私の通信環境はこの2つだけになった

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自宅のネットワーク環境とモバイル環境の契約更新にあたり大幅にプランの見直しを行いました。いつからか携帯電話の契約というのは2年縛りが一般的になり、更にここ数年はキャリアメーカー各社があの手この手を使い ”一見お得なプラン” を提案してきて、もはや売り場のスタッフでさえ混乱するほど複雑な契約に発展しておりました。

かくいう私も日本に導入された初iPhoneをきっかけにずっとSoftbankのお世話になっており、ちょうど2年前には自宅の光回線も併せて申し込むことでお得になるよ!の言葉にまんまと載っかり、スマートフォンと自宅光回線を合わせて月々7,000円程度という利用料金で、そこだけ見ればだいぶ美味しい思いをしてきました。

でも蓋を開けて見るとiPhoneはともかく自宅の光回線は混雑時1Mbpsを下回る事が頻繁にあり、100MBのファイルダウンロードに1時間半!みたいな ”ADSL時代さながら” の生活を強いられてきました。なので2年縛りから開放されるこのタイミングでそんな20世紀ライフとはサヨナラ!というわけです。

結論を言ってしまうと、自宅ネット環境であるSoftbank光を解約、モバイル環境であるiPhoneのSoftbankも解約、前者はUQ WiMaxに、後者は楽天モバイルにて新規契約をしました。

つまり今後は自宅に光ネットワーク環境はなくなりモバイル環境のみで対応する事になります。iPhoneも新しいものが欲しい気持ちはありますが、正直ここ数回のモデルチェンジによるiPhoneの進化はスマートフォンの本質を追及するものではなく、ロックの解除方法であったりディスプレイサイズやデバイスの変更だったりで、買い替える事で私の生活が豊かになる進化ではないため今回はこれまで愛用してきたiPhone 6sをSIMフリー解除を行い楽天の格安SIMに差し替えた形。月々3.1GBのデータ通信と30秒/20円の通話SIMで1,600円/月。

まあ私の事ですから月々3.1GBのデータ通信では足りなくなる事が予想されますが、その点はUQ WiMaxを別途契約しましたからそちらが使い放題。厳密には3日で10GBを超えると速度制限がかかりますが、流石に3日でそこまでは使いませんからね。

このUQ WiMax、私はBroad WiMaxという格安会社と契約しましたから月々3,500円ほど(期間によって変動有り)。iPhoneの楽天SIMと両方合わせても月々5,000円〜6,000円に収まりこれまでのモバイル+光契約より更にお得。これにて外出先でもiPhoneは常にWi-Fi接続ですから楽天の3.1GBプランに関わらず実質使い放題というわけ。自宅でも外出先でも気兼ねなく使えるのがWi-Fiルーターの良いところですね。

ただしモバイルWi-Fiルーターを自宅の光回線代わりに使うにはいくつか気をつけなければいけないポイントも有り。

1つ目は、既にホームネットワークを構築しており自宅にルーター機能付きネットワークスイッチが導入されている場合、それをブリッジモードとして使うという事。既存のルーターにモバイルルーターが追加されると自宅に2つのルートが存在する事になりますから、ローカルエリア内だけで考えればそれでもシステムに大きな問題はないものの、外出先からリモートアクセスで自宅のNASのファイルを触りたい!なんて時には、IPの管理が難しくなりますね。

しかし私は今回あえて既存のルーターをブリッジモードにせず二重ルーター構成で運用する方向でシステムを組みました。その理由は、ルーター機能をモバイルルーターに任せてしまった場合、自宅には常にモバイルルーターを置いておかないといけなくなりますよね。持ち出してしまったら自宅にルーター不在となり、DHCPでIPを割り振る担当端末がなくなるわけで...。全てを固定IPにしておけばそれもアリですが、来客時に個人端末をその都度固定IPには設定しませんよね。だから今回はモバイルルーターの有無に関わらずローカルエリア内のネットワークが機能する二重ルーター構成というわけ。

運用的には、Wi-Fi接続機器の全てはモバイルルーターではなく自宅の既存ルーターに接続するというルール。これは完全にこれまでの光回線の代わりにWAN側をモバイルルーターに置き換えた図式ですね。

2つ目はあえて自宅にモバイルルーターを常設した運用時のヒント。あえて常設するという事は外出先から自宅へのアクセスを想定しているわけで、その場合はモバイルルーターのWAN側をグローバルIP固定にしないといけないという点です。近ごろのモバイルルーターは実はグローバルIPが割り当てられておらず、プロバイダ側のプライベートIPが割り当てられていますから、時と場合により上流のIPは見えないところでコロコロ変わっています。それだと外出先から自宅にアクセスしようにもグローバルIPで見つけられませんから固定化が必須というわけ。ただしそれはオプション料金で月々95円くらい掛かります。今のところ私はそこまでリモートアクセスを必要としていませんからシステム上はそれを想定しつつもその時が来たら真剣に考えようかと思っています。

今回はこうしたシステム変更により、自宅の電話が廃止、自宅のメールも廃止、携帯電話のメールが変更、モバイルルーターへの変更に伴う各デバイスの設定変更、おまけにこのタイミングでメインで使っているクレジットカードの更新が重なり、支払い登録の変更、ETCの変更、もう色々ありすぎて、各種アカウント変更だけで65以上の更新を行いました。

これだけ手間をかけ更新しておいて電気代の引き落とし変更を忘れていたりしたら笑ってしまいますね。ちなみにこれまで自宅で使用していたSoftbank光が1Mbps出なかったところ、UQ WiMaxモバイルルーター変更後は平均40Mbpsくらいに向上しました。まあこれが普通だと思いますけどね。

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