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北海道短期集中観光(9)

Posted on 2017/09/24

釧路に到着したのは19時半を過ぎた頃。本当は遅くとも17時くらいには釧路に入って ”世界三大夕日” と呼ばれる釧路の夕暮れを楽しむ予定だったのですが、日などとうの昔に沈んでしまって夜になってしまいました。私がホテルの宿泊プランに食事を付けないのはこんなふうにスケジュールが大きく変動するから。

東京で19時半といったら ”まだまだこれから” という感じですが地方は違います。網走もそうでしたがこの時間になると食べる所に苦労しますから早くお店を探したい所ですが、そうは問屋が卸さない...。私にはまだやることがあります。

釧路観光のワードで調べると多くのサイトでヒットするのが ”幣舞橋”。どうやらこの橋は観光スポットの一つになっているようで、夕暮れ時にはここを渡る人をシルエットに写真を撮ったりするようですが、夜になればちょっとしたライトアップがされたりしてそれはそれで綺麗に見えるのです。

夕日を逃した私としてはせめてそのライトアップくらいは写真に撮っておきたい! ということで長時間露光は容易に想像できましたからミニミニ三脚をポケットに入れて撮りに行ってきました。と言ってもホテルから徒歩5分くらいの距離ですけど。

20秒間露光で水面の反射を写しているのでだいぶ派手に見えますが実際はもっとおとなしい感じの場所です。いかにも観光客!という人以外はあまり人も歩いていないですね。

 

そんなふうにライトアップされた橋の反対側にはなにやらジージーと音を立てる看板が。頭上も遥か上のほうにホテルや温泉のネオンが半分切れた状態でチカチカしていました。看板自体はなにも珍しいものではないのですが、最近は看板もLED自発光やライティングされるものが増えたので ”ネオン” というのがなんだか懐かしさを感じたんですよね。アメリカ映画の1シーンに出てきそうな音だったので。しかも2軒並んで切れかけているって...。

先にも少し触れましたが、こういうところに来て困るのは夜の食事。特に私のようにアルコールを飲まない人にとっては居酒屋は全滅ですから一気に食べるところがなくなってしまうんですよね。20時を過ぎてやっているのは居酒屋と焼肉屋くらいですから。網走では頑張って居酒屋を選びましたがここでは釧路ラーメンを頂きました。釧路ラーメンって透き通ったしょうゆ味に細麺なんですね。あっさり好きな人には良いかも。

※ 今日テレビで見たのですがここ釧路は北海道で一番の漁獲量を誇る港だそうです。この時期はイワシや秋刀魚だったとか...。

この日も夜な夜な写真の現像作業と整理をして深夜遅くに就寝。大型台風の進路が大きく逸れていることを祈りながら夜明けとともにカーテンを開けてみると...やっぱり雨。

先が思いやられましたが観光3日目(9/18)スタートです。

北海道短期集中観光(8)

Posted on 2017/09/23

Windowsに始めから入っている壁紙ではありません! 北海道にはこういう景色があるのです。

この旅行記も既に一週間以上続いていますが内容的にはまだ2日目の夕方。羅臼から釧路へ向かうルートは南西に続く下道。高速道路ではなくても都会の高速道路より快適に走れるのは国内でも他に例がありませんね。

夕方の移動が南西方向という事は必然的に夕日に向かって走る!事となり、全ての景色は立体的且つ鮮やか。おのずと五感も刺激されるというものです。

通りかかった牧草地がすごく綺麗に見えたので50メートルほど通り過ぎたもののUターンして撮影したものが上の写真。この画角40mmで撮影ですよ! それでこのパース。普段見ている写真の感覚からすると20mmくらいで撮っているように見えますが40mmでこのスケール感。つまり途方もない広さだという事です。20mmで撮ったら横幅がこれの2倍になるわけですから広すぎて全部が小さくなりすぎるのです...。

この日は大型の台風が関東付近を通過し北海道に向かっているとあっていよいよ雲行きが怪しくなってきた感じがありました。でもそれが普段とは違った荒々しい雲を作り光に照らされる事で変化に富んだ空の表情が見られました。

