こんなのはもうメーカーオプションの設定があってもいいくらい

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一眼レフカメラで動画を撮ることが流行った時代...なんて書き始めるともう随分昔の事のように聞こえますが、EOS 5D MarkⅡというワードはつい最近の記憶として刻まれています。

一時期と比べると一眼レフカメラでムービーを撮るという行為がプロの最前線からハイアマチュアにシフトしたようにも感じられますが、動画専用機であるムービーカメラで自由自在に撮ってくる映像と比べると一眼レフならではの少し窮屈な中で工夫しながら撮られた画作りが私は結構好きです。スチルカメラ用レンズを使う関係でズーム操作が殆ど行われない見せ方など映像表現の基本に戻ったようで実に見やすいと感じます。

ここ1,2年の傾向を見ていると、EOS 5Dのような巨大なカメラはSONY α7シリーズやPanasonic GH4などミラーレス一眼と呼ばれる小振りなモデルへと姿を変えつつあるわけですが、同時に技術的な変化としてハンドジンバルの登場は無視出来ないですね。

空撮現場から生まれたジンバルというデバイスは、元々がヘリコプター(ドローン)に搭載するカメラの揺れや振動を緩和するアイテムだったわけですが、今や地上の手持ち撮影にまで応用され、その分野でデファクトスタンダードだったステディカムに代わる技術として注目されています。

私もGoPro用の小さなモデルは所有しておりそれなりの効果を体感しています。ただブレや揺れというのはシステム全体の重量と関係するため、カメラ本体が軽すぎるGoProにおいては人が歩くことにより発生する上下運動までを吸収できないという物理的な限界もあります。

その点ミラーレス一眼は丁度良い大きさと重さと言えそうで、YouTubeにもそれらによって収録されたコンテンツがかなり登場していますね。勿論カメラが重ければ重いほど安定するとは言っても、人が片手で持ち続けられる重量には限界がありますからこのあたりのモデルに落ち着くのでしょうね。ジンバルも世の中には何種類も出てきており1kg前後のカメラに対応するモデルが多いようです。数年前なら何十万円もしたそれらの特機が今なら数万円、私も一つ購入してみようかと最近検討しています。

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