今年も沈む夕日

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毎年この時期この時間になるとホテルの窓から博多ポートタワーを眺めます。カーテン越しに見るこうした景色が私は好きです。そしてその時いつも思うのは随分1日が長いという事。実際は東京より40分遅く夜が明けて、30分遅く日が沈むようなのでトータルでは短いはずですが、日没ばかりを感情的に捕えるために「この時間なのにまだ明るい!」という感覚が残るのだと思います。

博多港をゆっくり眺めるのも好きですね。犬の散歩をする夫婦や数人の若者が何をするでもなく戯れるように集まってくるのは、ここに何かがあるわけではなくどこへ行くのかわからないジェット船や世界を一周出来そうな豪華客船と相まって、沈む夕日に何か感じるものがあるからなのだと思います。

東京にいると地理的に海に夕日が沈んでいく事は珍しく、それを見たければ千葉方面に行かないと実現できそうにありませんから、それだけでも私は良い風景を見た気持ちになれるのです。

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