Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

iPhoneでDNG RAW撮影

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All Photo by inos

diary6740

なんだか素晴らしい瞬間に出合いそうな気がしながらもわざとカメラを置いてiPhoneと財布だけで出掛けた夕方。雨上がりの夕日ですからね、奇麗じゃないはずがないです!

実はカメラを置いていったのには理由があって、最新のiOS10にアップデートしたiPhoneは内蔵カメラによるRAW撮影が可能になったから。それを本気で使った事が無かった為この機会に試してみるのも面白いと考えた次第。対応になった...と言ってもiPhone純正カメラアプリではこれまで通りJPEG撮影のみなので今回使用したのはAdobe Lightroom Mobileのカメラ機能。これによりDNG RAW記録が実現出来ます。

結果は上写真の通り。JPEGにしろRAWにしろ普通に夕日を撮影すると手前の家や道路は露出不足で真っ黒に潰れてしまいますが、後処理でどれだけ自然に戻せるかがRAWの実力の見せ所というわけです。勿論その逆もあり空が白く飛んでしまう場合も同様。

考えてみたら比較しようにもJPEGで撮り忘れたためRAWからの現像上がりの画しかありませんが、iPhoneで撮ったにしてはまずまずではないかと。RAWとは言えセンサーサイズが小さいので過剰な期待は禁物ですね。JPEGよりは良い!程度に考えておけば幸せかと。ただ最近のスマートフォンにはHDR撮影機能がありますからそちらと比べてどうかという興味はありますけど。HDRは上の写真で言うところの空と地上を別々の露出で連続撮影しカメラ内合成してくれるという機能。どちらも一長一短ありますが、時に嘘臭い仕上がりになるHDR撮影よりはRAWで記録しておくのがベターかと。

ちなみにAdobe Lightroom mobileはDNG RAW撮影が出来るわりには記録ファイルを取り出しパソコンに転送する手段がありません。基本的にはスマホのアプリ内で現像してね!ってポリシーのようです。そもそもLightroom Mobileはカメラではなく現像アプリですから当然と言えば当然ですが。しかしCreative CloudメンバーであればCloud同期でパソコン内にファイルと調整パラメーターがセットで自動転送される為、スマホ内での現像をパソコンに移行後ストレス無く続ける事が可能です。そこまで本気でスマホカメラを使うか!という疑問は残りますが、私のように全ての画質はいつものパソコンディスプレイで確認するまで信用しない!という人にはDNG RAWが多少の安心感を与えてくれますね。

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