初めて来たのにそんな気がしなかった

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仙台駅から空港へ向かう電車の中では窓越しに見える景色と記憶が連鎖して複雑な心境でした。視界に入ってくる住宅が皆一様に新しかったり、取壊されつつある仮設住宅、未だに一部残された震災ゴミ。そして向う先はあの日テレビの中で生々しく津波に飲み込まれていった仙台空港...。

到着してみると空港の一部には当時押し寄せた津波の高さを表す目印が描かれている箇所がありました。およそ3メートルだそうです。空港というのは基本的に平らに造られていますからそこが3メートルの水深になったという事はどれだけ大量の水が流れ込んだのか想像するのは容易ではありません。

人の力というのは小さなようで偉大なもので、今では何事もなかったかのように綺麗な滑走路が広がっています。そこで暮らす住人や職員、ボランティアの力を借りて確かに日本は前に進んでいるんだ...そんな事を感じました。

沢山の人に支えられ今日私はそこから飛行機に乗って福岡に到着。

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