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不安定だが希望を感じる光

Posted on 2017/11/22

雨になると言われていたから折り畳みの傘を持って出かけたのに、実際は昼過ぎまで日が差していたりして案外天気予報の精度も上がっていないのだな...と感じつつも腹が立たないのは雨ではなく晴れに転んでいるからで。
 
急に寒くなったのでこんな時は体調を崩しそうで怖いのですが、目の前に迫ったお休みをどう過ごそうか検討中。毎年の事ですが、11月はInter BEEという私にとって1年で1番大きなイベントがあるためプライベートな計画は全部二の次三の次。突然訪れる休みは使い道がなく流れていくというのが恒例。今年はそんなふうにしたくないですね。
 
ここ最近は自宅のネット環境に大きな変更を加えようとしているため、少なくとも明日はその辺りのシステム変更で潰れてしまうかなぁ。

猿まねで近づけてみる

Posted on 2017/11/21

アンセルアダムスの写真展を見てからというもの、あのリッチなモノクロプリントに感動してしまい、デジタルでそれをどこまで近づけられるのか、自分なりにRAWからのモノクロ現像を今一度研究してみました。

いくらα7RIIが高精細だからとはいえ、緻密さと柔らかさを併せ持つ8×10フィルムには及びませんが、とは言え後処理の調整幅の広さと何度でもやり直しが出来るデジタルならではの長所を活かせば、その雰囲気くらいは再現出来るのではないかという浅はかな挑戦。

海外旅行経験の少ない私の事ですからヨセミテのハーフドーム素材など持ち合わせておりませんが、日本が誇る観光名所 ”華厳の滝” なら1ヶ月ほど前の写真がありましたからこれらでテスト。

α7RIIの性能を半分くらいしか引き出せない古い設計のニコン20mmF2.8による撮影、周辺解像の低さはこの際目をつぶるとして今回は全体的な階調を重視したルック作り。解像感が欲しければ高級レンズを手にすれば実現出来ますが見せ方のテクニックはお金だけでは手に入りませんから日頃からこうやっていじって遊ぶのです。「モノクロって彩度スライダーをゼロにして色を抜けば良いんでしょ? 」っていう初歩的なところで足踏みする事なく、勿論RGBコントロールによるカラーパイプラインでモノクロ階調を作り上げます。水色と黄色と桃色は全部違うグレーだよねって話です。

色々試行錯誤していくうちに「ネイチャーフォトは撮影時刻と天気が全てだな」なんて当たり前の事に気付くわけで、本腰入れるなら三脚担いで山に向かう根性と、最高の光を待つ忍耐力こそが求められる素質というものかと考えたり。

調整が気持ち良い

Posted on 2017/11/20

Dysonというと真っ先に思い浮かべるのがあの未来型掃除機。私もハンディークリーナータイプを愛用しております。

数年前に確かルンバに対抗すべくお掃除ロボットもリリースしたはずですがそちらを使っているという人を聞いたことがありませんが評判はどうなんでしょう?

そんなdysonか販売されている卓上ライトがこれ。実物を見たのはこれが初めてですが、スタイリッシュな見た目は勿論の事、使い勝手の良さに脱帽です。一見すると高層ビルの建築現場に見る巨大クレーンのようですが、水平垂直に伸びるそれぞれのアームは実にスムーズに動かすことが出来、ライト部分を目的の位置にぴったりセットできるのが特徴。この動き、仕組みも動かした感じも何かに似ていると思ったら製図をするときのドラフターそっくりです。あれくらいスムーズなのです。

まあ私は自宅のデスクで仕事をする!というタイプではないのでこうしたライトの使い道はおのずとアクアリウムやテラリウム用という事になるのですが、この調整幅があれば水槽サイズに合わせて自由なライティングが出来て使い勝手良さそうです。欲を言えば小さな水槽用にこの半分くらいの大きさのものもリリースしてほしいですね。

