お隣の家の畑にこの時期になると謎のビニールトンネルが現れて、何やらいつも以上に慎重かつ丁寧に手入れをしている様子が伺え、先週くらいからその動きが慌ただしくなってきたと感じていました。
今日になってたまたま持ち主のおじさんが現れそのトンネルの中を少し見せてくれるというので、遠慮なく覗かせてもらうとなんとも美しい光景が広がっていました。目の前に迫った田植え用の苗を育てる苗代(なわしろ)。
苗代は、水田の一部や別の場所に作られる苗を育てるための専用の田んぼで、種もみをまいて苗がある程度まで育つまで管理されるのだそう。だから我が家の隣の畑がこの時期だけ田んぼの準備用エリアとして使われているわけです。
聞けばこうした苗代を自ら準備して1から苗を育てるというのは今の時代はかなり古典的になってきているそうで、近年こうした田植え用の苗はこの状態まで育ったものを農協で購入する人が多いようで、一番手がかかり失敗のリスクの多い種もみからスタートする人は減ったのだそうです。生産性!を考えたらなるほどと思います。
しかし自ら育てているからこそ見られるこの美しい苗の姿。葉先に見られる無数の水滴はこの苗がのびのび成長している証でしょう。
山梨でも標高600メートルほどのこの地域の田植えは例年5月中旬だそうです。それまでに代掻きが行われるハズでそろそろ全ての田んぼに入水が行われる頃かと。カエルが鳴き始めるのも間も無くですね。


