緑肥は農作物を育てる畑の土壌改良を目的として定期的に植える牧草のようなもの。具体的には土の中に増殖した有害線虫の抑制や、各種肥料成分の吸収、逆に本来その土壌に備わっていたはずの失われた地力や窒素や微生物のバランスの悪化を回復させる目的があるとされています。
毎年夏になると各地の広大な面積の畑が急に観光地の如く一面にひまわりが植えられてお花畑になっていたりしますが、あれも本来の目的は花を楽しむためではなく地力回復のための緑肥効果を狙ってのもののようです。
我が家(東京)の体験農園でも区画の一部には緑肥を植えており、春から夏にかけてこのエリアだけは作物を作らず緑肥だけを育ててきました。それがもう人の背丈を超える高さにまで成長したためここで土の中にすき込みます。
緑肥を育てている間は他の植物同様に根から不要な栄養素などを吸収させますが、こうして抜根した後は裁断機を使って長さ10cmほどにまで小さく刻み、土の中で分解されやすいようにします。
これが夏に行う作業としてはなかなか大変でして、クワを振り下ろしているよりは体力の消耗は多くないものの、全く日陰のない炎天下でひたすら下を向いて裁断を続けますから次に立ち上がった時がフラフラして危ないです。
裁断した緑肥は深さ15cm〜20cmほどの深さに埋め、地温を上げ分解を促進させるために鶏糞を全体にまぶしておきます。これにより夏の暑さと相まって1ヶ月〜2ヶ月ほどで緑肥は土に分解されフカフカの土壌が復活します。
ちなみにこの緑肥エリアは秋冬野菜の白菜、蕪、タイニーシュシュあたりを植える予定でそれまではこうして土が完成するのを待ちます。



