Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

もう一度修学旅行

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All Photo by inos

 

京都の街を巡るならバスと相場が決まっているらしいですが、それでは飛行機の移動みたいであっけなく目的地に着いてしまうからつまらないかも...なんて考えたのは昨夜遅く。はい、皆さんの想像どうり私は自転車を手配しました。いつかはトレンクルを新幹線に載せて京都のぶらり旅を夢見ておりましたが、今回はレンタサイクルです。それもちょっと反則っぽく電動アシスト付き。

レンタサイクル屋のお兄さんに今日のプランを聞かれ、「金閣寺」→「銀閣寺」→「清水寺」と伝えるとちょっと怪訝そうに「多分戻ってこられるとは思いますけど〜」と言われました。確かにそのルートは30km程度ありますから、ママチャリで夕方までに走り切るのは少しヘビーだということらしいです。でも常日頃14インチのトレンクルで100kmとか走る私からすればアシスト付きで30kmなんて午前中に帰ってこられるんじゃないか?という感覚。

いざ出発!やっぱり電動アシストは楽々ですね。平均速度もトレンクルよりずっと速いです。京都駅から金閣寺までは気づかない程度の上りですがスイスイ進みます。

金閣寺、やっぱりあの堂々たる佇まいは貫禄すら感じますね。誰が考えたか知りませんが、金色の建物ですよ。ラスベガスにも金色のホテルがあったりしますが、やっぱり金閣寺は別格のピカピカ具合。日本人よりも初めて見る外人さんが感動するでしょうね。

  

金閣寺に行ったのなら合わせて行っておきたいのが銀閣寺。金閣寺から見て京都の街の対面に位置しますから移動には多少時間が掛かりますがそれでも自転車で30分くらいですね。金閣寺があれだけ輝いているのですから銀閣寺もきっと...なんて期待した人はあの素朴さに拍子抜けしてしまいますよね。まあ銀閣寺は建物よりも庭園の美しさに感心する人が殆どでしょう。あのプリンをひっくり返したようなオブジェは何なんでしょうね?

この時点でまだ時刻はお昼ちょっと過ぎ、順番的には次に清水寺を予定していましたがせっかくならということで二条城を追加しました。こんなに時間に余裕があると始めから分かっていたら金閣寺から銀閣寺の間に立ち寄るべきでしたが、知らない土地ですから仕方ないですね。来たルートを少し戻りました。

  

二条城と言えば鶯張り!少し前の矛盾(ほこたて)というテレビ番組でも、鶯張りの床を音を立てずに歩けるか?みたいな題材で取り上げられていましたが、実際歩いてみるとあれはネコでもない限り音が出ちゃいますね。想像していた鶯張りはギーとかミシミシとかいう音でしたが、本物はキュンキュンというかキコキコというかピヨピヨといった感じで心地良い響きでした。外に出ると縁の下に潜って何やら熱心に観察している人達。きっと鶯張りの仕組みを見ているのでしょう。この後私も一緒になって説明を聞きました。

ここまで来て気づいたこと、それは入場料が少しづつ高くなっている!金閣寺:400円、銀閣寺:500円、二条城:600円。という事は、清水寺は有名&駅近ということもありきっと700円だろうと予想しましたが、案外安くて300円。その代わり二重三重にお賽銭箱が登場しますから気前良く放り投げていると結構な額に達します。私は最後の方で登場する「縁結びの神様」には奮発しておきました!

時刻は程良く16時過ぎ。帰りの新幹線もありますから今日はここまで。駅に向かう途中に三十三間堂が現れた時は一瞬迷いましたが、お寺やお宮みたいなところは時間に追われるように行く場所ではないですからね。またの機会にします。

  

正直今回のぶらり京都の旅は学生さんに悩まされました。あっちに行ってもこっちに行っても学生さんの集団が大騒ぎで歩いていて、写真を撮ろうにもカルガモの親子のように次から次へと来ますから正直ウンザリと思う瞬間もありました。でも思い出してみれば私も学生の頃来たこの京都の印象が強く残っていたからこそ、今日もう一度訪れてみようと思えたわけです。あの場ですれちがった学生さんの多くが日本の美しさを感じてくれていたら嬉しいです。

私としては今度は奈良へ行きたいですね。あの日見た大仏殿は今も大きく感じるでしょうか? そして薬師寺のお坊さんの話は今の私にどう響くでしょうか? このblogのサブタイトル 「1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい」 というフレーズは私が中学生の頃聞いた薬師寺のお坊さんの一言なのです。

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