鳴らさずに眺めるもの

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自転車ショップの店員さんにタイヤ幅の話、チェーンの規格の話、ボトムブラケットの性能話など色々聞きました。そして購入したのがベル。店員さんもビックリ!です。今までの話はいったいなんだったのか!という感じで。

雨傘に拘る人はお洒落だと思う。ヒールの靴裏カラーに拘る人もお洒落だと思う。自転車のお洒落はズバリ、ベル!

カスタムショップには夥しい数のパーツが並んでおり、カーボンだのチタンだのデュラエースだのカンパだのとブランド力や定量化された性能でお値段が決まる事の多い昨今、チ〜ン♪と音を出すだけのベルに拘る人がどれ程いるだろう...。まあ私もさほどそこんとこは興味が無かったわけですが、ガラス越しに見つけてしまったこのルックスにやられてしまったのです。

Spurcycleというメーカーなんでしょうか、予備知識ゼロですからどこぞの物とも分からないこのベル、トレンクルにドンピシャなデザイン。唯一確認したのは対応するハンドル径のみ。トレンクルの22.2mmにも適合。取り付けは簡単で付属のステンレスバンドをハンドルに巻き付けベルを固定する六角ボルトを締めれば完了。とは言えステンレスバンドがアルミハンドルに傷を付けないよう下地としてビニール製保護テープを自作で巻きました。

ロードバイクなどに取り付ける際は90度前傾させるのが基本のようですが空気抵抗を意識しての事でしょうかね。それとも見た目のカッコ良さ? 私の場合は断然直立です。このベルは斜め上からのビジュアルが一番可愛いですからね。寝かせて取り付けるなんて勿体無い...。

昨日の多摩湖サイクリングはこれのおかげで随分楽に走れました。いえ、いたずらに鳴らしながら走ったわけではなく、お気に入りのベルがいつも視界に入ってくるというだけで気持ちが軽くなり走りが変わるのです! 多分乗り心地も若干良くなる!!

冗談はさておき、そんなサイクリング中に山の中で誰もいない状況を見計らって一度だけ鳴らしてみました。チ〜ン♪ というよりキ〜ン♪ という感じの甲高い音。音にこだわってのステンレス&真鍮という素材チョイスらしいです。トレンクル純正ベルが15gなのに対しこちらはオール金属の為40g。アンチ軽量化ベルではありますが見た目の為のメタボはこの際我慢する事にします。

それはそうと私は自転車でベルってまず使わないんですけどね。なんだか紳士的な感じがしませんで...。だからこそ見た目で勝負なのです。

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