日差しに恵まれたこの数日の天気は梅雨前の貴重なものだと知りつつも、内心少しの焦りがありました。それは他でもなく、家庭菜園で生育の進んだトウモロコシの害虫被害。
我が家のトウモロコシの雄穂が顔を出し始めたのが先週末。ただその時はまだ雄穂が出た株と出ていない株がありましたから農薬散布は一旦見送って1週間待ってみようと考えたのでした。ところが今週に限って平日の気温がぐんぐん上昇し日差しも強くC4植物のトウモロコシにとっては絶好の成長環境となりましたから、たった数日とはいえ農薬散布が遅れてしまうのでは無いかと気が気ではなかったのです。
トウモロコシにとって最大の敵はアワノメイガと呼ばれる蛾の幼虫でして、これに食われてしまうとトウモロコシの実はもう悲惨なまでにボロボロにされてしまいます。そしてその虫の被害は有機栽培であれば限りなく100%に近い確率。だから農薬頼りとなるわけですが、それも使用するタイミングが重要とされています。
最低でも雄穂が出てきた時点と、雌穂が出てきた時の2回。ここに合わせて最適な薬剤を使用しないと被害は防げず、1株から1本しか収穫できない貴重なトウモロコシを失うこととなります。
我が家で準備したアワノメイガ対策用薬剤がこちらのフェニックス。農家さんの間ではアワノメイガといったらフェニックスというくらい定番の薬です。この薬だけはかなり早い段階で私も準備しておりました。いざ使いたい時期に売り切れで入手不可能!なんてことになったら困りますからね。
一緒に使用したのは展着剤のダイン。噴霧器により霧状に噴射した薬剤が植物の表面で弾かれてしまわぬよう、車のコーティングで言うところの親水性を持たせる役割で、植物の茎や葉に掛けるとペターっと全体に濡れてくれるのでより薬剤の効果が期待できます。
作業を終えてホッとしているところですが、1週間前にこの農薬散布を行うのが正解だったか、今週の作業がせいかいだったかはいずれ収穫の際に結果がわかります(虫に喰われていれば失敗)。ただ先にも書いたように、今後雌穂が出てきた時点でなんらかの農薬をもう一度使用することになりますが、そこで同薬剤を使用するか、それとも別の薬剤を使用するかを慎重に検討しています。
別の薬剤を使用する場合はアディオン乳剤かカスケード乳剤になりそうで、どちらもアワノメイガに対応するものの農薬はトウモロコシだけに使用するわけではありませんから、他の野菜との兼ね合いも考慮し、枝豆にカメムシが寄ってくるようならカスケードですかね。
または来週末あたりに保険でカスケードを使用し、雌穂の段階で再びフェニックスか...。農薬の使用時期と種類、他の野菜とのバランスを考えるのは大変難しいです。


