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芸術の基本を考え直す

Posted on 2017/05/26

私も若い頃は、新宿や渋谷を歩けば綺麗なものにも汚いものにもカメラを向け、自分が感じたままの写真を残していましたが、近年は徐々に汚いものは撮らなくなってきた気がします。

それが良い傾向だとは思っていないのですが、あえて汚いものを写真に残す必要もないのかな?と感じていて、少なくとも意味もなく街のゴミ箱や汚れた自動販売機を撮る事は減ったのは事実です。

自分を取り巻く環境や時代、技術の進化という理由もあるかもしれません。昔なら毎日カメラを持ち歩く人など余程写真好きな人でなければあり得なかったですし、他人が見たらそこに価値を見いだせないような写真にもプリントして目に見える形にするにはお金が掛かったわけですから「撮る」事に覚悟が必要でした。しかし現代はスマートフォンがある限り誰もがカメラを持ち歩いているわけですし無限に近い写真がタダで撮れるわけですから、「覚悟」より「活用方法」を考える方が世間の評価に繋がりやすい気がします。

また、スマートフォンではなくあえてカメラを持ち歩くからにはそれなりの結果を残さなくてはいけないというプレッシャーもあってか、世の中的には解像度だとか暗所耐性だとか「撮る事」よりも「性能を語る事」が増えたようにも感じます。

先日千葉の棚田を撮影した写真をSNSに投稿したら思いのほか評判が良くて驚きました。その前の星の写真も同様ですが、一般的には ”綺麗に撮れている写真” が評価されるのは当たり前。でも撮り手の立場からすると、仮に世の中で ”最高” と言われるような美しい写真が撮れたとしても、絵はがきみたいな写真なら自分ではなくても同じような写真は撮れるような気がして「いいね」を貰える事に違和感があります。同じ場所に行って同じようなカメラを同じような設定で使い、お手本の写真をまねたアングルを選べばそれなりに撮れてしまい、後処理の難しさがあるとしても最近ではフィルター1つでアーティスティックな写真に仕上がったりしますから、もしかするとお手本の写真よりもドラマチックな作品が出来るかもしれません。それらの使いこなしもテクニックの一つだと言ってくれる人もいますが、今後益々技術が進めばカメラ設定や後処理も人がやるより機械の方が得意になるかもしれません。それはまるでドローンの進化みたいに。

私はこう思うのです。多くの人が ”良い” と思う結果なら自動化が出来るのではないかと。良いと感じる共通点があるから沢山の評価を得るわけで、統計的にそれをアルゴリズムに加えれば人じゃなくても出来てしまうのだろうなと。

だとしたら人として写真を撮るという事はどういう事なのか。思うにそれは作り手が完成させたものを提供する事ではなく、見た人が自分なりのストーリーを作れるような作品作りなのかなと考えます。答えは画の中にあるのではなく見た人の心で作り上げるものだと。見る人の価値は十人十色だからロボットには出来ない事。作り手というのは見る人に広がりを与える事、そのきっかけを作る事が一番の役割なんだと思います。

音楽だって同じですね。やみくもに自分の感情を訴えかけるような歌詞やメロディを並べるより、聴いた人が自分の置かれた環境に上手く重なるような曲の方が絶対に響く。辛い時にその曲を聴くと元気が出るとか、昔の誰かを思い出すとか、リズミカルに仕事が進むとか。決して「皆が良い曲だ」というから自分にも良い曲に聞こえるわけじゃない。今流行しているから自分にとって良い曲になるわけじゃない。

芸術というのは自分が感じた事を人に伝えるという根本的な役割があるように思います。人には些細な事でも自分にとってそれが大きな刺激であったなら自分なりの工夫でデフォルメして、気付かなかった多くの人にもその良さを伝えよう...それが芸術。有難い事ではあるのですが「いいね」を沢山貰うほど違和感を感じるのは、芸術の基本が逆転してしまうからでしょうか。「いいね」を期待したモノづくりになってしまったり、沢山のアクセス数が欲しくて派手な事をしたり。ゴミ箱を撮っていたあの頃をいったい何人が「いいね」してくれるでしょうか。

