Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

CP+の収穫は今頃

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All Photo by inos

CP+の会場で現物確認し、コレハイイ!と判断して先週注文しておいた天体撮影用の雲台が届きました。ユニテックの極軸微動ユニットと2WAY傾斜ウェッジをセットで購入。

色々検討した結果、押し押しネジタイプのこの雲台が私の用途には最適と判断。LeofotoやManfrottoのギア付き雲台は動きこそスムーズですが片持ちタイプ故剛性が足りず、カタログスペック上は耐荷重10kg以上などと書かれていてもそれは10kg載せても耐えられるというだけで、ビクともしない!わけではなく、実際三脚に取り付けた状態で力を加えると揺れてしまったりするんですよね。

それから調整ノブ1つで駆動するタイプは操作性は最高ですがどうしても内部ギアのバックラッシュの関係で僅かに遊びが出てしまい、極軸合わせ後のホールドには難あり。よって天体用の微動雲台には押し押しネジ(調整ネジを逆方向からもう一つのネジで押して固定するタイプ)が一番なんですね。

今回購入したユニテックの極軸微動ユニット、それだけではチルト方向に±8度、パン方向に±8度の調整しかできませんが、同社の2WAY傾斜ウェッジを組み合わせる事で傾斜角約35度を中心とした±8度のチルト調整が可能になります。東京からだと極軸はほぼ35度ですからこの傾斜ウェッジの上に赤道儀を載せ、真北に向けるだけでほぼ極軸が出せる計算です。あとは極軸望遠鏡を覗きながら微動ユニットのつまみを微調整すればOK。

実際に部屋の中で仮組をしてみたところ、全体的には想定通りのシステムに仕上がりましたが、細部を見ていくといくつか問題点も出てきます。それはこの微動ユニットそのものの問題ではなく私が組み合わせる機器のほうでして...。

一番の課題は三脚の剛性不足でしょうかね。何しろ頭が重くなりすぎるため三脚のほうが負けてしまいます。この微動ユニット周りで約1kg、スカイメモS赤道儀が約1kg、自由雲台とカメラとレンズで2kg強、合計4kg以上が三脚の上にアンバランスな角度で載っかりますから、BENROの中型カーボン三脚では少々役不足ですね。8層カーボンとか言いつつもカーボンって軽くて強いイメージですが実はアルミなどより遥かにたわみが出るんですよね。それでも私が所有している三脚の中では一番がっちりしたものなので多少の対策で頑張るしかありませんが...。

こうしてみると世の中に天体専用の三脚が売られているのも頷けます。あちらは鉄で出来ていて、伸縮も2段とかで可動部は最小限、とことん遊びを無くして剛性を確保していますからね。重ければ重いほど良い!という点はオーディオ業界にも共通するマニア要素も含まれています。

ひとまずこの微動ユニットのお陰で今後の天体撮影は劇的に楽になりそう。4月初旬と5月初旬の天の川撮影が楽しみです!

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