人が色から受ける印象

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先日知人から素敵な写真集をいただきました。

確か1年ほど前にこの写真集の事は教えてもらっていまして、その時メールに添えて送られてきたパッケージの写真がモノクロだったために、私の中ではモノクロ写真集としてインプットされていたのですが、後にそのほとんどがカラー写真で構成されている事を聞き少し驚いたのと、今でも第一印象が強く刻まれているために、今回実際に中身を拝見してかなりギャップを感じました。

世界各国で撮影された様々なシーンを、見開きで対照的に比較させる手法が全編で採用されていて、恵まれた国の家があれば貧しい国の家が並んでいたり、祈りの先が目に見えない神様の国があれば信じられるのは自分だけの国があったり、赤があれば青があって、それぞれをペアとして組み合わせる事でメッセージ性が分かりやすく現れています。そして写真集全体の流れで人の生から死までが描かれていて、これ1冊を作るためには相当量の撮影が行われていると容易に想像できます。

これだけ全世界からの素材が集まるとその国々のいろんな意味での ”色” が上手く出ていて、カラー写真で構成する事の新しい発見になりました。私がモノクロだと思って見た写真集が本当はカラーで、だからこそ受けた衝撃というものがあると思うので、今日の写真はわざとモノクロで掲載しています。

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