ここの道路は他と比べると比較的交通量が多いほうだったのですが、それでも道の真ん中で写真を撮っている余裕があります。遠くに車が見えてもなかなか近づいてきませんからね。北海道は交通事故が起きると大きな事故になると言われていますし、死亡事故も全国1位だと聞きますがこの状況を見れば納得ですね。誰しも知らず知らずのうちにスピードを出しますし、事故が起きても救急車がたどり着くのにどれほど時間がかかる事か...。

 

そして今回の旅は色々ラッキーな事が重なったとしか言いようがありません。牧草地の真ん中に何やら巨大な鳥が2羽立っているのが見えたので慌てて車を止め、農作業用の砂利道をゆっくり入っていくと徐々にその鳥の存在が明らかになってきました。

私がこれまで見た事のない大きさと美しさを併せ持つ鳥、丹頂鶴でした。朝見たキタキツネに続きこちらも北海道ならでは。

牧草の中に何か餌があるのかじっと同じ場所にいたため私は空かさず手持ちのレンズのうち一番望遠寄りの105mmに付け替え息を潜めて近づく事30メートルくらい、丹頂はこちらを警戒しているのか2羽が地上で羽を広げ自分達の存在をアピールしているかのような振る舞いを何度も見せてくれました。

それにしても大きいです。後で知ったのですがこの丹頂という鶴は体長が150cmもあるそうです。私の身長が165cmですから隣に並んでも15cmしか違わない。襲われたら怖いですね。鶴って白鳥の親戚みたいな鳥だと思っていたのでその存在感の違いにびっくり。立っているだけでも美しいのですが、流れるようなフォルムで堂々と飛ぶ姿もまた美しい。流し撮りもなんとか成功といったところ。

北海道にいるとストリートスナップみたいな写真の楽しみは少ないかもしれませんが、ネイチャーフォトにどっぷりハマりそうですね。東京にいるとまず必要性を感じない300mmや400mmが欲しくなりそうです。

ここから釧路までまだ100km近くあり、予定より2時間以上遅れている事に焦り始めた頃...。

北海道短期集中観光(7)

Posted on 2017/09/22

後になって知った事ですが、ここ知床横断道路は11月〜4月の間全面通行止めなんだそうです。雪と凍結が主な理由だと思いますが、恐らく降る雪の量も半端なく除雪車が通るのもままならないのでしょうね。冬の間は毎日のように降りそうですし春まで溶けることもないでしょう...。このタイミングで訪れたのは、知らなかったとはいえ良いシーズンだったということです。

でも私的にはこの峠を通ることを目的としていたわけではなく、そこから見える景色に興味があったのです。話でしか聞いたことのない北方領土というやつをこの目で見てみたいと...!

しかし運悪く峠の頂上付近にある駐車場は深い霧に覆われていて視界不良。躊躇うまでもなくそのまま通過。ところがそこを過ぎて少し走ったところで急に霧が晴れ遠くを眺められるまでに。これはラッキーとばかりに車を降り撮ったのが上の写真。目線のすぐ上に雲がきているのが分かると思いますが駐車場はちょうどその高さに位置したため霧の中だったというわけです。

そして見えました、雲の下、海の遥か遠くになにやら大陸のようなものが。国後島だそうです。

 

あまり長時間道端に車を停めているわけにもいかないので次の目的地である羅臼国後展望塔まで速やかに移動。

ここにはなにやら放送系のアンテナらしきものがいくつかあり、一般向けの展望塔がいったいどれなのかちょっと分かりにくいのですが、他の観光客の行動を見ていると皆小さな建物のほうに歩いて行くので私も着いていきました。すると、規模は小さいですがその建物自体が展望塔と判明。室内からも屋上からも国後島を眺めることができます。

そこで見た年配のおじさんの後ろ姿が、私にはなんだかとても意味深いものに見えましたね。おじさんは双眼鏡から見える景色に何を思っているのだろうと...。

先ほどの峠のてっぺんからの眺めより遥かに近い位置に対岸を見ることができますから、肉眼でもその存在をはっきり捉えられます。そして備え付けられた双眼鏡を使うともう目の前に島が。