一番の欠点はお値段で、そこはやはりdayson価格。

写真から、初めて本物の風景を見てみたいと思った日

Posted on 2017/11/19

風景写真に興味があったわけではありません。どちらかというと目の前の出来事を写し止めるような ”動きのあるストリートスナップ” が私は好きです。それだって風景と言われればそうかもしれませんが、所謂ネイチャーフォトのような ”絵葉書になるような写真” を真剣に撮るタイプではないという意味です。

それでもこの写真展に足を運んだのは、私の趣味の写真ライフにさえ影響を与えるようないくつかのキーワードをこの写真家さんは世に残してくれていたからに他ならず、もっと知りたいという気持ちと、その信念から生まれた作品とはいったいどんなものなのかこの目で見てみたかったのです。

アンセルアダムス写真展。主催してくれた富士フィルムさんには大変感謝です。

アンセルアダムスは20世紀にアメリカで活躍した最も著名な写真家の一人。画像の鮮鋭性に写真の価値を置くストレートフォトグラフィを探求する ”グループf/64” の結成メンバー。f/64は大判カメラでパンフォーカス撮影を実現する最小絞り値に因んで名付けられているそうで、その値から逆算するに当時のフィルム感度で全てをシャープに写すにはそれなりの長時間露光が必要だったと想像出来ます。

アンセルアダムスがメインで使っていたのは8×10(20cm×25cm)フィルムで、今回の展示では本人によるコンタクトプリントが多かったです。70年以上前の作品にも関わらず流石に8×10ネガサイズからのプリントは驚くほど豊富な階調で表現されており、息を飲むとは正にこの事かと思いましたね。ヨセミテ公園の写真は誰もが知る彼の代表作ですが、数年前にAppleのMac OSの標準壁紙だった同ヨセミテ写真とは大違いで、今さらながらデジタルはフィルムを超えられていないのではないか?そんな事を考えてしまいました。

勿論、アンセルアダムスは全てがアナログな製作工程ながら独自の技法 ”ゾーンシステム” を生み出した人でもあるので、現代のデジタルプロセスにも似た緻密な計算から実現している結果であり、それこそが今回私が足を運ぶ理由の一つでした。

ゾーンシステムは被写体に対する写真の露出からネガの濃度、プリントまでをトータルに数値化する理論で、今で言うところのトータルワークフローであり、撮影段階から既に後処理の事までを考えた逆算法で露出の決定をしている...そんな感じだと思います。

ゾーンシステムに興味があった以上に、私の中では座右の銘のように心に強く刻まれている言葉があり、それがこの ”ネガは楽譜であり、プリントは演奏である” というものです。私の中でアンセルアダムスといったらこの言葉の生みの親!というくらいの存在でした。正直、写真は真剣に見た事が無かったけれどこの言葉だけは知っていた...みたいな。

現代写真にも通ずる、仕上りまでのプロセスの全てをこの一言で見事に言い表していて大好きなフレーズです。

楽譜というのは誰が見ても同じだけれど、演奏というのは実際に奏でる人によって全員違う。写真も全く同じで、撮影まではあくまで楽譜作りで、それをどう演奏するかが表現に繋がっていくわけですが、写真業界がフィルムからデジタルになってからというものJPEG神話みたいなところを訴える声もあって、カメラで撮ったままがニュートラル!というか、後処理でいじるのは邪道!みたいに考える人が未だに多く、そこの議論が始まるとお互いなかなか納得のいく答えにたどり着かない傾向はデジタルにRAWの文化が浸透した頃から変わらずです。

しかしそれをアンセルは70年前にズバリこの一言で言い表している。

また、今回興味深かったのは、展示作品の中に2枚だけ少しコントラストが低く非常に軟調に表現されていた作品があり、聞けばそれらはポラロイドのタイプ55のシートネガから印画紙に焼き付ける手法を用いたらしく、他の作品に見る超高精細ハイコントラストな作品の良さとはまた違った表現に繋がっていて、それはそれで良かったですね。