見栄をはらない事の美しさ

Posted on 2017/05/25

先日丸の内のショップでちょっとしたショーウィンドウの中に可愛らしいガラスの一輪挿しが展示販売されていました。単なるガラスの一輪挿しなら世の中に沢山ありますがここで目を引いたのは2色ガラスのコンビネーション。

2種類のビンを上下2分割にカットして色や形状の異なるビン同士を組み合わせる事でさまざまなデザインが生み出せるのですね。更にそこにリューターか何かで模様を加える事でオリジナリティを出していました。キタムラマサコさんという方の作品だそうです。

DIY好きで自分で作ってみたい人ならアロマオイルやアルコールのビンを切断するだけで案外簡単に作れてしまいそうな気がしますが、簡単に!なんて言ったら怒られてしまうかもしれませんね。恐らくガラス用ノコギリでいかに綺麗にカットするかがポイントなんでしょう。仕上げはガラス用砥石みたいなもので研磨するにしても切断時に周囲に傷をつけてしまったりしたら消せませんから貴重なビンだったりすると一発勝負という事になります。

考えていたらなんだか挑戦してみたくなってしまいましたが、万力必須ですかね。木製治具なども作ればカット面の水平出しなども正確に出来そうです。

こんなふうに日常的に馴染みのある素材を工夫するだけで、頑張りすぎない美しさが感じられますね。

雲台は別途検討中

Posted on 2017/05/24

カメラ用三脚を新調することにしました。これまで愛用してきたSLIK EXCELLA 4というアルミ三脚はかれこれ24年前の骨董品。学生時代になけなしのお金で横浜ビックカメラで購入したのを覚えています。センターポールをいっぱいまで伸ばしても全伸長が1350mm程度と少し小さめでしたが、サイズのわりにはパイプ径も太く安定していたのでこれまで使い続けてきました。

しかし先日天体撮影に出かける際気付いたトラブル。ロックレバーのプラスチックパーツが割れてしまって固定できない...。三脚って一度買ったら一生ものくらいに考えていたのでまさか壊れるなんて事があるとは考えてもいませんでした。ただでさえ1350mmしかない高さが更に1段分低くなりいよいよ1メートルの三脚になってしまいます。常に中腰で撮影って流石に辛いですね。接着剤などを工夫して固定してみましたがロックレバーは力が集中する箇所なのでロックしたのと同時に傷口が開いてしまう...。それなら修理に出そう!という事でメーカーに問い合わせたところ、販売完了からすでに17年が経過しており交換パーツが無いとの事。ちょっと寂しさを感じました。学生時代からずっと愛用してきた三脚だったのでいろんな思い出が詰まっていましたからね。

残念な気持ち半分、急遽新しい三脚を購入する事になり浮かれる気持ち半分で各メーカーを見繕った結果、ヨーロッパ方面の高級三脚に憧れはあるもののお値段がお値段ですし、多少見劣りはするものの機能性では負けていない中国製も結構立派だったりして、結論その中国製をネット通販でアメリカから取り寄せるという力技。BENROというメーカーはカメラファンなら聞いた事があるかもしれませんが、日本国内は最近になって輸入代理店が無くなってしまい今後は購入が出来なくなるとの事、大手量販店の店頭からも次々と姿を消しています。したがってお目当てのモデルを購入するなら海外通販しかなくなってしまったというわけ。

まあ理由はどうあれ、GITZOの1/4程度の価格で購入できるのでこの際安心して使える三脚を奢ろうと。多分船便で半月ほど掛けやってきますから気の長い話ですね。eBayのトラッキングサービスを利用してみたところ現在ニューヨークで自由の女神の下あたりを移動中。

