ライカギャラリー東京は10年ほど前にこちらの2Fスペースが拡張され、奥行き感のあるギャラリーとなりました。いつきても清潔感があり、またライカらしい高貴な雰囲気は独特のものがあります。

私自身も以前はこちらで銀塩フィルムのプリント作業を依頼したことがあり少しだけ親近感を持っていました。思えばプリントに関するカラーマネージメントのセミナーなんぞに参加したこともありましたかね。デジタル主流の最近は流石にプリントをする機会が減り、ライカというカメラの価格帯も上昇傾向にありますからむしろ距離を感じているところ。

ギャラリーは常に何かしらの写真展が行われている点は昔も今も変わりませんが、気が利いていると感じるのはスペースの一角に著名写真家の写真集がずらりと並んでおり自由に手に取れるよう配慮されているところ。

今では廃盤となり入手困難な写真集などもあったりして、ライカ愛好家に多いスナップ写真ファンにはたまらない空間ですね。ただ、これらの写真集、端から目を通しているほどゆっくり寛げない点だけは勿体無いですね。何しろ100万円を超えるカメラがずらりと並ぶお店ですからね、そこにソニー製カメラを肩から提げてタダで見られる写真集だけ手にとり2時間粘る．．．とかちょっと．．．。