カテゴリー別アーカイブ: Photo

この空では星は見えそうにない

Posted on 2017/07/21

夏休みとまではいかないまでも、週末くらいはどこか遠くへ行きたい...。それもできるだけ涼しいところへ。

そんな事を考えて真っ先に思い浮かぶのは八ヶ岳だったり野辺山だったりして、私にとってその辺りへ足を延ばすということは他でもなく天体撮影目的だったりするわけです。2週間ほど前から今週末の新月に期待していたのは天体ファンなら皆同じはず。

しかし神様というのはなかなか人間の味方にはなってくれないもので、明日の夜から明後日の明け方にかけて関東・中部地方は曇りだったり雨だったりの予報で、星空を望むにはあまり条件がよろしくありません。

昨日まではそのつもりで準備を進めていたので、ここに来て急に中止となるとこの週末はぽっかり穴が空いたようで何をして良いやら...。何かワクワクする事を探しに行きたいのですが。

写真は事実と記憶を紐付ける簡単な手段

Posted on 2017/07/18

 

「写真を撮るのが好きです」という人の多くは「カメラを持って出かけシャッターを切る事が好きです」という趣旨で語る場合が殆どだと思います。勿論それでだけでバシッとカッコイイ写真を撮れる人は感性の元に生きているのだと思いますが、少なくとも私は画作りが上手いほうではないので自分なりに常々試行錯誤の繰り返しです。

例えば上の写真のようなシチュエーションで、俯瞰気味にファインダーを覗いた場合、自分がそこにどんな偶然を望むのかを頭の中で重ね合わせます。私はこの単調なガラス張りのフロアーに人の動きをシルエットで表現するのが面白いだろうと考え、その偶然を待って3回シャッターを切っています。1回目は露出確認用、2回目と3回目がこの2枚というわけ。

商品撮影と違いこうしたスナップ的な見せ方というのは説明的になりすぎてしまうと面白くないので、どちらかと言うと最初の写真の方が面白いような気がしています。ストーリーの半分は見た人に想像してもらうくらいのほうが写真としての存在感が出ますね。

状況は刻々と変化していくので、そのまま待ち続けていれば真っ赤なバッグを持った白いワンピースの女性が歩いてくるんじゃないかとか、犬の散歩の老人がフレームインするんじゃないかとか、可能性は無限大なわけですが、大事なのは自分が最初に想像したシーンに近い状況を収めるという事。カメラを向けようと思ったからには何か自分なりに感じるものがあったからで、そこから大きく逸脱しなければ後になってその写真を振り返った時、写っているものからその時の記憶が連鎖するはずだから...。

たった1枚の最初の記憶

Posted on 2017/06/23

電照菊の光よ 夜の帳を照らしてくれないか・・・

そんな歌い出しは「かりゆし58」の電照菊という楽曲。調べてみると沖縄と愛知では同じ電照菊でもビニールハウスの有無で随分見栄えは違うようです。今日はそんなビニールハウスの光を遠くに眺めつつ名古屋から東京へ移動。久しぶりの自宅へは深夜日付が変わる頃の到着。

今日も仕事が続き名古屋での写真が無いので帰宅した自宅のフォトスタンドの画。以前欲しい欲しいと言っていたBEDFORDのフォトフレームを購入したので中にいれる写真を選んでみました。

無理に最近の写真を入れるのではなくずっと飾っておきたいものは何だろうと考え、悩んだ末に出した答えがこのハトポッポ。私が小学2年生くらいの時に生まれて初めて撮った写真です。今でもこの1枚は大切に保管してありました。写真としては全然面白くないものですが110フィルムを入れたポケットカメラでシャッターボタンを押す瞬間のワクワクを今でも覚えています。場所は上高地の河童橋付近ですね。もうネガはありませんから残されたのはこのオリジナルプリント1枚のみ。

