若かりし頃、私が長野から東京へ上京し初めに見た夕日の美しさには驚いたものです。

長野は比較的高い山に囲まれた土地ですから夕日といっても地平線より遥か高い位置で沈んでしまうため真っ赤に染まる事はあまりなくオレンジ色に染まったと思ったら日が暮れてしまう．．．そんなのが普通でした。東京は結構遠くまで街が広がっていますし空気も汚れていますから低い位置が極端に色づく傾向にあるんですよね。

立川から遠くに富士山を望めばそこから真上に滑らかなグラデーションが続き絵に描いたような夕暮れとなりました。東京には東京の季節の楽しみ方があります。