Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

TOKYO ART BOOK FAIR 2019(2)

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All Photo by inos

地下スペースはカテゴリー別に出店エリアが分けられており自分が興味を持ったジャンルの作品にたどり着きやすいよう工夫されています。ホールではなく部屋で分かれている感じですから一部屋を撮ったらこんな感じ!という絵。

始めに見たこの部屋は創意工夫の塊みたいな作品が多く、ジャンルとしてはハンドメイドみたいな感じでしたね。どこかの国から来たおばちゃんの作品は本の枠を超えた発想が特徴で、カステラくらいの箱そのものが写真集になっています。

英語ではない外国語なので説明を聞いてもさっぱり意味が分かりませんでしたが、箱の4面にプリントされた写真で1作品、更にはその中に箱が入っておりスライドすることで2つ目の作品が現れ、更にその中にも箱が入っており...という具合に、早い話がマトリョーシカ的な写真集。アイデアもさることながらこのサイズ感と色使いもなかなかのものだと思いました。写真に込められた意味までは正直分かりませんでしたけど。

このエリアは本というよりは雑貨に近いものまでが自由に並んでいるので一見するとデザインフェスタ風な雰囲気が感じられます。缶バッジとかトレイみたいなものとかTシャツとか、メディアは何にせよそこにオリジナルのプリントがなされており、アートと謳えるものであれば基本的に出店が許されているのでしょうね。

こちらも海外の出展者の方の作品で、セラミックで出来た本。正確には本の形をしたセラミックで、特に文章が書かれているわけではなくこうしたオブジェとして楽しむものらしいです。

デフォルメされた形状とカラーリングで暗くなりがちな本のイメージをポップに演出しています。本が好きでたまらない!という人にとってはこういうオブジェが机の上に置いてあるだけでちょっと和んだりするのかもしれません。確かに可愛いですし。とは言え1個 4,000円ってちょっと高すぎる気が...。

展示作品をまじまじと見て色々話を聞かせて頂いたのがこちらの作品。本というよりはカード1枚のアートという位置づけですが、白いカードに黒いプリントと、黒いカードに白いプリント。特に白いプリントに目が釘付けでした。

ベースが引き締まった黒にもかかわらず白プリントで完全にベースが隠ぺいされ綺麗すぎるんですよね! しかも塗料にかなりの厚みもあって存在感がありました。どうやらこれはSHOEIさんによるUVプリントが行われているそうで、紫外線によって顔料を固める比較的新しい手法。ん~このコントラストは何かの作品作りに使えそうです。

サンプルも兼ねて1つ購入しても良いかな!と思っていたら、お気に入りと思えた作品が目の前で売れてしまいました。それもイベントならではですね。

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