千葉のこんなところが好き

Posted on 2017/05/23

振り返れば社会人になってから何度か千葉をドライブしたことはあったのですが、海よりも山沿いを走るとこのようなローカル列車の線路を見る事があります。東京の線路のようにごちゃごちゃしておらずすっきり見えるのは給電用の電線を必要としないディーゼル列車の線路だからですね。

帰宅後に調べてみたら小湊鉄道線と呼ぶそうで、多くても3両編成、少ないときは1両で走っているようです。それがどれくらいの頻度なのか分かりませんが残念ながらこの日その姿を見る事は出来ませんでした。

千葉は土地も広いですし海があったり山があったりで変化に富んでいますからこうした路線をゆっくりディーゼル列車で旅したらとても楽しそうです。脇道にMINIを停め写真を撮っていたら道行く車から皆に「何撮っているんだろう?」みたいな感じでジロジロ見られましたが、分かってもらえませんかねこの解放感。

思いつきで千葉観光(3)

Posted on 2017/05/22

海でゆっくりした後は再び山へ。季節外れの夏日となりましたが気温が低めな山では新緑がとても美しい時期ですからね。車の中でiPhone検索により導き出された次なる目的地は養老渓谷。粟又の滝と呼ばれる有名な滝があるらしいのでマイナスイオンによる癒し効果も抜群だろうと。本日はそんな緑いっぱいシリーズです。

ナビのルート案内に従いくねくねと細い道を進むとちょっとした観光地らしき場所を通過。バイクで訪れた人達が地面に座ってお茶を飲んでいる感じだったのできっと何かあるのだろうと。更に進むと200メートルくらいのところに峠の茶屋が出てきてそれを通過すると700~800メートルで「滝めぐりツアー大駐車場」が出現。つまり、最初に通過した観光地らしきところが目的地の滝と思われ、駐車場はそこから1km近く離れた場所に存在するという事。

私は勝浦方面から目的地を目指しましたからこの地理が理解できましたが、東京方面から来た場合には何も疑わずその大駐車場に車を停めて歩くことになりますよね。いくらなんでも往復2kmは長いです。道路沿いから滝までも急な傾斜を歩くというのに。先ほどの峠の茶屋まで引き返してそこから歩く事にしました。ちなみに最初の観光地らしき場所にも駐車場はありますが隣接するホテル宿泊者のみ利用できるそうです。

お店でソフトクリームを購入しペロペロ食べながらレジのお姉さんに話を聞くと、ここの所雨が少なく水不足につき滝の迫力が無いとか!遊歩道のルートを教えてもらい山を下っていくと100メートルほどでドドーンと大きな ”滝らしきもの” が現れました。確かに水が少ない!マイナスイオンどころか子供が水遊びをするのに丁度良いくらいの穏やかな流れ。梅雨明けとかで水量が多ければきっと大迫力なんでしょうね。

滝の脇には上流まで上っていける遊歩道があり、水辺を見下ろしながら進むことが出来ます。この日はあまりに水が少ないので川の中まで濡れずに入る事が出来ました。柵なども無いので入って良いのだと思います。

 

長野(南部)出身の私としては山奥ではないまでも自然に恵まれて育ちましたからこのような風景は珍しいものではないのですが、普段東京でコンピューター画面ばかり見ているとたまにこういう大自然に帰りたくなることがあるんですよね。人間だって動物ですから。

もみじというと誰もが秋の真っ赤に色付いたソレばかり注目しますが、この時期のもみじの葉も青々としていて実に綺麗。それになにやら二股の小さな赤い花のようなものが付いていました。多分もみじにも花が咲くんだと思います。子供の頃近所の森でよく見たトオモロコシみたいな植物も発見。名前も知らない植物ですがコレ絶対毒がありますよね?