調べてみたところ、国後島に限らず現在日本から北方領土に踏み入れる方法は無いようですね。一旦ロシア観光としてサハリンを経由すれば可能という噂もありますが、それを実行してしまうとそこがロシアの領土だと認めた事になるため日本の国益を著しく損なってしまうのだとか。なるほどなぁという感じ。

この後もしっかり自分の目にその島を焼き付けてきました。確かにそこには誰のものともはっきりしない(させてくれない)島があるのだと。

さて、その羅臼国後展望塔から車で数分のところにある「純の番屋」へ移動。ここはドラマ「北の国から2002遺言」の舞台となった羅臼のロケセットを再現したもの。本物は随分アクセスの悪いところにあるらしい。

ここは見た目こそドラマのセットそのままですが中は食堂として経営されているようで、私が訪れた時も営業中でした。今思えばここでご飯食べればよかったかなぁとも。実はここを訪れる1時間半くらい前にちょっと愛想の悪いお店で海鮮丼を食べていたのでした...。まあそういうのも思い出ですか。

 

北海道短期集中観光(6)

Posted on 2017/09/21

今回の旅で行ってみたかった場所No.1が知床でした。と言っても予備知識的にはどんな見どころがあるか?よりもヒグマが出る!という事のほうがインプットされていて、向かう先も知床五湖周辺?くらいにしか調べていなかったのですが、実際行ってみたらなにも迷うことはなく、なんとクマが出るような山奥に駐車場待ちの渋滞が発生しておりました。

勿論観光バスも来ますしツアー客も多くいて、ここは完全なる観光地。確かにこの状況は動物が生息している場所に人間が勝手に踏み入れている...そんな印象を持ちましたね。

 

長野(南部)育ちの私ですから自然には恵まれて育ちましたし深い山も珍しくはないのですが、長野の景観と少し違うのは、たいして標高は高くないのに笹が生い茂っているところですね。長野でこんなふうに一面の笹が見られる場所は標高が1,500メートルとか2,000メートルくらいの高原で、霧が出るような環境ですからね。こうしてみると標高というよりは気温が低い場所を好む植物なのでしょう。

知床五湖へは最寄りの駐車場(有料)から1km弱、高架木道を歩くのですがこれが地上から5メートル以上の高さに作られていたり、周囲は高圧の電気策が張り巡らされていたりしてクマ対策は万全です。この遊歩道以外にも地上を歩く獣道のようなコースもあるのですが、そちらは係の人から15分程度のレクチャを受け、場合によってはスタッフ同伴で歩くという有料エリアになっています。今回私は無料コースで歩きやすい遊歩道のみ。

 

実際歩いてみると高架木道はすごくしっかり造られていますし、この日は沢山の人が訪れているので仮にクマが出没したとしても“大丈夫だろう” と安心感があったのですが、もしここを少人数で訪れてスマートフォンを橋の下に落としてしまったらどうするのだろう? そんなことを考えちゃいましたね。

知床五湖のうち1つを間近で見て引き返します。ここまでが無料エリア。有料エリアまで行けばまた違った景色が見られるのでしょうかね?私的には無料エリアだけで十分満足でした。

知床五湖に行く直前にあるのがオシンコシンの滝。幹線道路沿いにあるので場所も分かりやすいですし、専用駐車場とちょっとしたお土産屋さんもあるので立ち寄りやすいです。この周辺にはいくつかの観光スポットがあり、オロンコ岩という場所にも立ち寄ったのですがその辺りの写真は殆ど撮っていません。岩と滝なら長野にもありますし、北海道ならではという特別感は薄いので...。いちおう話のネタ的に見てきた感じですかね。1日にスケジュールを詰め込みすぎているのでテンポよく先を目指さないといけないのです。

北海道短期集中観光(5)

Posted on 2017/09/20

本日東京に戻ってきましたが、北海道の旅の思い出はまだまだ続きます。

網走から知床へ向かう途中は、右手に湖、左手にオホーツク海という少し変わった地形の真ん中を道路が真っ直ぐに続いています。湖というよりは広大な湿原といった感じで走っても走っても景色はほとんど変わらないのですが、ある程度進んだところにジブリの映画にでも出て来そうな、屋根までびっしりと草が生えた展望台が見えたので車を止めて歩いて見ました。

