ストーリーを考える

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左端にあと1つ要素を加えるとしたらどんなものをフレーミングしますか? と問いかけたくなるような構図。

シャッターチャンスをあと少し遅らせるだけで2台の自転車を上手くフレーミングする事は出来ますが、ブルーの自転車が後ろを歩く外人さんと重なってしまうので途端に煩雑な画になってしまいますね。

こういう写真は写っている人や物が次にどんな行動をするのか、見た人が想像しやすいようにまとめるのが面白さだと思っています。写真って半分は作者の力ですが、もう半分は見る人の力を借りるんですよね。見る人各々の想像を重ねてもらう事でその人なりのストーリーを作ってもらう!みたいな。だから1枚の写真から幾通りものストーリーを作れるような作品は見ていて飽きませんね。私はまだまだその域には達しておりませんけれど。

この写真の左のスペースに何かを配置するとしたら...。これ以上人を入れ込むと目線が泳いでしまいそうですからなるべく静的な要素、たぶんフレームに入りきらないもののほうが外に続く感じがするでしょうから、駐車中の車の後部とかでしょうか。それもトランクではなくハッチバック車で比較的モダンな感じがするもの。例えばアウディとかフォルクスワーゲンとかニューミニとか。残念ですがクラシックミニではないですね。

主張しすぎないがこの場所に意味を感じさせるもの。車が停まっているだけでショッピング要素とか休日の感じが強まりそうです。逆に車が停まっていないと人気が無いお店みたいにも見えてきたり。

そんなふうに色々な要素が交差する場所を日常から見つけるのがスナップ写真の醍醐味。面白いですね。

 

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