けがつかないですね。いずれ大きくなってくると違いが出てきます。
それよりもここで注意すべきはそれぞれの苗がひょろっと土から伸びていること。このままだと悪天候時の強風で倒されてしまう可能性がありますから土寄せをします。
こちらが土寄せをした後。これくらい土に埋まっていれば多少の風では倒されることはありませんし、苗もまっすぐ上に成長していってくれますから管理が楽です。
こちらはオータムポエム、白カブ、赤カブ、タイニーシュシュ、ビーツの畝。これまたかなりモサモサに茂っております。
これまでも何度か間引いてきましたが、この畝は1穴につき5粒の種を蒔きましたから現時点でまだ1穴につき3本くらいの苗がおしくらまんじゅうをしています。流石に隣の苗の日当たりが悪くなってきていますからこの段階で1穴2本にまで減らします。数が多いので間引くのも大変。
もう赤カブがそれっぽい色になっていました。そのほかタイニーシュシュはサラダで食べられますし、オータムポエムは...。オータムポエムって今年初めて育てていますが一体どうやって食べるのが美味しいのでしょう? WEB検索に頼ることとします。
気になったのがこちら。夏野菜は虫との戦い!とは言いますが秋になっても条件は変わりませんね。これはミニ白菜の葉なのですが何やら虫に齧られて穴が空いています。この程度の穴は他の野菜でもよくあることですが、こういうのを見つけたときに重要なのはその周辺、特に葉の裏などをよく観察し犯人探しをすることです。目視で見つけたら指で摘んでやっつける! そうしないとこの被害はどんどん進みますからね。
よくある食害としてはイモムシのような蛾の幼虫が犯人だったりするのですが、今回は違いました。夏のキュウリに寄ってくるウリハムシの黒いやつみたいな、サイズ的には3mmほどの虫で見た目も気持ち悪い部類ではなく安心ではありますが、ただこの虫が白菜の周辺に数匹は確認できました。視界の中に数匹いれば見えないところにはその3倍くらいはいるでしょう。
このままどんどん食べられては敵いませんから、すかさず農薬散布を行いました。今回使ったのはダントツ水溶剤。
最近使用してきた他の農薬は散布後1日もすればその野菜は人間の口に入っても問題ないとされるものでしたが、今回のダントツは3日を要するのでちょっと強い薬なのかもしれません。農園の園主がこうしたものを準備してくれているので我々生徒はそれを撒くだけ。
薬が直接かかった虫は急に力尽きてポロッと土の上に落ちていきましたから即効性もあるのかもしれません。これで当面は白菜も安心でしょう。