地元の人には見慣れた景色でしょうし、観光の目的地に設定するには周囲に何もないせいか、この時は私以外誰もおらず、もし熊にでも襲われたとしても誰にも気づかれないだろうなぁという感想を持ちました。

後になってGoogleMapで調べてみると「小清水原生花園 展望牧舎」とあるので観光スポットの一つなのですね。

そこからの景色を写真に収めようにも広すぎて「ただ広いだけ」みたいな写真になってしまうので、ここでは展望台そのものを撮ったのみ。なんだか不思議な場所ですね。

 

次に向かったのは北海道ならではの真っ直ぐな道を一望出来る場所。その名も天に続く道。17kmにも及ぶ直線道路。

日本国内で一番長い真っ直ぐな道はここ北海道にあり確か三十数キロ続いたはずですが、そればかりでなく道東にはいたるところが真っ直ぐにできており、曲がる必要がない地形。

そんな中でもこの場所は道が長いうえに傾斜して上っているため、坂の頂上付近から下を眺めると平らだったはずの地形が遠くに行くにつれ上り坂に見えてまるで天に続いているように見えるのです。

写真では見ていましたし自分でも写真に撮りましたが、このスケール感は肉眼で見ないと伝わりにくいかもしれません。
観光客がひっきりなしに訪れるのでこの時もどこかのカップルがいい被写体になってくれました。普段の生活でなかなかないですよ、道の真ん中に遠くを眺めるカップルの姿は。

この景色が一望出来るよう木でできた立派な展望台も設置されています。そこから見たパノラマ写真が下のもの。やはり道路の真ん中から撮った方が見栄えがしますね。

北海道短期集中観光(4)

Posted on 2017/09/19

往復の移動時間や天気の事を考えるとこの日が本番とも言える北海道観光。2日目は早朝(と言ってもたかが7時で日は高い)から行動と意気込んで向かった先は能取岬。網走の見どころの一つらしいこの岬、周囲は牧場だったりして緑の中にポツンとおしゃれな灯台が立っています。

緑の中にベンチが点々と設置されていたりしてこれが東京近郊にあったらぜったいデートスポットの一つとしてカップル達が海を眺めるんだろうな...ってなことを連想させますが、この日は朝早かったからか、強風が吹き荒れていたからなのか、観光客が時々訪れる程度で殆ど人がいませんでした。私はこのモダンな感じの灯台が好きですね。ちょっと日本ぽくないというか...。

 

灯台の手前は林の中を真直ぐな道が続いていて、こんなふうに車を停めて写真を撮っていても交通に影響がないのは北海道ならでは。そしてその付近で偶然見かけたキツネ。私生まれて初めてキツネをこの目で見ました。動物園ですら見たことが無かったので写真や絵の中の架空の動物...くらいな存在だったわけで。

車で走っていたら道路脇の歩道を歩いていたので慌てて停止しそろりそろりと近づいてパシャ! 当然レンズを交換している余裕などありませんから常時付けっぱなしの40mmで撮影。確かキツネって見た目は可愛いのに案外凶暴な生き物だったと記憶していたので愚かさないよう注意しました。想像していたよりずっと可愛いかったです。ちょっとひ弱な柴犬みたい。

これにて相当テンションが上がりましたね! 北海道感が一気にMAX。前日は高速道路をひたすら走るばかりでしたし、網走監獄も博物館なのでピンポイントで見ている限りは北海道感とはちょっと違う。でも自然のキツネは他ではなかなか見られないわけで、初めてのキツネが北海道の本場?で見られたのはラッキーでした。

 

会館時間の関係で昨日は訪れることが難しかった ”オホーツク流氷館”。山の上に位置するため展望台にもなっており辺りを一望できます。ここは朝8:30から営業しているところがありがたいですね。この日の行動スケジュールはこの時間に合わせて組み立てました。