ネイチャーフォトの写真展は沢山ありますが、ヨセミテ公園に実際に足を運び本物を見てみたいと思わされた写真展はこれが初めてでした。

※ 尚本写真展は撮影禁止となっており、撮影が許可されているのは最初に掲載した1枚のみです。

もう秋も終わるというけれど

Posted on 2017/11/18

白い背景に貼り付ける写真ではないかもですが、ここのところ忙しくて新しい写真が撮れていないという理由で、お気に入りの靴とお気に入りのズボンとお気に入りのトーンで撮った夏の終わりの写真を引っ張り出しました。

スナップ写真には忍耐が必要なのですが私はそこまで我慢強く ”待つ” 事が出来ないのでこのタイミングでシャッターを切ってしまいました。本当は左上に赤い車とか東京無線のタクシーがフレームインしてくるのを待ったほうが良かったですね。というかぼかしすぎてしまって左上に写っているのが白い車って分かりませんね。2段くらい絞って撮れば良かったです。

忙しさのピークは過ぎましたから、今週末くらいからまた街を歩いてみますかね。

また来年に向け私も今日から勉強です

Posted on 2017/11/17

人には「よくしゃべるほうだ」と言われる私です。男がぺらぺらしゃべるのはあまりカッコイイ事ではないような気もしますが、Inter BEEの3日間はいろんなリミッターを外して多分1年でいちばんしゃべる日だと思います。

今年も沢山の人に足を運んで頂き、私としても回数的には過去最高の合計30回以上のプレゼンテーションを行わせて頂きました。もう最後のほうは自分でも何をしゃべっているのか分からなくなってくるので、「また明日お待ちしてます」なんて言ったものの、明日はイベント開催されていないよな....とか。人前で話すのがあまり得意ではなかった私ですが、ここ10年くらいで随分慣れてその程度の失敗では動じなくなりましたし、今ではマイクを使って冗談を言えるくらいにはなりましたね。

近年はこのイベントでわざわざ私の話を聞きに来てくれる方も増えてきましたし、今日も4種類のプレゼン全てに参加してくださる方もいました。他に面白そうなブース展示もあるでしょうにお付き合い頂きありがとうございました。中にはのど飴やちょっとしたお菓子の差し入れをしてくださる方もいて、私が食事抜きで頑張っているのを察したのでしょうか、心より感謝です。

何はともあれイベントが終了した今はもう今年の仕事は終わった!くらいの気持ちです。ここのところ毎日日付が変わるくらいまで準備が続いていましたからね。お風呂に入ってゆっくり寝ます。

Adobeさんのサブスクリプションを見直す

Posted on 2017/11/16

Adobe Creative Cloudコンプリートプランを解約する事にしました。

Creative Cloudコンプリートプランはサブスクリプションにて月額4,980円でCreative Cloudアプリケーションを使い放題のAdobeさん一押しプラン。以前は各アプリケーション全てパッケージ販売だったんですが、5年くらい前からこうしたサブスクリプションに切り替わってますね。IT時代にはこうしたビジネス戦略でしかアプリメーカーは食べていけなくなるのは理解しているつもりです。

しかしいかんせん高いんですよね。月々約5,000円ですから年間6万円です。パソコンの中でアプリケーションが動いているだけで6万円。個人の懐には厳しいわけで。

いくらアプリケーションが使い放題と言われても、プライベートにせよ仕事にせよ日々使うアプリというのはある程度限られていて、私に関して言えばPhotoshop、Lightroom、Premiere Proの3つが動けば9割くらいの仕事はこなせます。となると1アプリあたり1,666円払い続けている計算となりかなり割高です。

そこで今週からフォトプラン980円と、Premiereの単体プラン2,180円、合計3160円に切り替える事に。これにて月額約2,000円、年間24,000円安くなります。さらに今は初年割引キャンペーンを行っており、Premiereの単体プランが1,280円まで値引きされていますからお得です。

