考えるな、感じろ、誰かそんなこと言ってましたね

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物事というのは基礎からしっかり学ぶようなプロセスを経た場合、知識や技術はある程度身につきますが、逆にそこから逸脱した考え方や捉え方をする事が難しくなる傾向にあるような気がします。私の場合、日々写真を撮っていてそれを感じるわけですが、綺麗な写真を撮ることは実はそれほど難しくなくて、ピントがきっちり合っていて、適正露出から大きく外さず、バランスのとれたフレーミングをし、ロケーションを見極めればそれなりの写真は撮れます。

でもそれらをあえて外すような演出意図で作図しようとするとセオリー通りに撮るよりもはるかに難しくて、私の場合は大体 ”ただの失敗作”のようになります。ピントなんて合ってなくていい、”見る” より ”感じた” 光を残し、フレーミングなんて考えるまでもなくノーファインダー撮影。どこかのミュージシャンに言わせればそれこそ”ロックンロール” みたいな撮り方。

私の知り合いにそういう作品作りが凄くうまい人がいます。彼女に言わせればそういう画はやっぱりフィルムで撮るほうがフィーリングが合うんだとか。モノ作りは知識ではなく感覚のほうがよほど大事ですね。

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