ハナミズキもうすぐ咲き揃う

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今年の桜は平年より遅咲きで「開花はまだか!」と随分騒がれたわりには、いざ散り始めればもう誰もサクラなんて言葉を口にせずゴールデンウィークの天気なんぞ心配しているのですから人間というのは勝手なものです。

桜のシーズンが終わるとシーケンシャルに街を彩るハナミズキが今年も街のあちこちで見られるようになってきました。桜同様こちらも開花が遅れているのか現時点では3分咲きといったところ。

ハナミズキには主にピンクと白の2種類があり、街路樹などではそれらが交互に植えられていたりするので大変明るい印象を受けます。厳密にはピンクにも薄いピンクと濃いピンクがあったり、白にも純白とやや黄色味を帯びた白があったりでバリエーション的にはもっとあるようです。

そんなおめでたい感じのハナミズキですが、この花を近くでよく観察すると花というよりも葉っぱの一部のような大きな花びらが枝の先だけについているのが特徴であることがわかります。

決して枝の根元の方には花がついていないですね。そのおかげもあってハナミズキは葉っぱや花が木を覆い尽くすことなく、遠目に見ても背景の抜けが良くボテッとした感じにならないところが私好みです。

ちなみにこのハナミズキという花は日米親善のため日本が桜をアメリカに送った際、返礼としてアメリカから日本に送られた花なのだとか。こうしてみるとハナミズキも桜に通ずる春の象徴として存在感がありそれが日米親善に通じているかと思うと考え深いものがあります。

ハナミズキは私の記憶では開花から約1ヶ月くらい綺麗な花を楽しむ事ができ、その後はハナミズキとそっくりな花を咲かせるヤマボウシが季節を繋いでいくはずです。

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