自分が生まれて初めてシャッターを切った写真を覚えている人ってどれくらいいるでしょうか。そしてそれがプリントで手元に残っている人って...。

調べてみたところハトの寿命は約10年らしいので、ここに写っているハトはもうこの世にいるはずもないですし、その砂利だってもしかしたら今は舗装されてしまっているかもしれない。私の頭の中の記憶だってこの先徐々に薄らいでいく可能性は高く、だとしたら写真は ”その時確かにそこに実在した” という ”真実” である事に大きな価値があると、ストレートフォトを考え直すよいきっかけにもなりました。

フランス語の夢を見た

Posted on 2017/06/17

IMAからのDMで、ユジク阿佐ケ谷で写真家ドキュメンタリー映画3作品が上映される事を知り、上映初日となる今日早速足を運んでみました。

ユジク阿佐ケ谷は阿佐ケ谷駅から歩いて数分の距離にある極々小さな映画館。その存在を知らなければ目の前を歩いていても気付かず通り過ぎてしまうような目立たない存在。だからこそ他では上映しないようなマイナーな映画が見られるというわけ。

3作品のうち私が注目したのは「パリが愛した写真家/ロベール・ドアノー<永遠の3秒>」なるタイトル。ロベール・ドアノーの作品で有名なのは「パリ市庁舎前のキス」ですね。国内でその作品が積極的に取り入れられているのが恵比寿にある東京都写真美術館。以前自分でもそれをバックに写真を撮っていたのを思い出しました。

50席に満たない座席も全ては埋まらないまま上映スタート。ストーリーについてはネタバレになりますのでここでは触れません。いえ、それについて語るほど私も記憶にないと言いますか、お恥ずかしい限りですが途中ウトウトしてしまいまして。ご飯を食べた直後だった上に、適度に涼しい館内の空調と永遠と続くフランス語の響きが良い睡眠薬となりまして...。1日1回しか上映されない映画なのになんと勿体無い事をしてしまったのだと深く反省。

その代わりと言っては何ですが、この映画館ならではの特徴である黒板アートはしっかり見てきました。チケット売り場の壁面が黒板になっており、黒板作家の方が現在上映中の映画タイトルにちなんだアートを描いていくというもの。上映初日だからなのか丁度作家さんが目の前で描いているところ。声を掛けて写真を撮らせてもらいました。ロベール・ドアノーのあのシーンもコミカルに描かれていて親近感を感じます。

しかしチョーク1本でこれを描いていくってかなり大変ですよね。テクニックもさる事ながら脚立に乗って手を上げっぱなしですから肩凝りとか大変なんじゃないかと。良いものを見られました。

明日がファイナルなファンタジー

Posted on 2017/06/10

六本木のIMA concept storeへ行こうと電車に乗ったものの、言っても特に目的があるわけでもなく、それなら他に楽しげなイベントはないものかとスマホ検索したところ横浜赤レンガ倉庫でサイクルスタイル2017が開催されている事を知り急遽目的地変更。

そんなわけで昼間は自転車イベントを満喫したわけですが帰り際、桜木町のコスモワールド周辺がやけに賑やかで交通整理のガードマンが沢山出ていたので「何かあるんですか?」問いかけたところ今日明日の2日間限定で国内最大規模のプロジェクションマッピングが披露されるという情報をGET。

とはいえスタート時刻までまだ1時間以上もありましたしその時点で場所取り合戦が熱く繰り広げられていたため、一旦は「帰ろう」と決意したわけですが、橋を渡って川の反対側まで来たところ写真撮影に適したロケーションにもかかわらず全然人のいない場所がありそこでしばらく躊躇していたら運命的な出会いが...。

いえ、なんてことはない写真好きなおじさんなんですが聞けば67歳とのこと。このイベントに合わせてバイクにカメラを載せてやって来たんだとか。驚くのはその荷物の多さ。ニコンのフルサイズ一眼に大型三脚2つ、ワイングラス3つに2リットルのペットボトルに満タンの水。過去の自分の作品集と来たもんだ。

