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グライダーが好き

Posted on 2017/02/02

Googleさんの親会社が太陽光発電ドローンプロジェクトを中止というニュースを昨日目にしました。Googleさんは昨年自動運転カーの開発もやめてしまったと記憶していますが、将来的に大きく夢のあるプロジェクトを次々やめてしまう何らかの事情があるのでしょうか。Appleさん同様IT社会を引っ張っている大きな組織だけに少し勿体ない気がします。

しかしこの写真を見ていて思ったのですが、実機に限らずラジコンの世界でも電動グライダーの主翼にソーラーパネルを貼り付けエコな動力を心掛ければ太陽がある限り飛び続ける事は出来そうな気がしてきます。現実的に人が操縦する(逆にここを全自動化しては面白くない)事を考えると、永遠に飛び続ける必要は無く、せいぜい30分とか1時間の飛行が出来れば楽しめますよね。

本気でグライダーをやっている人からすれば、そもそもサーマル(上昇気流)を上手く使う事で飛び続けるのが醍醐味だろう!と怒られてしまいそうですが、そこをあえてソーラーエネルギーで穏やかに飛び続けるというのも面白いかと。

まあ、こんなことを考えるのは他でもなく、空飛ぶラジコンの中で私は音もなく飛べるグライダーが好きなのと、昔父親と一緒にラジコングライダーを飛ばしていた頃は、100メートル近くある長く強力なゴムをウインチの代わりに引っ張っていた記憶があり、機体から外れたゴムを拾いに行くのが子供の役割だったのを思い出しまして。先端に付けた飴玉に騙されて何度拾いに行った事か...。

ソーラーグライダー、F3Bみたいな競技はさておき穏やかに飛ぶだけならなかなか良さそうです。

こんなハニーでポップなアイテムだったかな

Posted on 2017/01/07

先日SNSか何かのリンクに上の動画が表示されたので見てみたところ随分ポップな感じのドローンのPVでした。Surehobbyの商品ページによればJJRCという中国トイラジコンメーカーが発表したH37 ELFIE Love520という機体で、2017年のバレンタインギフトとして早々登場という事のようです。

見た感じがZEROTECHのDOBBYそっくりだとか、もっと小さなドローンなんて今日日沢山あるとかそういう事はこの際横に置いておくとして、この動画を見ただけでドローンの社会的認識が変わってきたなぁそんな事を感じます。

ほんの5年ほど前までは「空飛ぶラジコン」といえばその道を極めたごく一部の人のみの趣味でしたが、今や女の子がバレンタインでポケットから出してプレゼントですか...。まあこの延長に自動車の自動運転技術などが存在しているかと思えば納得ではありますが、普通に飛ばすだけなら特殊な能力不要となれば優越感や達成感とは無縁の世界になってきましたね。端から見ても同様でしょうし。

むしろドローンならではの技術や機能は物凄いスピードで進化していますから、これまでの ”空モノ知識” よりも新機能の仕組みやアプリケーションの使いこなしの方が問われるようになってきていて、人の手で操縦するより新機能に頼ったほうが正確に操れるようなところまで来ていますから、ユーザー層が移り変わっていくのは自然な流れかもしれませんね。

ところでDJI Mavic Pro、そろそろ1ヶ月待ちくらいで入手出来るようになってきたようですが...。

やっぱりDJI Mavic Proは凄かった

Posted on 2016/11/04

diary6774

仕事上たまたまDJI Mavic Proに触れる機会があったのでじっくり実機を見せて頂きました。大きさや重さは想像通りと言いますか事前調査通りだったのですが、思いの他プロポが小さかった事と、機体とプロポをセットで入れられる専用バッグは一眼レフ用の一番小さなカメラバッグ程度で機動性の良さを再認識。

と、今日はそこまでのつもりが「飛ばしてみますか?」のお言葉に甘えてちょぃちょぃっと...。

鉄筋コンクリートの室内、GPS受信ゼロ、にも関わらず離陸直後から空中に貼り付いたようにホバリング。ちょっと意地悪をして床から50cm程度の低空飛行をさせるも地面効果の影響などものともせずビタ止まり! これまでのPhantomとは別次元の安定感。例えるなら ”手で持つより安定している” 感じ。

