少し不気味な橋が目的で

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奥多摩へ行くならいつも愛車のハンドルを握って...昔からそうでした。信号の無いああいった山道は車好きなら目的もなく向かう場所です。だからこそ知らなかった奥多摩駅の直ぐ近くにこんな巨大な工場がある事を。電車で来た事が無かったですからね。例外なく車で訪れた今日はちょっと目的あっての事。

私もこの工場の存在を知ったのはほんの数日前の事。こういう時代ですから場所の確認はGoogle Mapで一発ですが、その歴史に関してはネット検索より近所の住人の方に聞いてみるのが一番と思い、早朝清掃中のおばちゃんに声を掛けてみました。

聞けば50年以上前からこの工場で石灰石の採掘が盛んに行われてきたのだとか。ただ時代とともに状況が変わってきて現在は正直住人の方にも何をやっているのかは分からないとの事。辺りにはブーンという不気味な音だけが鳴り響いています。周囲に民家が集中しているため少しホッとしますが、もしこの工場だけしかなかったらちょっと怖い感じがします。

さてここからが本題、採掘というのは原油と違って同じ場所を掘り続けるわけではありませんから、どこか遠くで掘った原石をこの工場まで運んでいるわけです。これだけ大きな工場で処理するだけの大量の原石を50年以上前にダンプカーで運んでいたはずもなく...。そこで出てくるのがトロッコです。Google Mapで見ると一目瞭然、この工場から更に山奥の日原という場所にある採掘場まで約6km、無人のトロッコ専用線路があるのです。その殆どがトンネルの中を通っているようですが一部は地上高くに掛かる橋の上を走行しています。20〜30メートル間隔でワイヤー連結された無数のトロッコがスキー場のリフトのごとく循環しているようです。

そう、今回はそれこそがDJI Phantomによる空撮のターゲット。見てみたいわけですその橋の上のトロッコの様子を!

今日も朝早く起きました。昼間はハイキング客なども来そうですからバスの運行が始まる前の時間が狙い目。都内より体感で5度以上も気温が低く感じられ半袖で行ったのは失敗でしたが、なんとか飛ばす事が出来ました。工場の上空も気になるところですが流石に人様の敷地を飛ばすわけにはいきませんので今回は橋のみです。

と言う事でして、本日撮影素材を編集中。明日公開予定です。

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