携帯電話や自宅インターネットの契約もそうですが、こんなふうに見えないところで毎月引かれていくお金ってバカにならないですからね。

今年もこの景色から始まる

Posted on 2017/11/15

毎年この時期に見るこの景色は幕張メッセ隣のAPAホテルから。以前は40階以上の高層階でしたが今年は16階でびっくりするような眺めは期待できず。しかし本当にここ最近は毎週幕張メッセとビッグサイトを行ったり来たりしています。とはいえ今週の幕張は私が皆さんを迎え入れる側ですけど...。

Inter BEE(国際放送機器展)も今年で何回目でしょう。多分私は通算25回目の参加になると思います。昔からイベントの雰囲気は変わりませんが並んでいるものは随分変わりましたね。ITというワードの中で映像が語られるようになって、それをデータ量で示すなら一番重たい部類であることは間違いないですし、生活に浸透したことで爆発的にそれを利用する人口が増えた事。品質の追求とコンテンツの量産が同時に求められる時代になったという事ですね。

世の中が進んだ分、私自身も人に何かを伝えられるだけの努力はしているつもりですが、なかなか時代先取り!まではいきませんね。それでも私の話に耳を傾け百人規模で足を止めてくれる人達がいる事に感謝をし、今の自分に出来る全てで最善を尽くしたいと思います。

Inter BEE 2017、過去最大規模の ”幕張メッセ全ホール” にて金曜日まで開催しております。

DESIGN FESTA 2017(3)

Posted on 2017/11/14

 

例年このデザフェスには巨大アートを描くアーティストさんが何人かいるのですが、今年はいつになく多かったように感じました。

アートって写真にも共通しますが大きいことで伝わるものってあるんですよね。例えば地平線の彼方をラクダが歩いている画を横幅5メートルで描いたとして、それを手の平に乗るポストカードサイズに縮小してしまうと、ラクダがやたら小さくなった印象になってしまいます。

逆にポストカードで見るのに丁度良いサイズでラクダを描いてしまうと、それを横幅5メートルに引き伸ばした時今度はラクダが大きすぎるのです。人間の目にはものを見るのに丁度良い大きさというのがあるので、キャンバスのサイズとラクダのサイズは比例関係ではないのです。小さなキャンバスにはラクダを大きく、大きなキャンバスには小さく描かないと、記憶にあるラクダとの間に違和感を感じるのだと思います。

つまり、5メートルのキャンバスにラクダを丁度良いサイズで描くという事は、小さなキャンバスに描く時よりもラクダを取り巻く環境を広々と見せることが出来、スケール感が表現できるのです。

こんなふうに横幅10メートルはありそうなキャンバスに絵を描くなんてとても気持ちがいいでしょうね。大きすぎて客観的な視点で描くことが逆に難しそうでもありますけど。

 

こちらのアーティストさんもなにやら面白いことをやっていました。大きなキャンバスに絵を描くのは他の方と変わらないのですが、ここでは何やらタブレット端末を活用しています。

話を聞いてみたところ、どうやら実際に描いた巨大な絵は作品の背景として使うもので、それをタブレットのカメラで撮影することで一つの作品にするのだとか。用いるタブレット用アプリは単なるカメラではなく、”いろはかるた” のように一文字を切り抜いた丸いカードを画面の中にフレームインさせると、それを頭文字にした文章が自動的にオーバーレイされるというもの。

文字を表示させるための背景を自分の手で大きなキャンバスに描いているというわけ。普通なら背景はタブレットやPCで描いて、手前の文字だけは直筆で書く!なんてのを想像しますが、逆なんです。だからこの作品には結構手間暇かかってますよね。

 

こちらの飛行機の置物、もうお分かりですね。数日前に私が購入した鳥人間コンテストの飛行機はこちらのブースで購入したものです。鳥人間以外にも写真の手前に写っているジービーレーサーと結構迷いました。これもなかなか可愛くて良かったのですが、ジービーレーサーは本物もかなりコミカルな感じでデフォルメした感じが出しにくいと作者も言っていましたし、こちらは似たようなものが他でも手に入りそうですが鳥人間はまず海外にはないでしょうし日本でも作る人は殆どいないでしょうから今回はそういった理由で選びました。

