雲が奇麗な場所

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先日2日連続で足を運んだ美ケ原高原。ここへ続くビーナスラインは十数年前まで有料道路で、走行区間毎に料金を取られ最終目的地のここまで走るとかなり高額になったものです。小学生頃の記憶では確か3〜4千円だったんじゃないかと。いくら観光地とはいえかなり割高でした。

それが今は全線無料ですから訪れる人も俄然増えた気がします。同時に随分やかましい道路になったような気もしますが...。

私もこの場所へは何度か写真を撮りにきた事があります。それも普通の写真ではなく赤外撮影のために。今となってはどこのメーカーも製造していない ”赤外フィルム” なるものが10年ほど前はコニカとコダックとイルフォードあたりから発売されていて、それを使って雲を撮るとそれはそれは物凄い立体感とハイコントラストな画が撮れるわけで、赤外ならではの楽しみがあったのです。カメラの露出計は一切使えず常に1/60 F5.6で撮影しますし、一眼レフカメラを使っても目視によるフォーカス合わせは出来ませんからある程度芯を出したところでレンズの赤外指標位置にフォーカスオフセットして撮ります(つまりどんな高級カメラを使ってもAFもAEも使えないという事)。失敗も多かったですがハマった時の世界観は他の何にも変えがたいものがありました。

デジタルになってから...特定のカメラを使えばほどほどの赤外撮影は出来るようですし、RAWからムリクリ赤外っぽく現像する事も可能ですが、私は今回もブリーチバイパス(銀残し)ふうに仕上げてみました。先日作成したマイプリセットを適用しただけですが案外こんな感じの画でもハマりました。

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