サンタの道しるべ

By

最寄り駅の駅前ロータリーにも、いよいよイルミネーションが灯り始めました。数日前からその前を通るたび、寒空の下 ”耳に鉛筆スタイル” が似合いそうなおじさん2,3人が骨組みを組み立てていたので大方の予想は出来ていました。

今日には電飾に火も入りましたが、出来上がってみればなんとも歪なハート型のオブジェやイルミネーションアーチ...。でも出来はどうあれ、紅葉も終わり寒くなる一方だった何の変哲もない駅前ロータリーに、随分明るい希望をプレゼントしてくれたようで、感謝の気持ちを忘れずにいたいです。

世の中には何十メートルもあるようなクリスマスツリーとか、何十万個もの電球で飾られたストリートが存在するようで、それはそれで確かに目を疑うほどの美しさがあるでしょうが、街を歩いていると何でもないような所にまで電飾がデコレーションされていることがあって、むしろそんな光景に私は心を打たれます。数年前には新宿の工事現場の入り口に、工事用のライトを使ってツリーの形が描かれているのを見た事がありました。誰もが見向きもせず通り過ぎていましたが、派手さは無くてもそこに込められた気持ちに私は感動してしまいました。

どんな所にも、どんな状況でも、皆に平等にサンタはやって来る...。そんなクリスマスがこれからも続けば良いと願っています。

COMMENTS

コメントはまだありません。

FacebookでシェアTwitterでシェアTumblrでシェアPinterestでシェア