これが90年代なら、その先には糸が繋がっていて釣りのゲームか何かを楽しんでいるのだろう．．．と考えたかもしれませんが、今なら自分達に向けられたスマートフォンを想像するのが妥当です。

「自撮り」というワードが流行語にならなかったのが不思議なくらい、むしろ日常に馴染みすぎて流行語としてエントリーすることすらなかった、現代を表す言葉の一つだと思います。まして「自撮り棒」って．．．ネーミングも発想も凄いですよね。棒の先にカメラをつけて自分に向けて写真を撮るなんて行為は多分シャイな日本人だけでは浸透することはなく、外国人観光客から受ける影響が大きかったのではないかと思います。

自撮り棒って手にして見るとリモートレリーズのギミックとか、一脚や三脚に似た伸縮のロック機構とか、ポケットに入る魔法の便利ツールという魅力があるんですよね。残念ながら私は自分のルックスに自信がないのでそれの活用の場はないのですが。