建物の目の前にある庭にはラベンダーらしき花が奇麗に咲いていましたが確かラベンダーの旬は7月くらいだったはずで、9月中旬の今咲いているという事は別の品種でしょうかね。6月に訪れた富良野ではラベンダーはまだ咲き始めだったのでこれが本物ならラッキーその2という事になるのですが。その奥に咲いていたサルビアとマリーゴールドは私にも分かる定番ですね。

 

館内に入ると説明員のお姉さんたちがやたらと優しくてとても居心地の良い場所と感じます! いえ、こういう施設ですから普通といえば普通なのかもしれませんが、どうも今回北海道に来てからお店の店員さんとかレストランで働くおばちゃんとか皆がツンツンしていて冷たい感じがしていたのでようやく人間的対応を受けたというか...。

そして説明された巨大な冷蔵庫。マイナス15℃に管理されており中には本物の流氷が保管されています。入るにあたって防寒着を貸し出してくれますが長野出身で寒さには慣れている!と薄着のまま強気で入室。2分後には半べそで出てくることになるのですけど...。

入口で希望者には濡れタオルが手渡されます。「入室したらぜひ振り回してください」と言われたので寒さ対策に体を動かす意味でも本気でぶん回したら20秒くらいでカチンコチン。バナナで釘が打てる...というのもここなら実現可能でしょうね。

しかしこれでマイナス15℃。網走の冬はマイナス30℃って...想像つきませんね。そしてここで昨日の監獄が頭に浮かびました。確かあそこには暖房の無い独居房もあったなぁと。

 

これも北海道でしか見ることの出来ない謎の生物 ”クリオネ”。昔仕事の同僚が北海道に行ってきたお土産にとクリオネのガラス細工をもらったことがありましたが、今回実物を見たらもうそのままでしたね。ガラス細工の再現性が凄いというか、逆にガラス細工のような生き物なんだなと。

普段こうしたブルーの水槽を見慣れているアクアリストからすると、これは飼ってみたい! と咄嗟に考えてしまいますが、一般的な海水魚や熱帯魚は25℃程度の温水をキープするのが基本、しかしクリオネはどちらかというと凍り付きそうな低温をキープしないといけないんですよね。だいいち何を食べて生きているのか...プランクトンでしょうね。しかしそんな水温でプランクトンって生きていられるのか?

そしてクリオネと同じくらいのインパクトで目に留まったのがフウセンウオなる可愛い魚。黄色やゴマシオ模様のピンポン玉みたいなルックス。これも冷水魚なわけですが調べてみたら時々アクアリウムショップなどに入荷することもあるそうで一匹1~2万円もするのだとか。当然水温管理は大変でしょうからペットとしての飼育は難易度高いでしょうね。

北海道短期集中観光(3)

Posted on 2017/09/18

いったい何人の囚人達がこんなふうに鉄格子越しの景色を眺めたのでしょうか。話には聞いていましたが日本一厳しく脱獄も困難とされる網走監獄を一度は見ておこうと思い立ち今回の旅のプランの最初に考えた目的地でした。

WEB検索をしているうちは ”網走刑務所” をキーワードに情報収集をしていましたが、正しくは ”網走監獄” のようで、網走刑務所と言ってしまうと現行の本物の刑務所のほうを指すようです。監獄のほうは嘗て刑務所だった建物を博物館として移設し、一般公開しているものです。

 

 

入口にあるレンガ造りの五角形をした門が特徴的。ここから本物を良く観察して作られたマネキン人形が所々に現れるようになります。昼間だからまだ良いですが、夜こんなところに来たらリアルすぎて下手なお化け屋敷よりも怖そうです(夕方閉館です)。

網走監獄と聞いて思い描いていたのは単に監視の厳しい刑務所! しかし説明を聞いたり展示を見たりしているうちにそれだけではなかったという事実がだんだん分かってきました。

刑務所ですから基本的には悪い事をした人がぶち込まれる牢屋。でもただ入るだけでなくそこでは囚人ならではの過酷な労働が待っており、北海道の経済発展を遂げるため中央道路の開削工事、硫黄採取に駆りだされたそうです。