ここを訪れたのが午後2時頃でしたがお日様の光が丁度木々の緑を綺麗に見せる時間帯だったようでとにかくグリーンが鮮やかでした。様々な植物が生息する中で葉っぱ同士が重なる事でデザイン的な美しさを感じたりとか、水の流れる音をバックに見る草木はいつもより立体的に見えたりとか。もうすぐ夏がやってくれば暑さのあまりそんな感覚どころではなくなるでしょうが、今の季節は敏感に物事を感じ取ることが出来るような気がします。

結局この日はここを最後に日帰り温泉に立ち寄り帰路へ着いたわけですが、帰りの東京湾アクアラインは海を渡る手前から大渋滞。それでも事故ではなく単なる交通集中によるものだったので遅いながらも流れますからストレスにならない程度のロスタイムで無事に帰る事が出来ました。前日から42時間も寝ずにいたので渋滞に巻き込まれたらきっと寝てしまうだろうと心配したのですが、案外元気で帰宅後も写真のRAW現像やらブログ更新やら頑張れました。

思いつきで千葉観光(2)

Posted on 2017/05/21

今日の東京は30℃越えと暑くなりました。それでも湿度は随分低かったみたいで気持ちの良い暑さ。こんな夏が続くなら日本も快適ですが梅雨に入ればまたジメジメしますね。ブログは引き続き昨日の千葉観光について。

日が高くなるまで大山千枚田で過ごした後は山から海へと場所を移すことにしました。この日のもう一つの目的はここ勝浦海中展望塔。そう、海中展望塔と言えば沖縄観光のソレ。あの時海中を覗くという楽しさを覚えてからせっかく千葉に行くならここも見ておきたいと思っていました。私の周囲で「行ったことある!」という話は聞いたことありませんがあまり有名ではないのでしょうか?

海中展望塔へ続く橋を進むと途中このような人工的に掘られた四角い穴があちこちに現れました。説明によるとこれは昔イワシやエビ漁のイケスとして使われていたのだとか。なんだかちょっと不気味な感じがしました。ここで撮ったのが唯一のセルフポートレート、わかりますかね。

   

沖縄のソレと比べるとこちらの展望塔は直径が少し大きめに見えます。水深も沖縄が確か5メートルだったと記憶していますがこちらは8メートル。ちょうど水面から海上展望室までが8メートルだそうですから、それと同じだけ水深に埋まっているということですね。

ただこの日はお客さんの数がかなり疎ら。実はチケット売り場で聞いたのですが「本日は水の透明度が低く視界不良であまり魚は見えません」との事でした。その代わり通常価格960円の入場料が1/3の320円へと割引になっていますとも。価格はさておき状況に関わらず行くでしょ!というのが私の決断。だってこのために来たのですから。

で実際に展望塔に入ってみると中はガラガラ。代わる代わる一組の家族がいるくらいで殆ど貸切状態。

 

最初に窓から海中を見た瞬間は唖然としました。見えないとは聞いていましたが本当に何も見えない! 水の透明度50cmといったところでしょうか。海底など全く見えず5cmくらいの熱帯魚みたいな魚が窓に張りつくように泳いでいるのみ。ん〜これだと水族館どころかペットショップのほうがまだしっかりした魚が見れるんじゃないかと思うくらい。

それでも根気よく窓側で待っていると運良く近づいてきた魚がパッときてパッと見えなくなる感じでは楽しめました。ちょっと気持ち悪かったですがこのクネクネ感はウツボだよね? とか海のアイドル ハコフグとか。何度見てもハコフグは泳ぐのに適さない体型ですよね。他の魚と違って体は動きませんからヒレだけ高速に動かす姿が可愛い。

前日の天気や風の影響が大きいのでしょうけれど、水の透明度の高い日にはサメなども見られるそうですからまた機会があれば来たいですね。週末なのに人が少なくてゆっくりできますし、波打ち際では子供達が生き物を探したりできる感じがGood。

思いつきで千葉観光(1)

Posted on 2017/05/20

いつもの事ながら金曜の夜になっても土曜日のスケジュールが決まらないまま、やるべき事が無いわけではないが週末らしい楽しいことを優先したい願望がふつふつと湧いてきて、深夜2時頃まで色々調べた結果、東京近辺でも私がまだ殆ど開拓していない千葉県にいくつかの観光スポットがありそうだという事で行ってみることにしました。

