家電に起こる不思議

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テレビをつけたら掃除機のCMが流れていて、ちょうど我が家の掃除機が調子悪くなっている事を思い出しました。

掃除機は仕組みがそれほど難しい家電ではありませんから昔から存在していますし、”進化した” と言っても人間がその気にならなければ部屋は綺麗になりません。結局、強力に空気を吸い込む事でゴミを吸い上げるという仕組みに変わりは無いわけです。

ここ数年は掃除機と言うと ”ダイソン” が注目されていて、今では随分ボディも小さくなり、値段も少しは安くなったのでしょうか?実用性は別として私も1度は買ってみたいと思っています。

ところでこのダイソンを代表とする遠心分離技術を使った掃除機は原理的に紙パックが使えず、溜まったゴミはそのままゴミ袋に移して捨てなければなりません(持っていないので想像ですが)。その昔の掃除機はそれが当たり前でしたが、紙パックを使う事で、ほとんど手を汚す事無く、しかも取り出し時に埃を舞い上げる事無く清潔に捨てられる事をメリットとして広く浸透した仕組みを、時代はいつしか逆行して、遠心分離技術ばかりが注目されています。

これは電子レンジにも言える事ですが、その昔の電子レンジは暖めが均等に出来ず、レンジの隅に置かれたものは冷たく、レンジ中央に置かれたものは熱々になったりしていましたが、一時期からそれを解消するための手段としてターンテーブル式が常識となり、今はまたそれは時代遅れになりつつあります。

時代は巡ると言いますが、家電業界は進化が早い分、こういった技術も数年おきに行ったり来たりするのでしょうか?

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