ワイングラスはプロジェクションマッピングに乾杯するわけではなく、そこに水を入れて景色が写り込むのを写真に収めるための小道具なんだとか。すごい気合いの入れようですよね。そんなおじさんと話が盛り上がってしまい、気がついたらイベント開始まであと20分。時間もさることながらそんな気合いを見せられてはそこで帰るというのもちょっと勿体無い気がして。たまたま通りかかっただけとはいえ目の前で珍しいものが見られるというのに。

おじさんは2つある三脚のうち一つを貸してくれると言ってくれたけれど、ワイングラスを固定するために持参していた事を聞いていたので気持ちだけ有難く頂戴し、私は全コマ手持ち撮影。こんな時はα7RIIの実力の見せどころ。ISOは全て3200〜5000あたり。

今日明日の2日間みなとみらいで開催されるこのプロジェクションマッピングはどうやらファイナルファンタジーの30周年記念イベントらしく、”海洋都市ヨコハマ「龍神バハムート、襲来」” というそうです。インターコンチネンタルホテルの壁一面を使って表現される大規模なもの。映像ばかりに気を取られていると見逃しがちですが隣にそびえ立つ大観覧車のイルミネーションも同期しています。映し出されるのはゲームのワンシーンのようなCGコンテンツ。

おじさんと二人でバシャバシャシャッターを切り10分程で上映終了。止めどなく喋っていたおじさんも撮影中は終始無言。そのギャップが面白かったです。「いつかどこかで」なんて再会を誓いその場を後のして、今度こそ帰ろうと決意したわけですが、まてよ、これって一回だけのわけないよね?という事で調べたところ1回目の19:20以降、21:20の最終回まで毎時20分と50分に上映される事を知りました。

幕間とも呼べる休憩時間は15分程ですから写真を撮る人にとってはちょうど良いロケーションチェンジの時間。

桜木町の駅までのルートで眺めの良さそうなポイントで立ち止まっては次の回を見て、また次のポイントでという具合に合計3回を見たところでカメラのバッテリーがEmpty。

穴場は日本丸の隣にある芝生エリアですかね。人も少なくリラックス出来て座って見られます。それでいて写真に撮るなら観覧車も一緒にフレーミングしやすいですからね。今日は思いつきの行動ながら貴重なものが見られて大満足な1日となりました。

時間軸からすれば今日の日記には自転車イベントを掲載するのが自然ですが、このプロジェクションマッピングイベントは残すところ明日のみですから私のように知らずにいる人もいるかと思いまして、明日の最終日に向けて情報発信がてら優先して掲載しました。

BENRO System Goの第一印象

Posted on 2017/06/04

ニューヨークからアンカレッジを経由して私の元へBENROの三脚が届きました。結局船便ではなく空輸でやってきたので思ったよりも早い到着。以前も書いたような気がしますが、BENROは中国の三脚メーカー、国内では最近輸入代理店が無くなってしまった為今後はネット通販にて入手するのが残された手段。それを私はなぜかアメリカから購入するという不思議なルート。

後になって知ったのですが、日本輸入代理店のワイドトレードさんでは現在アウトレットセールをやっておりまして、量販店などから返却された展示品を格安にて販売中。もう少し早ければ私もそれを安価に入手できたのに...。まあとは言え国内で新品購入するよりeBayで購入するほうが安いですから新品をアウトレット価格で購入できたと思えば良い買い物をしたという事ですか。

今回購入したのはBENROの中でも機能性重視のSystem Goシリーズ Travel Tripodの2型 GC268T。数あるカーボン三脚の中から価格面以外でBENROを選んだ理由は何といってもこの可変式センターポール機能。通常は雲台をエレベーター的に上下させるセンターポールですが、このSystem Goシリーズにはエレベーターを上げきった状態から90度倒して横方向のスライダーとして使う事が出来るアイデアが盛り込まれています。