まずは房総半島のほぼ真ん中に位置する有名な棚田 ”大山千枚田”。ルート検索をしてみたところ我が家からだと片道約2時間。地理的計算でいくと朝日が綺麗に反射しそうだからして4時半の日の出にタイミングを合わせるならまさに今が行動の時! という事でそのまま車に飛び乗って出発。私は昔からこんなふうに思いつきで行動するのが得意です。

到着するなり驚いたのは同じような目的でカメラを構える人達の多い事。こういう場所ですから車でなければ行けないわけですが、日の出ギリギリで到着した私などお目当の駐車場はすでに満車(と言っても5台くらい)で停められず、200メートルほど離れた場所に設置された広めの駐車場から歩くことに...。そちらの駐車場にも7,8台停まっていましたね。夜露でルーフがビショビショでしたから恐らく深夜からスタンバイしていたのではないかと。年齢層的には40〜50代くらいの人が多くいかにもネイチャーフォトやってます!的なオーラ出てました。皆ガッチリした高級三脚使っていたのが印象的。朝日なら結構早いシャッター切れるかと思うのですが、皆さん同ポジマルチショットからのHDR合成狙いでしょうかね、それなら確かに要三脚ですね。私はと言うと、α7RIIを手持ちでパシャパシャのみです。

田舎育ちの私からすれば田んぼなんてものはなんら珍しいものではなく、たまに自転車で落っこちた...なんてエピソードもあったりするわけですが、それでも棚田となるとこの目でちゃんと見た事がなく、昔から新潟の有名な棚田に行ってみたいなぁなんて思っていたわけです。しかしそれが東京からアクアライン1本で行ける千葉県にあったとは知りませんでした。そして実際に目にしてその美しさに圧倒されました。朝日という特別な光の力を借りてなんとも神秘的な光景。

 

実はこの場所にたどり着くまでに道を間違え、車1台がギリギリ通れるような泥んこの道を1km程走ることになりました。しかも1速じゃないと登れないような急坂もあったりして。ただでさえ朝日に間に合うかどうか...なんて気持ちで慌てていたのに、iPhoneのナビには ”大山千枚田” と入力しただけでルート案内をさせてしまったため、写真を撮ろうと考えていたスポットとは全然違う場所に案内されてしまっていたのです。そりゃそうですよね、 ”大山千枚田” はここいら近辺全体の名称であり、数百枚もある田んぼのどの位置かなんて事はiPhoneは考えてくれないわけで。

おかげで到着時には助手席側のタイヤが泥だらけでMINIも込みの写真を撮るなら必然的にこの角度から...というわけです。

幸か不幸か、今朝は結構霧のようなモヤが掛かっていて光のコントラスト的にはややソフトな感じだったのですが、それはそれで田んぼとは違った視点で見た場合にも何とも幻想的な雰囲気が出ていて山登りでもしたかのようでした。

しかしこれだけの田んぼ、田植えにしろ稲刈りにしろ機械が使えないですから人の手作業のみですよね。気が遠くなります。

最高の瞬間を期待するなら、まず待つのがいい

Posted on 2017/05/19

なんだか良い瞬間だったんですよね。黄色い可愛い車が停まっているというだけで写真撮っておこうと思ったらちょうどそこに黄色いバスが滑り込んで来て...。あまりに咄嗟の事だったので電子シャッターのままレリーズしてしまい、バスは見たこともないような流線形デザインになってしまいましたけど。こういう時は機械式シャッターで撮らないとダメですね。α9ならこの20倍の速度でスキャンできるようですからほぼ問題ないレベルにまで来たようですけど。あと2年もすればカメラからシャッター幕はなくなるかもしれませんね。

無い物ねだりをしても仕方がないのでここで最高の瞬間を狙うなら、この後機械式シャッターに切り替えてからなぜもう少し粘らなかったのだろう...というのが今回の反省点。確かに黄色いバスは斜めになってしまいましたが、もしかしたらこの後真っ赤なバスが走ってきたかもしれないのに。