それでいてスティック操作に対する反応は非常に敏感で機体の軽さがそのまま運動性能に反映されています。Phantomと比べるとセダンとスポーツカーくらいの違いがあり、動かしたいように動き、止めたいところで止められる...。まあ私の知るPhantomは2世代前のPhantom2ですから最新の4はもっと高性能なんでしょうけど。それからこのMavicは壁などの障害物に接近するとプロポからバイブレーションによるフィードバックがあり教えてくれるのですね。

総合的に見てこのMavic Pro「スバラシイ」の一言に尽きます。これはもう未来からやってきたドローンです。実家の長野に帰ればいくらでも飛ばせる場所はありますからすぐにでも購入したいところですが、先日高級なパソコンを発注したばかりでして...。

8兆円ビジネスとも言われているのに

Posted on 2016/10/11

diary6742

普段、一般企業の人気とか実績とかそんなことには何ら興味を示さない私ですが、先日「2016年第三四半期ドローン企業ランキングTOP20」の発表があったのでそれについて少し。

ドローン本体の製造メーカーだけではなく、ソフトウェアやシステム開発を行っている企業も順位に含まれる結果で、トップは言わずもがな中国のDJI、続いてフランスのParrot、3位が中国のXiaomiとなっており、悲しいかな日本国内メーカーはTop20に1社も入っていません。

冷静に考えれば近年これだけドローンブームの中にいて、日本国内で思い浮かぶドローンメーカーを挙げよ!と言われても確かに何一つ浮かんでこないわけで。勿論PRODRONEやYDSのようにドローン事業を積極的に展開する会社もありますが、コアとなる機器やパーツはやはりDJIに代表される中国や韓国のものを組み合わせており、その場合は製造メーカーやシステム開発というより取扱店に近い立場であるためドローン企業とは呼べないのかもしれません。日本の双葉やJR PROPOはプロポの老舗ではありますがドローンメーカーではないですしね。

しかしトップ20までにエントリーされている国の偏り方ときたら驚きましたね。中国、アメリカ、フランス、この3ヶ国で独占されています。スイスとカナダもランキングされてはいますが共に一枠のみ。いずれも土地を沢山持っている国が強い気がしますが勿論それ以前にドローンへの意識レベルの違いがありそうですね。韓国がエントリーされていないのが意外ではありますが。

今はまだドローンに特化した技術。しかし今後それが車の自動運転だったりロボットだったりと応用されていく事が予想され、この先日本企業は大丈夫なのか?と心配になります。

方向性が定まらない時期

Posted on 2016/09/30

diary6729

DJI MAVIC PROの事が頭から離れないここ数日。飛ばせる環境の有無は別にしてなんだか欲しくなるパッケージに仕上がっている事は間違いなく、私のようにドローンへの興味が再加熱している人は少なくないはず。

しかし今年から来年にかけ私は何かと物入りで、自宅と仕事の中核を担うMac Book Proの更新がありますし、ボタンが反応しなくなり壊れかけのデジタルカメラの更新も重なり、仕事柄映像制作を教える立場にありながら自宅はブラウン管のSDテレビ環境という点もさすがに何とかしないといけませんし、来年夏前にはMINIの車検が控えていたりで、とても無駄遣いをしている余裕はなく...。そう言えばMINIのボディカバーも大分傷んでいるなぁとか。それもゴアテックスだったりするので買い換えとなると丁度新型iPhoneくらいのお値段しますしね。

まあどれも無くて生きていけない事はありませんから ”贅沢装備” と言われればそれまでですが、それが私の原動力だったりしますから必需品とも言えるわけで。正直今はどこから手を付けようかと思案中。デジタルガジェットは発売時期と購入時期のタイミング!がありますしね。

写真の小さなクアッドコプターくらいならすぐにでも買えますかね。これでFPVも実現しているそうな。

他のモデルを購入する理由は何ですか?

Posted on 2016/09/28

diary6727

先日のニュースで「あのGoProがドローン業界に参入した」という話題に気持ちが盛り上がりきらなかったのは多分皆この発表が控えていたからではないでしょうか。予定通りリリースとなりましたDJI MAVIC。ドローンを知り尽くしたDJIだからこそファンの意見を形に出来た!そんな仕上がり。

ドローンファンの皆さん、これじゃないですか? 我々が求めていたのは!なんたって腰にぶら下げて移動出来ちゃう機動性。GPSにプラスして安定飛行用のビジョンポジショニングカメラは5機搭載、Full HDモニタリングなら4km、720Pなら7kmのムービーストリーミング、4K30P撮影、27分のロングフライト、超音波距離センサーにより海の波さえも除ける安全性、画像ベースの動体トラッキングを使用したトレースフライト、RC無しでスマホフライト可、時速65Kmの高速フライト、そして同時リリースのDJIゴーグルによるFPV。