使い道は様々あり、一つは三脚の最低高よりも更に低いアングルに対応できる点が大きいと思います。通常は三脚の足を開いていくとセンターポールが地面に当たってしまうので実質ポールの長さが最低高という事になりますが、横方向に倒す事で地面ギリギリまでカメラを下げられます。水面ギリギリから川の流れを長時間露光するような人には有難い機能だと思いますね。一般的な三脚でそれをするためには短いセンターポールに取り換えるか三脚に直接雲台を取り付けるような工夫をしますが、このSystem Goならそういった周辺パーツを持ち歩く事なくその場で対応できます。

そして二つ目のメリットが、三脚の足とカメラを遠ざけられる点。私が最大のメリットと感じているのがこれで、具体的にはテーブルフォト等を撮る際に三脚の上にカメラが載っていると照明の関係で足の影が画面内に見切れてしまう事が結構あるのです。他の影なら消したり目立たなくする事は出来るのですが、三脚の影というのは誰が見ても ”三脚” とわかるピラミッド型なのでライティングの自由度が限られる場合には被写体の置き方やカメラ位置が結構限定されてしまいます。

そこでこんなふうにセンターポールが横になってピラミッドとカメラが離せると、カメラ本体の影だけ気をつければ良いのでアングル作りが俄然楽になるのです。

 

機能で言えばそれ以外にも、3本の足のうち1本だけ外してオプションのウッドグリップを取り付ければ杖として使えるとか、外した1本の足とセンターポールを繋ぐと1脚として使えるとか、三脚の付け根に備わる3/8インチねじのアクセサリーポートにフレキシブルロッドを装着すればタブレットや外部モニターを装着してモニタリングが可能だとか、拡張性は素晴らしいです。

素材もセンターポールはアルミ製っぽいですが、他は全てカーボンとマグネシウム製なので2型なのに雲台込みで2kg弱ですから使い勝手もとても良いと思います。ただ、こうして写真に撮っているくらいの距離感で見ればそこそこ立派な三脚に見えますが、実物をまじまじと見てしまうとやはり中国製だなと感じる点も多く、塗装は爪でひっかいたりすると途端に傷跡が残りますし、ボール雲台の締めつけの強さで微妙に位置がずれますし、付属してきた収納ケースは始めから縫い目がずれていてパックリ口が開いており即日修理行きです。品質に関しては値段相応と考えたほうが良いですね。高価な三脚は伊達に高くないんだな...と。

まあそれでも私の運用に照らし合わせてみると所有欲はさておき実用上はなんら支障はなく、むしろこれまで使ってきたSLIK製のアルミ三脚に比べれば強度も高いですし耐荷重も高く安心して使えるモデルである事に間違いありません。少なくとも三脚に関しては日本製より中国製の方がまだ高品質と言われているくらいですからね。

今後星を撮る時も赤道儀と重たいカメラ重たいレンズの組み合わせでもしっかり受け止めてくれる事を期待しています。

芸術の基本を考え直す

Posted on 2017/05/26

私も若い頃は、新宿や渋谷を歩けば綺麗なものにも汚いものにもカメラを向け、自分が感じたままの写真を残していましたが、近年は徐々に汚いものは撮らなくなってきた気がします。

それが良い傾向だとは思っていないのですが、あえて汚いものを写真に残す必要もないのかな?と感じていて、少なくとも意味もなく街のゴミ箱や汚れた自動販売機を撮る事は減ったのは事実です。

自分を取り巻く環境や時代、技術の進化という理由もあるかもしれません。昔なら毎日カメラを持ち歩く人など余程写真好きな人でなければあり得なかったですし、他人が見たらそこに価値を見いだせないような写真にもプリントして目に見える形にするにはお金が掛かったわけですから「撮る」事に覚悟が必要でした。しかし現代はスマートフォンがある限り誰もがカメラを持ち歩いているわけですし無限に近い写真がタダで撮れるわけですから、「覚悟」より「活用方法」を考える方が世間の評価に繋がりやすい気がします。

また、スマートフォンではなくあえてカメラを持ち歩くからにはそれなりの結果を残さなくてはいけないというプレッシャーもあってか、世の中的には解像度だとか暗所耐性だとか「撮る事」よりも「性能を語る事」が増えたようにも感じます。