それも驚くほどの短期間で北見峠から網走までの約228キロの道路を作ったのだとか。国は「どうせ悪い事をした奴らなんだから命など惜しくない」とばかりに度が過ぎた強制労働を求め、栄養失調や病気や怪我で200人以上が命を落としたと言います。悪い事をした人達とは言っても、彼らのおかげで今の北海道の流通が発展した事には感謝しなければいけないのかもしれませんね。

 

網走監獄と言ったらこの景色とばかりにダイナミックに撮ってみました。実際は中央見張所を中心に側面から後方に放射状に建つ5つの舎房で成り立っているのですが、平面でそれを表現するのは難しいので今回はそのうちの1つ。長さは第1・3・5舎が58.2m第2・4舎72.7mもあり、全部で220房以上もあるのだそう。

ここ網走監獄は無期懲役や重罪人、脱獄を繰り返す者ばかりを収容する、「日本中の凶悪な犯罪者の吹きだまり」と呼ばれた施設。発足時の囚人の数は1,200人以上というのですから驚きます。逆に、凶悪犯罪者ってそんなにいるの?とも。

 

敷地面積は約東京ドーム3.5個分に相当するらしく、隅々まで説明書きを読みながら進んでいたら恐らく3時間は掛かってしまうんじゃないかと思うくらい展示が豊富です。入口でチケット販売していたおじさん(マネキンではない)に聞いたところ、「普通のペースで90分くらいです」と言われました。そこで写真など撮り始めたらそりゃあっという間なわけで。

もしかするとどこかの説明書きに書かれていたのかもしれませんが、監獄食に出される味噌汁を手錠や鉄格子に毎日掛けて少しずつ錆を発生させ脱獄を試みた有名な話もここ網走ですよね?

脱獄と簡単に言いますが各部屋を見る限り、どう考えても人間業では突破できそうにない造りになっていますし、監視の目をすり抜けることも極めて困難だと感じました。また、見つかった場合のリスクを考えると大人しくしていたほうが...と我々なら考えるところ、それでも外へ...と行動に移す理由はやはり過酷な労働があったのでしょうね。ほとんど人間扱いされなかったようですから。それにここは日本最北端に位置する監獄ならではのマイナス30℃の冬が待っていますから囚人達にとってはそれが一番辛かったのかもしれません。

念願の...と言ったら語弊がありますが、貴重なものを見た気がしました。

旅先のパソコン環境やらGPSによる行動ログやら想定外のトラブルが発生しており、毎日のブログ内容が当日の行動とリンクしなくなっております。本日掲載の内容は9月16日の出来事です。

下のパノラマ写真はα7RIIで複数枚撮影されたRAWデータをモザイク合成する事により作り出しています。サーバー容量の関係で32Kのオリジナル画像を6K画像にダウンコンバートし掲載しています。クリックすると拡大します。こんな重たい処理をしているのでパソコンが動かなくなるんですよね...。

北海道短期集中観光(2)

Posted on 2017/09/17

北海道観光初日は羽田から札幌までと、札幌から網走まで移動するだけで1日潰れてしまうと考えていたので、運良く夕方から観光できたとしてもせいぜい1か所だろうと思いきや、私の事ですからスケジュールは詰め込めるだけ詰め込みます!

数日前までは予定していなかったスポットがここ ”能取湖(のとろこ)サンゴ草群落”。

網走市街地から14kmも離れているので東京だったら1時間弱掛かってしまい諦めるところですが、北海道なら札幌を離れさえすれば渋滞知らずですからなんと20分。だからこんなことが実現できてしまうんですよね。

私も数日前まで知らなかったこのサンゴ草。正式名称はアッケシソウと呼ぶそうで、見た目がサンゴに似ていることからそう呼ばれるようになったのだとか。

網走周辺で手頃な観光スポットはないものかと調べていたところ日本一の群生と呼ばれる能取湖のサンゴ草が9月中旬に見ごろを迎えるとあったのでこのタイミングにドンピシャだったわけです。なんてラッキーな!