ホビー向けドローンを極めた感のあるMAVIC。GoProさん3年後ろを付いてきなさい!と言わんばかりの完成度。

日本はドローン規制が厳しくなり飛ばし難くなったため私も一旦は離れた身。東京に住んでいる限り現実は厳しいけれど、743グラムのこいつなら登山にも持っていけそうな気がしてくる...。

暖かく見守る。Sessionは欲しい。

Posted on 2016/09/20

diary6717

半年ほど前から噂されていて水面下で動きのあったGoPro。ようやく登場した感が否めませんがカメラメーカーがドローン分野に進出、”Karma” だそうな。その他、シリーズ化したGoPro Hero5やSessionも更新されましたが世の話題はこちらのドローンの方に集中ぎみ。

ほんの数年前まではウェアラブルカメラと言えばGoProと合言葉のように語られたものですが、近年は競合製品の品質向上に伴いその地位がグラグラし始めていたところ。追い打ちをかけるようにドローンメーカーDJIのカメラ業界進出に伴い急激に株価下落というところまで追い込まれておりました。こうなってしまうと立ち直るにはHero5が4K 60P対応するくらいのインパクトがなければ難しいのではないかと心配されたくらい。

そこで出した答えがドローン業界進出という方向性。DJIがカメラ業界へ土足で踏み込むなら、GoProは逆にドローン業界へ...とガチンコ勝負に出たわけですね。

公開されたKarmaのスペックを見る限りはDJI Phantomシリーズに非常に近いパッケージとなっており、国内販売価格9万円(カメラ別)にHero5をセットしてもPhantomより多少お買い得感あり!という戦略的価格設定。驚くのはセットにハンドグリップも含まれている点で、機体からカメラを外せばハンドジンバルになるというアイデアはこれまたDJI Inspire1と一緒。

その他の特徴としては機体が折りたためるのがポイントで、先のハンドグリップの他、液晶ディスプレイ一体型プロポと機体をまとめて専用ケースに収めれば気軽に背負えてハンズフリーって寸法。確かにドローンは機動性の良し悪しが撮影現場でのモチベーションと可能性に直結しますからここは非常に評価できる点ですね。

ただどうでしょう、GoProというメーカーがドローンを作った!という話題性以外に、この機体を購入しなければならない理由はあまり見つからない気がします。DJIがドローン搭載カメラをGoPro Heroシリーズから自社モデルに移行した関係でGoProが空撮に使われる頻度が極端に減った事が開発の背景にある事は明らかですが、歪曲収差が目立つ空撮分野においてあえて魚眼レンズのGoProを使おうという人がどれだけいるかを考えると...。「DJI純正カメラじゃなくてやっぱGoProだよねぇ~」という声はそう多くないように思うのです。

DJIはその点に早くから気づいていたようで自社製カメラを出した時から歪まない(魚眼ではない)レンズを搭載していましたね。フライトコントローラーを初めとするソフトウェアの成熟度もDJIは世界のトップに君臨していますから後ろから追い越そうにも相当な勢いが必要なはずで。

現段階では実際に飛ばしたわけではありませんしHero5の画質を見たわけではありません。GoProだってこうしたデバイスを出してくるからには競合製品を相当研究しているはずですからいずれも実機の仕上りに期待ですね。もうKarma無しには空撮は語れない!っていうくらいインパクトのあるドローンかもしれませんし。

今回の発表で私が一番興味を持ったのはHero5 Sessionですね。あのサイコロのような小さなボディで4K 30Pを実現したと言いますし、3万円台という価格は他社製アクションカムの半額程。同時収録台数が多い方が楽しめるウェアラブルカメラにおいて価格上昇はナンセンス。ビジネス云々以前に1台の映像より2台分の映像があったほうが楽しいに決まっている! 沢山使ってもらってこそ必要性を感じてもらえる特殊なデバイス。他が1台のところGoProは2台、他が2台ならGoProは4台!このスタンスは実によろしい!

