Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

Appleさんのゴーグルであれば成功するのか?

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AppleさんのイベントWWDCが開催され、兼ねてから噂されていた次世代ゴーグル型がジェットが発表されましたね。その名は ”Vision Pro” だそうな。

ゴーグルの内側にも外側にも数え切れないほどのカメラや赤外線センサーを駆使し、そこに両目に4K以上の解像度を実現するディスプレイが組み合わされ、視線誘導や3D空間の再現を信じられないくらいリアルに実現するそうで、Appleさんはデジタルコンテンツを物理空間とシームレスに融合させると謳っています。きっと一度装着したら類似品に浮気するような事はないくらい完成度は高いのでしょうね。私もAppleストアにでも出向いて一度体感してみたいと思っています。

そしてAppleさんはポストiPhoneと呼ぶほどに自信作なのだと言います。

でもどうでしょうね、約48万8,000円という驚くべき価格もさることながら、どれほどすごいガジェットと言えどこれまでゴーグルタイプのデバイスが成功した例は殆ど無いと私は認識しています。これが映画館やイベント会場などで短時間だけ体感するためのB2B向け製品なら話は別ですが、個人向けのエンタメ製品の一つと考えると、買ってしばらくは面白いが、スマートフォンの画面の代わりに長時間これを覗くか? と聞かれれば答えはNoでしょう。

特に日本のような保守的かつ目立たない事を善とする国では、人前でこれを装着するにはインパクトがありすぎますし、情報やコミュニケーションで繋がる時代にゴーグルは孤立しすぎる気がするのです。勿論そこには人との繋がりを優先する最先端のコミュニケーションツールが実装されるのでしょうけれど、ゴーグルを装着している人同士でなければ楽しめない仕組みでは裾野は広がらないでしょうし、逆にスマートフォンとの連携で楽しめるのではあえてゴーグルを装着する意味を見出せないのです。

結局のところ、これを買ったらしばらく個人で楽しみますが、だんだんそれでは飽き足らず、知人や友人に「ちょっとこれ覗いてみてよ、凄いよ!」という具合に、ガジェットの存在意義よりも存在感の方に話は偏っていくのでは無いかと思うのです。

私もまだ実物を手に取ってみたわけでは無いので全ては想像で話をしていますが、ゴーグルってなんかこう日常的に使うものではない気がするんですよね。

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