私からしたら写真界のお爺ちゃんみたいな人達

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現代の写真表現は1900年代にアルフレッド・スティーグリッツが提唱した「ストレートフォトグラフィー」が出発点...と始まるのは、六本木のFUJIFILM SQUAREで開催されている「アメリカ近代写真の至宝 ギルバート・コレクション展」のイントロ。

写真表現の源流はここにある。と謳われる貴重なコレクション展に展示されている写真は全70点ほど。上の写真で右側に見切れた10人の写真家の名前がこれだけのヒントで全部答えられる人がいたら相当な写真マニアですね。

アンセル・アダムス、ウィン・バロック、ハリー・キャラハン、イモジェン・カニンガム、アーロン・シスキン、アルフレッド・スティングリッツ、ポール・ストランド、ブレッド・ウェストン、エドワード・ウェストン、マイナー・ホワイト。

間違いなく現代写真のルーツを作り出したアメリカを代表する写真家達の作品がこんなふうに集まる事はそうそうないでしょうから、どの写真家がどんな方向の写真を撮ってきたのか、それを知れるだけでも貴重な体験かと思います。

今と違って写真の方向性が強く世間から批判され常に表現の自由と戦ってきた写真家達の作品ですからね、自分達の存在を主張しながらも残したかったものが一体なんだったのか、そこから伝わってくるものの力強さときたらやはり現代のそれとは違います。

個人的にはこの中の写真家さんですとウィン・バロッグの作品が好きですね。スナップとネイチャーの中間を狙ったような非日常的な生活感を、全く方向性は違いますがアンセル・アダムスに通ずる高精細なプリントで表現しているところに驚かされます。

11月28日までの開催ですので気になる方は是非足を運んでみてはいかがでしょう?

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