先日千葉の棚田を撮影した写真をSNSに投稿したら思いのほか評判が良くて驚きました。その前の星の写真も同様ですが、一般的には ”綺麗に撮れている写真” が評価されるのは当たり前。でも撮り手の立場からすると、仮に世の中で ”最高” と言われるような美しい写真が撮れたとしても、絵はがきみたいな写真なら自分ではなくても同じような写真は撮れるような気がして「いいね」を貰える事に違和感があります。同じ場所に行って同じようなカメラを同じような設定で使い、お手本の写真をまねたアングルを選べばそれなりに撮れてしまい、後処理の難しさがあるとしても最近ではフィルター1つでアーティスティックな写真に仕上がったりしますから、もしかするとお手本の写真よりもドラマチックな作品が出来るかもしれません。それらの使いこなしもテクニックの一つだと言ってくれる人もいますが、今後益々技術が進めばカメラ設定や後処理も人がやるより機械の方が得意になるかもしれません。それはまるでドローンの進化みたいに。

私はこう思うのです。多くの人が ”良い” と思う結果なら自動化が出来るのではないかと。良いと感じる共通点があるから沢山の評価を得るわけで、統計的にそれをアルゴリズムに加えれば人じゃなくても出来てしまうのだろうなと。

だとしたら人として写真を撮るという事はどういう事なのか。思うにそれは作り手が完成させたものを提供する事ではなく、見た人が自分なりのストーリーを作れるような作品作りなのかなと考えます。答えは画の中にあるのではなく見た人の心で作り上げるものだと。見る人の価値は十人十色だからロボットには出来ない事。作り手というのは見る人に広がりを与える事、そのきっかけを作る事が一番の役割なんだと思います。

音楽だって同じですね。やみくもに自分の感情を訴えかけるような歌詞やメロディを並べるより、聴いた人が自分の置かれた環境に上手く重なるような曲の方が絶対に響く。辛い時にその曲を聴くと元気が出るとか、昔の誰かを思い出すとか、リズミカルに仕事が進むとか。決して「皆が良い曲だ」というから自分にも良い曲に聞こえるわけじゃない。今流行しているから自分にとって良い曲になるわけじゃない。

芸術というのは自分が感じた事を人に伝えるという根本的な役割があるように思います。人には些細な事でも自分にとってそれが大きな刺激であったなら自分なりの工夫でデフォルメして、気付かなかった多くの人にもその良さを伝えよう...それが芸術。有難い事ではあるのですが「いいね」を沢山貰うほど違和感を感じるのは、芸術の基本が逆転してしまうからでしょうか。「いいね」を期待したモノづくりになってしまったり、沢山のアクセス数が欲しくて派手な事をしたり。ゴミ箱を撮っていたあの頃をいったい何人が「いいね」してくれるでしょうか。

雲台は別途検討中

Posted on 2017/05/24

カメラ用三脚を新調することにしました。これまで愛用してきたSLIK EXCELLA 4というアルミ三脚はかれこれ24年前の骨董品。学生時代になけなしのお金で横浜ビックカメラで購入したのを覚えています。センターポールをいっぱいまで伸ばしても全伸長が1350mm程度と少し小さめでしたが、サイズのわりにはパイプ径も太く安定していたのでこれまで使い続けてきました。

しかし先日天体撮影に出かける際気付いたトラブル。ロックレバーのプラスチックパーツが割れてしまって固定できない...。三脚って一度買ったら一生ものくらいに考えていたのでまさか壊れるなんて事があるとは考えてもいませんでした。ただでさえ1350mmしかない高さが更に1段分低くなりいよいよ1メートルの三脚になってしまいます。常に中腰で撮影って流石に辛いですね。接着剤などを工夫して固定してみましたがロックレバーは力が集中する箇所なのでロックしたのと同時に傷口が開いてしまう...。それなら修理に出そう!という事でメーカーに問い合わせたところ、販売完了からすでに17年が経過しており交換パーツが無いとの事。ちょっと寂しさを感じました。学生時代からずっと愛用してきた三脚だったのでいろんな思い出が詰まっていましたからね。

