Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

憧れのオモチャが手に入った

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All Photo by inos

diary4751

相当悩んだ揚げ句、手を出してしまいました。子供の頃から憧れていた魔法の機械 ”赤道儀” (写真左)。今や手のひらサイズでこんなに可愛いのですね。冬物のセーターなどで大活躍の毛玉取り器みたい。

赤道儀ってなんぞや? という方のためにちょっとだけ説明すると、早い話がこれは星の写真を撮るための道具でして、デジタルカメラが進化したとは言え夜空に浮かぶ暗い星を写真に撮るにはそれなりの長時間露光が必要で、単純な話、長く露光すればするほど暗い星まで写す事が可能なわけですが、地球は休み無く自転していますから露光時間を長くすれば点であるはずの星は全て線として写ってしまうわけですね。それなら地球の自転と同じ速度でカメラも動かしてあげれば長時間露光をしても点として写せるんじゃないか? そのための機械が ”赤道儀” というわけです。上の写真のターンテーブルみたいな部分が24時間で一回転するわけです。

今回購入したのは値段の割にはそこそこ使える...と評判のナノ・トラッカー。しかもヨドバシカメラ限定のパープルカラーモデル(標準品はホワイトです)。個人的にはこんなビビットな色ではなくもっとパステル系の水色とかのほうが可愛く見えるんじゃないかとも思いましたが、現定カラーはどれもこんな感じの奇抜な色...。なんとなく限定と聞くと買わなきゃ損!みたいに思えてくるのは日本人だからでしょうね。ちなみに価格は標準品と同価の19,800円(ほぼポイントで貰いました)。子供の頃からの私の感覚からすると赤道儀と言えばこの十倍くらいはするものですから、破格の安さ!。勿論本格的に天体写真を始めるならもっとしっかりしたものを購入すべきでしょうが、私のようにお遊びで撮るならこれくらいで十分ですね。多分日本一安い赤道儀だと思います。

で、赤道儀を使う上での一番の課題は、ターンテーブルの回転軸をしっかり北極星に向ける事! 素人の私でもその重要性は容易に想像がつきます。高級な赤道儀であれば極軸望遠鏡というのがオプションで用意されていたりして、その中に北極星が入るように軸合わせをするわけですが、いかんせんこの価格の赤道儀にそんなものが準備されているはずも無く(むしろ本体よりそちらの方が高額)、ボディ本体に小さな覗き穴が空いているのみ...。これについては実用性を実践でレポートしてみたいと思うのですが、今日形だけですが三脚と雲台に組み合わせてみた所、その穴を覗き込む事自体困難な様子。第一、写真を撮る時に周囲の環境や雲などで北極星がいつも見えるとは限らないわけですから、そういった状況でもある程度アタリを付けられるようにとビクセンのポーラメーターも購入しました。上写真右の方位磁石のようなものがそれですが、何の事は無い、方位磁石と傾斜角と水準器を一つにまとめただけ。でもうまく使いこなせばこれだけで軸出しがほぼ出来るようですから強い味方になってくれそうです。

ただ装備としてはこれだけではダメで、カメラを固定する自由雲台なども必要ですが、まだそこまでは揃えていません。このナノ・トラッカーは下の写真のように2つの雲台でサンドイッチして使うわけですが、どう考えても精度が求められるのは赤道儀よりも下の雲台な訳でして、だとすればそこに高品質な雲台を新調して既存の雲台はカメラ固定用に使用するか、もし今のもので十分ならカメラ固定用の雲台を新調するか、または傾斜角35°で作られた専用のアングルプレートなんてものも存在しますからそういったものを利用して確実路線を狙うか...。どれも方法としては間違いじゃありませんから迷いますね。

でもまずは最低限の装備のまま実践で使ってみて必要なものを考えてみようと思います。しかしいくら何でも下の写真で借り組したカメラ用雲台は無いですね。数百円のミニミニ三脚に付いていたものが余っていて引き出しの中に転がっていたので付けてみましたが、これが原因でカメラが落ちたりしたら目も当てられません...。

来週はペルセウス流星群が見れるらしいですが、ちょっとそれには間に合いませんね。

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