東京にいるうちから群生地帯の場所は地図で調べており地理的には卯原内地区がそれに該当するからして、湖の位置関係と日差しの方向を考えると私が到着する時間帯の西日では植物は奇麗に見えないだろうなぁとは思っていましたが、その予想は多分に漏れずサンゴ草全体が順光で照らされフラットで立体感にかける感じでした。花や紅葉を見る時にも共通する事ですが、より奇麗に見たいなら順光ではなく逆光で見るのが基本。写真に撮るなら尚更ですね。

まあ今回はスケジュールの隙間に強引に押し込んだので光の方向まではプランニング出来ておりませんでした。でも湿地帯全体が真っ赤に染まりじゅうたんの上に立っているような感覚は他に経験がなく不思議な感じでした。さらにこの日のこの時間帯は丁度干潮の時間だったため水位が下がり多くのサンゴ草が顔を出してくれていました。大潮の時は殆どが水中に沈んでしまうらしいので潮干狩りでもするかのように潮見表とにらめっこする必要があるらしいです。

サンゴ草をこの目で見るのは今回が初めて。色づく前は全体的に奇麗な緑色をしているそうですが、この時期にだけこうして真っ赤に染まるのだそうです。近くでよく見ると少し気持ち悪い感じの茎なのですが、それがサンゴと呼ばれる所以でしょうね。

何とか逆光で見れたあたりを撮ったのが下の写真。赤の深みが上の2枚と全然違いますね。肉眼で見ても同様ですから、これから足を運ぶ人はぜひ早朝を狙って行ってみてはいかがでしょう。多分午後より奇麗に見えると思います。

北海道短期集中観光(1)

Posted on 2017/09/16

せっかくの3連休だというのに、日本列島を縦断するように大型台風が接近中。それなら大風から逃げるように北へ向かえば良いじゃないか!

というわけでやってきました北海道。いえ、本当は台風に合わせて移動したわけではなく1か月も前から予定していたんですけどね、たまたま台風のタイミングに重なったというだけで。今年の私の夏休み!というわけです。

今回は3日間ありますから新千歳(つまり札幌)を拠点にして網走まで足を延ばすことにしました。空港に手配してあったホンダのレンタカーはちょっとケチって軽のN-Box。そしてこれが大失敗。パワーがないのは目をつぶるとして、シートのヘッドレストの角度が悪い! やたら前に突き出しているので運転姿勢は頭だけが後ろから押し出されている感じで30分も走れば肩から背中がこってしまいます。きっと角度が調整できるのだろうとチャレンジしてみましたがどう考えても上下に高さが変わるのみ。

シートごと倒せば頭の角度は丁度よくなりますが、今度は背中の角度が浅くなりすぎてハンドルが遠い...。いっそヘッドレストなど取り外してしまいたいくらいですが、万一の追突事故の際はむち打ちになってしまいますからそうもいかず。世のN-Boxオーナーの皆さんはどんな姿勢で乗っているのでしょうか...。

あとは、トルコンが滑りまくっていて全然加速しませんね。遅い車を追い抜く際、音はしているのに加速してくれないので結構冷や冷やします!

それでも今回は長距離走行なので燃費だけは飛び切り良いです!なんてのを期待したのですが、実燃費は18km/lでした。パワーの無いエンジンをぶんぶん回して高速走行するので燃費のピークを通り越して落ち込んだのでしょうね。やはり実用性と燃費性能のバランスはVitzやFitクラスの小型車が最高ですね。トータルで考えると結局小型車でもレンタルフィーはあまり変わらない気もします。

さて今日はそんなN-Boxで400km弱をひたすら走り、15時には網走に到着しました。2か所ほど観光地巡りをしましたが写真の現像作業が追い付かず今日の日記はお預け。明日以降順次公開していきたいと思います。

難しい時期

Posted on 2017/09/15

そろそろ東京も半袖シーズン終了でしょうか、暑いといえば暑いですがだいぶすっきりした陽気になってきました。

夏と冬というのは洋服のチョイスは簡単と言うか、日々の気温が安定しているだけに家を出る前に色々考えなくても良いですが、季節の変わり目、分かりやすく言えば春と秋は暑くなったり寒くなったりが日替わりですから対策が難しいですね。風邪などひいて体調を崩すのもだいたいそんな時です。

迷ったら少し厚手で出かける...最近はそんなふうに考えるようにしています。