こうしたブログ用の写真撮影以外にも自分なりに気になったものは記録的にも撮らせてもらうことが多いです。今回はこちらのガラス容器を作っている方。一輪挿しと言っていましたが使い方によってはミニサボテンの水耕栽培などにも活用できそうです。

既製品で手に入るこうしたガラス容器にもデザインと使い勝手を兼ね備えたものがありますが、やはりこんなふうに手作りで少し歪に出来ているくらいのほうが愛着が沸くと言いますか、大事にしたいと思えるんですよね。

植物などを育てていると、時々使わなくなった植木鉢が邪魔にならないところに置き去りになっていたりする光景を目にすると思いますが、私はその植木鉢も大事にしたいというか、植物と植木鉢の両方に思い入れを感じたいんですよね。なんなら植物が枯れてしまっても植木鉢だけでも眺めていたい!くらいに。

そして今回展示していたこれらのガラス容器、それを載せている3段の台、これがまた良いですね。両方セットで購入したいくらい。

 

これまでのデザフェスでは見かけなかったようなものも販売されていました。ポストカードサイズにカットされたファインペーパー。その名も10枚300円ンの ”ポストカードバイキング”。なかなかのネーミングですね。

何かに使えそうな気がしましたから購入しても良かったのですが、既に自宅にいろいろなファインペーパーがあるので今回は見送りました。でもこういう売り方をしてくれるのはクリエイターの方にはありがたいですね。自分の作品をプリントしたいなんて場合にもプリンターと紙のマッチングでインクにじみなども結構ありますし、手書きで何か描くにしても隠ぺい性とか参考になるんじゃないでしょうか。

そしてデジタル時代の素材販売という意味では著作権フリーのテクスチャデータの販売が行われていました。私などはこういった素材を見るとすぐにテロップ用テクスチャとして考えてしまいますが、ここに来ている人達やアーティストとして出店している人達はこうした素材の使い道として色々アイデアが浮かぶのでしょうね。

DVD販売を行っていましたが、いろいろ種類がありすぎて今すぐにコレ!っといものが浮かばなかったので、ダウンロード販売のWEBサイトを教えて頂き、必要になった時に購入できるよう情報収集だけさせてもらいました。

 

デザフェスには毎回こうしたユニークな人たちも現れます。出展の趣旨なども良く分からなかったりすることも多いのですが、半ばお祭り的なノリで場を楽しむのかなぁなんて感じに捉えています。

他にも希望者をロープで縛りあげてくれるブースや、なぜかお嫁に行く白無垢姿で座り込んだままのブースなど、世の中にはいろいろな人がいらっしゃいます。

DESIGN FESTA 2017(2)

Posted on 2017/11/13

 

人は努力次第で何でも出来る...そんなふうなことを誰かが言っていた気がします。それは確かにそうかもしれませんし努力だけではどうにもならないことがあるのもまた事実だと思います。

大事なのは努力してからそれを語っているかどうか...ということ。現代は効率とか見返りとかそういうものが最優先で、小さな努力でも大きな結果を得られれば成功と判断してしまうようなところが多いように思います。

そんな目線でこの方の作品を見たらどう感じるでしょうか。これだけ大きなキャンバスに緻密さを追求した表現をボールペン1本で描いたそうです。制作時間はおよそ4,000時間と言っていました。最初にパネル全体を真っ黒に塗っておいてから、銀色のボールペンで模様や文言を書き綴っていく。途方も無い作業ですね。許可を頂き写真に撮らせてもらいましたが、これをデジタルデータとして複写することに意味はないとすぐに感じました。次のデザフェスにも出店する事もあるでしょうから気になる方にはぜひ実物を見てもらいたいですね。

 

