Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

プロ農家さんの心遣い、そして本気を見た

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All Photo by inos

「うちの大根掘りにきて・・・」と声をかけられたのは土曜日のこと。

大根掘りなら東京でも経験がありましたし、ちょうどこの文化の日にはご近所で大根堀り祭りが開催されて我々も参加しようとしていたところなので、お祭りではなくリアル農家さんの大根畑で収穫のお手伝いをするのも内容に大差はないと考え「是非とも!」と返事をしていました。

畑までは少し距離があったので車での移動が前提で「軽トラで来て」との事だったので農家さんの軽トラの後ろを追いかけるように我が家の軽トラで参加。

到着してみてびっくりしたのはその畑の広さ。一部収穫を終えているとはいえ見渡す限り大根が植えられた畑。そのうち半分は漬物用の品種(品種名は失念)、もう半分はお馴染みの青首大根。

1列で100本以上が植えられていて、それが20列以上ありますから単純計算で2,000本以上。これがプロの大根農家さんのスケールなのですね。

「好きなだけ抜いていって!」と言われましたが、我が家は二人暮らしなのでどう頑張っても5本程度が現実的な数字です。

プロの農家さんの話を聞く機会などそう多くはありませんから、ここではいろいろ教えていただきました。

この畑に到着して最初に気になったのは草がほとんど生えていない事。ふつう畑は栄養が豊富ですから草も成長しやすく、風に乗って種が飛んできてあちこちに雑草が広がるものですが、この畑にはそれがほとんど無いのです。答えは簡単で、草が生えたら抜く、それを繰り返しているからだと...。

いやそうは言っても人力で対応するには面積が広すぎると思うのですがそれをやっているのだと。三角ホーや草カキを使って日々継続的に。しかもその作業は主に87歳のおばあちゃんの仕事なんだとか。頭が下がります。

結局この場は農家さんのお手伝いというより、我々の収穫体験のようになってしまって、農家さんには返ってお手数をおかけしてしまった感じで帰宅しました。

「次からは必要な時に畑から勝手に抜いて持っていって!」と、大変有り難いお言葉を頂いたものの、いったいそんな日は来るのだろうか?と疑問に思うほどお土産を頂いて帰ってきました。

1回で頂いた大根はなんと20本。「軽トラで来て」と言われた意味はこういう事だったのか...と合点がいきました。二人暮らしで20本ですから一人10本食べればコンプリートとなりますが、どう調理を工夫しても1ヶ月や2ヶ月では難しいでしょう。

という事で、昨年同じお家のおばあちゃんに教わった長期保存方法を今年も使うことにしました。

庭にある造園用の余った砂山に穴を掘り、その中に土が付いたままの大根を入れ埋めてしまうのです。こうすることで真冬でも一定の温度が保たれ凍りつくことはありませんし、砂の中なので適度に水分が保たれ大根は生きたまま保存できるというわけです。

昨年の経験では11月に埋めた大根は年を越して2月になって掘り起こしても新鮮そのものでしたから、今年も欲しい時に欲しい分だけ掘り起こして食べていこうと思います。

ひとまずここに埋めなかった大根は2本ほど東京へ持ち帰って調理に使おうと準備していたら、今度は別のご近所さんがやってきて「大根食べて〜」と、更に大根を追加で頂きました。そういえば土曜日にもお隣のおばあちゃんから2本の大根を頂きまして、すでに冷蔵庫には4本の大根が入っており、もう一度砂山に穴を掘るのも大変なので、まずは急いで4本を食べないといけませんね。

田舎あるあるだと思いますが、農作物を収穫したらご近所さん皆で分け合う...新参者の我が家をその輪の中に入れて頂けていると思うと大変有り難いことです。そう思って、気持ちばかりですが、素人ながら我が家で作っているキャベツ、カリフローレ、タイニーシュシュもご近所さんに味わってもらおうと、最近獲れたものから少しずつご近所さんにお裾分けで配っています。

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