我が家のテレビ台は杉と思われる無垢材で作られており、見た目の暖かさと部屋との調和がお気に入りなのですが、その棚板に目立つ傷がいくつかあるのが気になっていて1年ほど前より何とかしようと考えてはいたものの時間が取れず対応が先送りになっておりました。
やめておけば良いのに、どういうわけか毎年この一番暑い時期に私は屋外で木を削る作業を繰り返しています。今年はこの棚板、昨年はテーブルでした。
遠目に見れば綺麗な棚板も近づけばご覧の通り何か固いものを引きずったような傷がダイナミックについていますし、所々爪を立てたような凹みもあったりして、今回はこれらが消えるまで表面を研磨して綺麗にします。
板を裏返せばこちらにはもともとあったと思われる節穴がいくつか空いており、この際ですからこれらも綺麗に埋めて上下ひっくり返しても使えるくらいに修正していきます。
節穴はウッドパテで埋める前提ですが、その前に節の中の劣化した部分は粉のようになってパラパラと落ちてきますから、そうしたクズは竹串でゴリゴリとそぎ落とし綺麗な穴の状態にしておきます。ちょうど虫歯を削る歯医者さんのよう...。
この後ウッドパテで穴を埋めました。
準備が整えばここからはダブルアクションサンダーによる表面研磨です。今回は120番で荒削りし、240番で面を整え、最終的には400番で仕上げました。
この板は節があるだけでなく数年使っているせいか僅かにソリがあり、サンダーで均一に削るのに少々苦労しました。節と木目の関係で1枚の板でも固い場所と柔らかい場所が存在するため、削っていてもサンダーが一定方向に引っ張られるんですよね。物を置く台として使う棚板ですからなるべく平に仕上げたいのですがそれがなかなか難しく。電気カンナで削ったらまた少し違うのかも。
仕上がりはご覧の通りどこから見ても新品のように綺麗になり、何なら木の香りさえ楽しめるくらい。
上の写真を見ても分かるように、板は真ん中付近が少し下がるように反っています。この反りはサンダーでは直せないので大型の機械に突っ込むしかありませんが今回はそこまで追求せずあくまで表面の目立った傷が消えればOKとします。
本気でこの板が反らないよう対処するなら端ばめ接ぎのような手法で板の長手方向両端に別の木をはめ込むような工夫が必要だと思いますが、それは反っていない板を加工するのが前提ですからね、ここまで反ってしまうとまずは反りを修正するところからでしょうからトータルで見ると職人技でして。
研磨が終わったらこれで完成!でも良いのですが、うっかり水をこぼしてしまったりしても影響がない程度に表面をオイル仕上げにしてコーティングしておきます。オイルといっても私が使うのはいつも決まって油性の木彫オイル。今回は気温の高い夏場の作業なので薄め液を50%ほど追加してシャバシャバ粘度で塗りました。
昨年同様の作業をした時は乾燥時間が早くて仕上がりがあまり美しくならなかったですからね。少しは学習をしての対策です。
あとは1週間ほど乾燥させれば出来上がり。ボロボロだった節穴もご覧の通りウッドパテによって綺麗に修復されて真っ平らになりました。
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