Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

たまには人の価値観でイベントを見る

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All Photo by inos

私にとってそれほど興味のある分野ではなく、むしろ有名ブランドというだけで一歩引いてしまうような存在がルイ・ヴィトン。そういう意味ではグッチだとかシャネルだとかも同様なので特別ヴィトンがどうこういう事ではありませんのでファンの方がいたら気を悪くしないでください。私という人間には縁遠い存在という意味です。

今日から仕事で大阪を訪れていますが、夕食の時刻になって仕事仲間から「阪急でルイ・ヴィトン展が今日まで開催されている」との情報を聞き、夕食とイベントを天秤にかけた結果イベントが優先されたという話。

今日の写真はすべてFujifilm X100Sで撮影していますが、「TIME CAPSULE」というヴィトンの歴史を辿る展示のテーマからしてフィルムルックに仕上げるのが一番しっくりきたため、あえてローダイナミックレンジなトーンにしました。デジタルチックなキラキラな仕上げであればイベントの雰囲気は伝わるのですが逆に歴史あるブランドのイメージがマッチしなくなってしまうのでLightroom上でいくつものバリエーションを作った結果これに落ち着いた感じです。

何の説明もなく私がこのイベントを見たところでその殆どは ”犬がお星様” 状態ですが、1854年創業と聞くとその歴史の長さから存在価値を理解しますし、逆に現代の新しめなカバンメーカーがこの先160年もその名を残していけるかと考えると疑問も湧いてきます。継続することに努力が必要なのは勿論ですが、継続を期待されるだけ消費者を満足し続けることに有名ブランドの底力を感じますね。

館内は過去の代表作から絵画などとのコラボまで様々な作品が展示されておりスマートフォン片手に歩く女性が目立ちます。中には学生の姿も見受けられましたが流石に ”早いでしょう” という印象を持ちましたね。勿論お金があれば誰が買っても良いのですが、ブランド品って誰でも似合うわけじゃない。仮に同じバッグを学生とどこかの会社の社長秘書が持っていたらどちらが似合いそうかは想像できます。モノには所有する人の年齢も含めて一番かっこよく見える瞬間がある。有名ブランドというのはそれくらい主張が強いからその名が注目されるわけですよね。だから名前負けしないくらいに自分を磨くことも大事。

学生のうちはたぶんそこまでは理解せず憧れのほうが大きいんじゃないかと思います。それもまた良いのかもしれませんけどね。私だって昔は買えもしないのに憧れの車のパンフレットを車屋さんに貰いに行ったことがあります。しかも同じのを2冊! 当然ディーラーの営業マンは買ってもらえないことを承知でツヤツヤのカタログをくれました。もしかすると今の私と同じようなことを感じていたのかもしれませんね。

イベントに関連したグッズなども販売されていました。驚くことにこうしたブランドに関連する書籍なども多数販売されているのですね。中身までちゃんと見ていませんが私的にはモノクロで構成されたこちらの写真集が気になりました。昔銀座のシャネルホールでエリオットアーウィットの写真店が開催され足を運んだことがありますが、意外とブランドと写真ってどこかで繋がっていたりするんですよね。恐らく広告写真を撮る写真家さんが名の知れた人が多いからだと思いますが...。

今回のイベント、日本ではここ大阪だけでの開催らしいです。私目線で言うと展示品よりそれを見に来ている人たちを見るのが面白かったですね。

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