春だなぁ。そんな気持ちを街で切り取る

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寒い寒いと言ってもいつしか日差しは春のそれに変わってきていて、もっと言えば街のファッションブランドなどはとっくにシーズンが入れ替わっていたりするわけですが、それらを上手く写真で魅せるのは案外難しかったりします。

写真って見てくれた人に温度や匂いや肌触りまでは伝えられませんから、 ”国語” で言ったら俳句みたいなもので、限られた枠の中にどう季語を入れ込むか!みたいな工夫が必要だと思っています。そして上手く季節感を感じられるようなものがフレーミングできたなら普段はそこを象徴するように被写界深度を浅くして前後をボカすことで注目させるのですが、今日のようにパンフォーカスで撮りたい場合はそれが使えないので、私の場合は見せたいものをフレームの四隅に配置することで力強さを借りています。

一旦隅に集まった目線は次第に中央に移動していくので、おのずと対角線にある看板の文字にも届くかなと...。写真は読み物だ!なんて言う人がいるくらいで、私はそういうところを今後も目指していきたいですね。

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