対してDJIさんは今月末にMavicの発表を控えていますね。

なるほど電池までIoT

Posted on 2016/08/03

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MaBeee(マビー)と呼ぶそうです。見た目は単三電池のようですがこれが歴としたIoTデバイスなんだとか。スマートフォンとBluetoothでペアリングする事でこの電池の出力をコントロール出来るらしい。ミニ四駆やプラレールを遠隔操作出来るというわけ。つまり単三電池サイズだけれども装填するのは単四電池。Eneloopも使えるんでしょうかね。

スマートフォンにインストールする専用アプリケーションからはスマホ本体を傾けたり振ったりするアクションでコントロール出来たり、電波強度や音声をトリガーとする事も可能だそう。タイマー機能もあると言いますからアイデア次第で色々な使い方が出来そうです。

私が子供の頃にこんなものがあったらさぞ楽しめたでしょうね。何せ温泉に行くとケロリン桶の底に水中モーターをくっつけて湯船に浮かべていた子供でしたからね。

光で固まるなんて映画に出てきそうなツール

Posted on 2016/07/29

風邪をこじらせ自宅で寝ていたところ洪水のような鼻水で床上浸水になりそうだったので、起き上がりiPhoneを見てみたらFacebookのレコメンデーションでBondicなる製品が表示されました。

情報を読み取った限りこれは紫外線に反応する接着剤。いよいよ日本のホームセンターでも入手可能と書かれていましたからこれまでこのような製品はなかなか入手出来なかったのでしょうね。

紫外線で硬化するものの代表といえば歯科治療で使用するあの白いヤツ。私自身歯の治療で歯医者に通っていた頃、医師が歯の詰め物をした後に眩い光を発する棒を口の中に挿入してきたのが気になって聞いた事があったのです。「その宇宙人が使いそうな道具は何ですか?」と。その時の回答が詰め物を硬化させるための紫外線ライトだと。

紫外線による硬化の特徴は極短い時間で固まる事と、水中でも使える事。今回のBondicは紫外線照射後約4秒で硬化するというので瞬間接着剤では硬化が早過ぎ、エポキシでは時間が掛かりすぎるという用途に向いていますね。

しかしこれはどちらかというと接着剤というよりパテに近い存在だと思うので、モノをくっつけるというより造形用途に最適なんでしょうね。接着剤だと思って使うと場合によっては接合部の内部まで光が届きませんから完全硬化しないんじゃないかと。いずれにしても一つ持っていたら何かの役に立ちそうな気がします。

まだまだ空は広い

Posted on 2016/04/20

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今年で2回目となる国際ドローン展が千葉県幕張メッセで今日からスタートしました。昨年に引き続き今回も私は説明員ではなく視察係として市場の動向をチェック。2015年は何かとお騒がせだったドローンも国内では法がきっちり固まってきたり、ドローンメーカーの配慮もあって、今は冗長性を十分考慮した上でホビー以外の ”可能性” に各企業が取り組んでいる...そんな状況にあるようです。最近の機体は飛行禁止区域では離陸すら出来ないようになっているようですね。

さて国内のドローン市場を常にリードするPRODRONEさん。相変わらずペイロード30kgなんていう大型機をズラリと並べて技術の高さをお披露目しておりますが、今年はなんと違法飛行中のドローンを捕獲するドローンを展示しておりました。つまりドローンをドローンで捕まえる!という斬新なコンセプト。捕獲する為のネットランチャーを4発装備しており空中で対象目がけて発射するそうです。なんだか凄い時代になってきましたね。

そして業界の流れは全天候型だそうです。ホビーや空撮は別として企業がドローンを何かの手段として使おうと考えれば、確かに天候に左右されない事は重要ですね。

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こちらもPRODRONEさんの展示ですが、いよいよデリバリー目的の機体がコンセプトとして形になってきているという事でしょうか。米Amazonがネットショッピングにドローン配送を検討しているという話は随分有名ですが、日本でも千葉県では既に実用化に向けて動き出していると聞きますから、それらに安全と荷台の実用性を加味するとこういうスタイルになるのでしょうね。個人宅への配送は現実的ではないにせよ、倉庫にあるパーツを本社まで運ぶ!なんて業務目的なら確かにマッチしそうな気がしてきます。

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SECOMが防犯目的でドローンを導入!という発表があったのが昨年、今年も展示されていたのでお話を伺ったところ、既に導入実績があるのだとか。不審者を発見するとオートパイロットでドローンが飛び立ち上空から追跡するという映画の1シーンのような事がもう日本でも始まっているのです。