場内ではあちこちにシャボン玉のようなキラキラした風船みたいなものを持ち歩いている人がいて、いったいなんだろう?と思ったら、こちらのブースで販売しておりました。

光を当てるとレインボーカラーに反射するキラキラテープみたいなものが細い棒に20〜30本縛られていて、棒を回転させると遠心力で丸い風船のように膨らむ仕組み。レインボーに反射するので高速回転している時はシャボン玉のように見えるというわけ。どちらかというとこうしたイベントよりも屋外フェスとかで売っていた方がヒットしそうな気がしますね。

ハーバリウムに対する流行の波は今年の夏くらいをピークに落ち着きを取り戻している感がありますが、それでも今回もあちこちでおなじみの細長いビンで販売しているのを見かけました。

そんな中こちらのトロピカルビレッジさんのブースではハーバリウムとはいえ他とは少し違ったテイストで販売しているのが印象的でした。ビンの中に入っている花がどれも全部同じ...。一般的なハーバリウムは見栄えをよくするためにいろんな種類のいろんなカラーの花を組み合わせたりするものですがこちらは違っておりました。話を聞いたところ、トロピカルビレッジさんは本物の花を作っている農園なんだとか。なので今回使用しているのも自家栽培したプルメリアという花なんだとか。

なるほどと思いましたね。いやこれが一番ハーバリウムを生かす正統派の姿と言いますか、生花のまま長く残せないからなんとか長持ちする形にしてお客さんに提供したい! 多分この花は暖かい場所を好む種類だと思いますから、ハーバリウムにすれば寒い地方の人にも届けられる。私のように興味本位で作っているのとは違うんだなって思いました。これからも頑張って欲しいです。

 

相変わらず人だかりが出来、しかもロープが張られていて順番が来なければブースに入ることすら出来ないという宇宙ガラスのブース。場内ではここだけが異様な空間でしたね。デパートの宝石売り場みたいじゃないですか!

製作者と直接話が出来るとか、大手百貨店などには出られないような個人作家さんの作品が見られるとか、お互いのアイデアを出し合って作家さん同士がコラボしたりとか、フリーマーケットに近い規模で親近感を感じながら見られるのがデザフェスの良いところだと思うのですが、どうも宇宙ガラスのブースはいつもこんなふうに ”販売会場” になってしまっていて距離を感じてしまいます。だって見ることすら出来ないブースって...。

それでも今回は並ばなくても見られる場所に10個ほどの代表作が展示されていましたからそれでも良心的になりましたけどね。実物を見ると確かに綺麗なガラス玉なんです。でも最近はこれを真似して類似品を作れるガラス作家さんも増えましたから今後はあまり珍しいものではなくなるかも。

 

いろんなものが売っています。カメラのストラップもだいぶ和テイストなものが。ストラップというと普通はカメラ屋さんに行って購入するものですが、ここではお財布とか名刺入れとかそういったものを作っている作家さんが記事を生かしてストラップを作ったりしていますから普段あまり目にしないようなものを手にとって見ることができます。

歩いていれば突然 ”すり鉢屋さん” が現れたり。手前にある80cmくらいある巨大すり鉢は飾りではなく実際にこれを購入する人もいるんだとか。勿論一般のご家庭ではほとんど使うことはなくかまぼこ屋さんなどが必要とするそうです。話を聞けば納得ですね。

 

本日最後の紹介はこちらのグラスアーティストさん。そう一昨日の日記で紹介し、私が購入してきたガラスのキノコはこちらで購入しました。一つ一つガラスを吹いて作っていると言いますし、艶を出す部分とブラスト加工で艶を消している部分の組み合わせを工夫されており形も本物のキノコのようにバラバラ。これが全部同じ形で量産しているような感じだと面白くないのですが、この1点物な拘りがとても良かったです。

まあそれだけにこれは1つだけじゃなくこうしていくつか並べて見た方が見栄えがするんですけどね。また次にどこかで見かけたときに追加購入でも良いかなと。