残念な気持ち半分、急遽新しい三脚を購入する事になり浮かれる気持ち半分で各メーカーを見繕った結果、ヨーロッパ方面の高級三脚に憧れはあるもののお値段がお値段ですし、多少見劣りはするものの機能性では負けていない中国製も結構立派だったりして、結論その中国製をネット通販でアメリカから取り寄せるという力技。BENROというメーカーはカメラファンなら聞いた事があるかもしれませんが、日本国内は最近になって輸入代理店が無くなってしまい今後は購入が出来なくなるとの事、大手量販店の店頭からも次々と姿を消しています。したがってお目当てのモデルを購入するなら海外通販しかなくなってしまったというわけ。

まあ理由はどうあれ、GITZOの1/4程度の価格で購入できるのでこの際安心して使える三脚を奢ろうと。多分船便で半月ほど掛けやってきますから気の長い話ですね。eBayのトラッキングサービスを利用してみたところ現在ニューヨークで自由の女神の下あたりを移動中。

最高の瞬間を期待するなら、まず待つのがいい

Posted on 2017/05/19

なんだか良い瞬間だったんですよね。黄色い可愛い車が停まっているというだけで写真撮っておこうと思ったらちょうどそこに黄色いバスが滑り込んで来て...。あまりに咄嗟の事だったので電子シャッターのままレリーズしてしまい、バスは見たこともないような流線形デザインになってしまいましたけど。こういう時は機械式シャッターで撮らないとダメですね。α9ならこの20倍の速度でスキャンできるようですからほぼ問題ないレベルにまで来たようですけど。あと2年もすればカメラからシャッター幕はなくなるかもしれませんね。

無い物ねだりをしても仕方がないのでここで最高の瞬間を狙うなら、この後機械式シャッターに切り替えてからなぜもう少し粘らなかったのだろう...というのが今回の反省点。確かに黄色いバスは斜めになってしまいましたが、もしかしたらこの後真っ赤なバスが走ってきたかもしれないのに。

Heliar 40mm F2.8とLM-EA7のコンビネーション

Posted on 2017/05/13

Voigtlander Heliar 40mm F2.8をα7RIIと組み合わせてみました。このレンズはZMマウントながらフォーカスリングを持たない構造上、ヘリコイド付きマウントアダプターを使用する事が前提で設計されており、それを含めたフランジバックから逆算すると事実上ソニーEマウントや頑張ってもFUJIFILM Xマウントでしか使えません。そう、フォーカスリングが無いのです。ピントが合わせられない奇妙なレンズ...。

ですから普通は同メーカー製VM-E Close Focus Adapter なる繰り出し機能付きマウントアダプターを入手して組み合わせるわけですが、私の場合は都合よくTECHARTのLM-EA7を持っていますからZMマウントのこのレンズならそのままAFで使えてしまうのではないか?という目論見。

結果は、無限遠含め問題なく使えます。勿論LM-EA7でフォーカスを合わせる関係上マニュアルフォーカス操作が出来ませんのでAFで合焦しない被写体は撮れないという事になりますけど。35mm〜50mmあたりの標準レンズなら他にも沢山ありますがこのクラシカルなレンズを使う理由は何といってもコンパクトなデザイン。沈胴式と言って、使わない時はぐっと押し込んでボディ内に収めておき撮影する時だけにょきっと引き出して使うライカファンの間ではおなじみの方式。つまるところ小型軽量が魅力なα7シリーズをそのままスナッピーに使う便利レンズということです。

マニアックな小型レンズフードと相まってキノコのような可愛らしいこのレンズが私の常用となりそうです。

それぞれの重さは、TECHART LM-EA7:137g、Heliar 40mm F2.8:135g、合計:272g。大きさの割に軽くはないですね。