続いて今年はNTT東日本もこの展示会に初登場しており、こちらは災害現場などでライフラインが寸断された際、ドローンにてケーブルを引き直すのだそう。まさに今回の熊本の地震のように、谷に架かっていた橋が丸ごと無くなってしまうケースにおいては、橋に沿って這わせてあるケーブルも同時に失うという事ですからこのような技術が望まれます。これまで復旧に相当時間とお金が掛かったのだそうです。話によると釣りざおやペットボトルロケットを使っていたんだとか...。う〜ん焼け石に水というか、大変な苦労があったんだろうと想像出来ました。それが今後はドローンで向こう岸までケーブルを運べますから、刀から機関銃に持ち替えたくらいの進歩ですね。

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ドローンを空撮や宅配や災害時の補助として使う以外に、随分前から実用化が検討されている測量の世界。地上からでは難しいような起伏に富んだ地形の測量を上空からスキャンしてコンピューターの画面上に3D表示するという技術。今年は2,000万円とも言われるレーザースキャナー搭載機まで登場していました。これを使う事で、樹木が植わっている土地でも正確に地表の計測が出来るのだとか。凄いですね。

そしてサーモカメラを搭載した機体もいくつか見かけました。サーモカメラ、つまり温度に反応するカメラにより、通常の画像認識だけでは難しいような環境で目標物を判別するのに重宝するそうで、恐らく山岳救助のように険しい山間から遭難者を発見するような目的で使われるのでしょうね。まあ映画プレデターそのもの!という事になりますね。

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職業柄思わず反応してしまったのが上の画像。CMや映画の世界でお馴染の3D-CGソフトAutodesk Maya。なぜここに?と思ったら、何とこのMayaの中で3次元CGとしてオブジェクトを作って動かしたら、それをドローンの制御にそのまま使えるのだとか。要するに、画面の中で作っていた動きを現実世界でドローンが実現してくれる!というわけ。ちょっとこれまでと発想が逆転している感じで面白いです。今まではカメラで実写映像を撮ってくるとそれと動きを合わせるようにCGを作りましたが、こちらはCGが先にあって、それと同じ動きをドローンに撮ってこい!と指示を出すわけですから。

でもこれは撮影に特化したシステムではなく、Mayaの動きとドローンの動きが同期するシステムと考えられますから、つまりはMayaがコントローラーの立ち位置なわけです。橋の点検をしたいのならMayaの中で動きを作ればその通り点検に使えます。農薬散布をするなら畑や田んぼのトレースポイントをMayaで指定すればその通り飛んできてくれる...。いやはや農家さんもCGソフトが使えるかどうかで効率が左右される時代ですか...。

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さてこちら、ドローンというのは何もマルチコプターの事を指すわけではなく無人航空機全般を言いますから、飛行機のようなこれもドローン。大抵こうしたタイプの機体は長距離飛行を目的としたものが多く、このモデルも御多分に漏れず...ではあるのですが、ちょっと面白いと思ったのはエンジンも搭載しているという点。それも動力目的のエンジンではなく発電用!

そう、ドローンの世界もいよいよハイブリッド機の登場というわけです。

発電機搭載ですから極端な話バッテリー無しでも飛行出来るんだとか。一応バックアップ用にバッテリーの搭載は考えているとの事でしたがコンデンサーでも何とかなるらしいです。どうせエンジンを積むならわざわざ電力に変換してモーターを回さなくてもそのままペラを駆動すれば良いのでは?と思うのですが、振動の面で不利である事と、フライトコントローラーからのフィードバック制御等を考慮すると電動で飛ばすのが安定性においても優れているようです。故にエンジンは発電機というわけです。

搭載するエンジンにはセルモーターも組み合わせたいと言っていましたから飛行中万一エンストしても再始動が可能になると言います。意図的に止めたり回したりして飛行距離を稼ぐ事も出来そうだとか。なるほどいろんなアイデアが出てくるものですね。

会場全体を見渡してちょっと拍子抜けだったのは、まだドローン界にはVRなる技術はそれほど浸透していない事。いえ、映像業界でもここ半年ほどで急に盛り上がってきた技術ですからワークフローも含めた環境作りはこれからなんですが、ドローンに360度カメラを取り付ける事で見えてくる可能性ってあると思うんですよね。今後に期待です。

※ 会場は写真撮影禁止の場所が多いです。掲載したものは全て許可を頂いて撮影しております。

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