師走ともなるとさすがに増えてくるのがテレビの音楽番組。2時間や3時間という枠でスペシャル企画が組まれたりしますから私はこの時期結構わくわくです。

一昔前であれば音楽番組といえばレギュラー化されるほど人気があったりして、今週の1位は何だろう？なんてことを気にしたりもしましたが、近頃は視聴率が取れない事が原因して、音楽番組番組自体減ってしまいましたし、かろうじて残っている番組も音楽3割トーク7割といった感じで、笑いが取れなければば数字にならない．．．みたいな空気が赤良様に出ていて残念です。

音楽業界もCDなり配信なりで、楽曲が売れなければ続けられませんから、流行に敏感な学生世代にターゲットを絞っていくのは分かりますが、それって結局音楽よりもビジュアルのほうが影響力として大きいでしょうから、音楽番組である必要性が無くなってくるのもうなずけます。

楽器を弾いたりバンドをやっていたような人は、音を操る楽しさを知っていたり、音楽から受ける感動も強かったりして、正面で音を受け取る事を知っていますが、最近の日本の音楽事情ではそういった機会に恵まれた人も減っているような気がしてすごく勿体ないように思います。せめてライブイベントなどがもっとフリーに楽しめる国になれば多くの人に音楽の楽しさが伝わると思うのだけれど。