でもやっぱりここはいい

Posted on 2017/05/18

銀座SIXに蔦屋書店が入っているとは思いませんでした。この立地にこの存在は非常に大きいですね。確かに丸の内近辺にはまだ蔦屋書店は存在しておらず一番近くても中目黒か代官山ですから、セレブ感溢れる街である銀座は狙い所だったのかもしれません。

しかし現時点で全国に10店舗足らずの蔦屋書店が東京に4店舗(蔦屋家電含む)もあるという事に驚きますね。ここ銀座店は商業施設の一角という意味では大阪梅田店と似ていますが、大阪がオーバル状の店内であるのに対しこちらは四角い感じ。規模は驚くほど大きなものではありませんが、芸術書の類は今風なものが結構並んでいる感じがしました。巨大な写真集なども取り扱いがあるようで下の写真のようにサンプルを見る場合は白手袋をはめてご覧になってください!というポリシー。ただちょっと手袋の置き方はあまり感心しないというか前の人が使い終わったままなので仕方がないですか...。でも他ではなかなかお目にかかれないようなサイズですから一見の価値ありですね。

どこの蔦屋書店にも共通して言えるのはクリーンでお洒落な店内には必ずカフェが入っていて、ここ銀座もスターバックスコーヒーを飲みながら本を読むことが出来ます。書店なのに図書館のように読み放題なのが現代風ですよね。立ち読みをしているとハタキを持ったおじさんがパタパタし始める...というのはもはや漫画の世界になりつつあるのでしょうか。

調べて見ると国内には外観にも拘った様々な蔦屋書店があるようですね。個人的には大阪枚方店北海道函館店には行ってみたいですね。大阪枚方店のほうは近々行けそうな予感がしています。

もう少し工夫がほしい

Posted on 2017/05/17

世間に遅れる事半月ほど、ようやく銀座SIXへ足を運びました。銀座エリア最大の商業施設というだけあって堂々とそびえ立っておりました。とはいえ近年はどこもかしこも大きなビルが立ち並んでいますからこれだけ大きな建物でも銀座の通り沿いに並んでしまうと隣接するビルに同化して見つけにくかったりするわけですが。立地条件的にはTOKYU PLAZAのほうが交差点の角っこで目立ちますからランドマークになりますかね。

日曜日に立ち寄ったためエスカレーターなども凄い人で店内のあちこちにガードマンが立っていて交通整理をしていました。オープン直後は私のように一見さんが物珍しさでやってきて買い物もしないのに店内をウロウロしますからね。

吹き抜けの店内は草間彌生さんのカラフルなかぼちゃのオブジェで彩られている事で有名になりました。昔と違って最近はSNSによる情報発信を加味してこうした空間デザインを考えるのでしょうね。お客さんが写真を撮って拡散した時に、その画を一目見て印象に残り実際に行ってみたくなるようなインパクトが重要なのだと思います。それにはこの赤いカボチャは最適なんだろうなと。店内の一角に草間彌生さんのアートギャラリーもあり、オリジナルの絵画やオブジェが販売されていましたが、手のひらに乗るような小さなものでも数百万円していましたから、この大きな風船には随分お金がかかっているんでしょう...。

ただ、商業施設として見た場合は確かに多くのショップが入っているのですが、銀座という土地柄か有名ブランドばかりで、掘り出し物を見つける!的な楽しさには欠けるというか、九州や北海道のお土産が東京でも買えるみたいに有名ブランドだけならここじゃなくても見たり買ったり出来るんじゃないか?という印象は否めませんでした。施設の構造も昔ながらのデパートみたいだなぁと。人が多く全てを見てきたわけではないので実はもっとワクワクするフロアーがあったりするのかもしれませんけどね。

買い物の予定はないけれど銀座まで来たから寄っていこう!と思わせるようなここだけの工夫がほしいような気はします。