カテゴリー別アーカイブ: Lightworks

Lightworksそろそろ本気

Posted on 2012/07/06

5月の下旬にLightworks V11が正式リリースされ、WEBサイトも大幅にリニューアルされていましたが、近頃の私は他の編集ソフトをいくつか触らないといけない状況で、なかなかこの最新版にじっくり向き合っている余裕がありません。嘗てのLightworksから操作性は殆ど変っていませんから今更マニュアルを読む事もないのですが、今回のバージョンでは複数端末で素材共有をしながら同一シーケンスを突き合うコラボ編集に対応していますから、私も基本的な部分の復習を兼ねて、動画チュートリアルをiPhoneで見ながら通勤しています。

今回のリリースはソフトウェアに留まらずオンラインショップもオープンしてコンソールやキーボードも直販で手に入りますね。驚く事に専用キーボードはJapaneseタイプが選べるようになっています。これは英語でも良いような気がしますが、他にヨーロッパ各国は勿論、Chineseも選べますから本気でワールドワイド展開を狙ってきたと意気込みが感じられます。

しかもオンラインショップにはLightworksオリジナルI/Oを始め、RED Rocketも登場しましたから、いよいよ本格的に始動しましたね。

今回は正式リリースとあってバージョンアップを促すメールが何度か送られてきました。以前より発表されていた、ProRes, Avid DNxHD, AVC-Intra, DVCPRO HD, RED R3D, DPX, H.264, XDCAM EX / HD 422等のコーデックにこれにて正式対応のようです。

Adobe Creative Cloudが月々5,000円と聞いてしまうと、LightworksのPro版が年間60ドルという価格設定は格安に見えてきますが、先日大阪でユーザーの方とお話した際にも、やはりこの年間契約制には少し抵抗があるとおっしゃっていました。今後国内どう浸透していくか注目されるところです。

ともあれ私も近々本格的に最新版をチェックしてみます。

Lightworks Tips6 (Clipboardを有効活用)

Posted on 2011/11/18

 

Inter BEEも最終日を迎え、私もテンション上げ過ぎで少々声が枯れぎみでございます。プロ用機器というのは街の量販店に並ぶ電気製品と違い、購入前に実機に触れる機会が少なかったり、書店に並ぶガイドブックでは事足りないものですから、プロが集うこういったイベントは情報交換の場として有効活用したいですね。わざわざ私の元を訪れてきてくださったにも関わらず、手が放せずろくな対応すら出来なかった皆様、大変申し訳ありませんでした。

私は時にメーカーサイドの立場で、時にユーザーの立場で、丁度その間を上手く橋渡し出来るような、日本国内では珍しいポジションでお仕事させて頂いていますから、ユーザーの声をメーカーに届け、設計者しか知らないようなツールの活用法をユーザーに届け、結果としてそれがクリエイティブな作品作りに効果的に働くよう精力的に活動していくつもりですから、今後も懲りずにお声かけ下さいませ。

さて、Inter BEEでは直接ご協力出来ませんでしたが、Lightworksの使い方についても、私としてはもっと多くの方に知って頂きたいと思っています。今日もちょっとしたTipsを。

映像編集を行う上で、各カットの順番を入れ替えたい...そんなケースが度々ありますが、多くの編集ソフトではタイムライン上のクリップをマウスでドラッグして移動します。勿論Lightworksでもそんな操作は出来ますが、操作スピードの面では、In/Out間をDeleteして貼り付ける...この操作が圧倒的に早いです。

例えば上の左の図で、タイムラインのお尻から2つ目のカットを移動したい場合、図のようにMARKとPARKで範囲選択した後Deleteします。するとEDIT Viewerのすぐ右側にClipboardが現れます(右の図)。AVIDなどでもClipboard Viewerがありますが、同様のものですね。この中には直前の操作でDeleteしたカットがそのまま入っていますから、タイムラインの好きな位置にプレイラインを移動して、このClipboardを選択してからInsertすれば、カットの移動が完了します。

それなら一般的なカット&ペーストと同じでしょ?と思われるかも知れませんが、LightworksではこのClipboardは素材と全く同じように使えますから、Clipboard内でもIn/Outが打てるわけですね。Clipboardに入っているのはいつも1カットとは限りませんから、複数カットをまとめてDeleteした直後にその中の特定のカットのみEditに貼り付けるなんて事が可能です。

Clipboardは編集中は必ず画面の何処かに存在しますから、通常は作業の邪魔にならないところに並べておきましょう。私は左の図のように画面の右上に少しだけ顔を出すような位置に置いています。Lightworksは作業領域を少しでも広くとれるように画面からはみ出るようなレイアウトでオブジェクトを配置出来ますから、こうした使い方を積極的に活用しましょう。

これでは使いたい時に画が見辛いでしょ?って言われそうですが、大丈夫です。そんな時はClipboardをSource Viewerに放り込みましょう。そのまま素材になります。勿論、右クリックしながら左クリックで。

UFOの操作なら体が覚えています

Posted on 2011/10/14

本日はVisual Graphicsさんのオープンハウスイベントにご協力させて頂き、IBC2011で発表されたLightworks Professional Membershipモデルの国内初披露デモンストレーションをさせて頂きました。

Lightworksの本国オフィシャルリリースは11月末とされていますから今回ご覧頂けたアプリケーションはパブリックベータ版ですが、UFOのような専用コンソールも本日の発表に合わせギリギリで日本にやってきて何とか実機に触れて頂く事が出来ました。沢山の方に興味を持って頂き、私自身も色々と情報交換する事が出来、誠にありがとうございました。

なお、今日のイベントのスケジュールは急に決まった事もあり、事前に当WEBで開催を告知出来ませんでしたが、今後セミナー等の開催が実現出来そうであれば、随時お知らせさせて頂こうと考えています。Lightworksの使い方についてこちらを訪れて下さっている方も沢山いらっしゃるようですので、実機を前にして直接お話出来れば具体的なノウハウ等お伝え出来るかも知れません。

現在はWindows版オンリーですが、年内にはMac版とLinux版が、今年から来年にかけてMatrox、Blackmagic、AJAへのI/Oに対応予定ですから、11月のInter BEEあたりから盛り上がってくると思います。都合によりInter BEE当日は私はブースにおりませんが、また何処かの会場でお会い出来るのを楽しみにしております。気軽にお声かけ下さいませ。

Lightworks Tips5 (キーボードショートカットをカスタマイズ)

Posted on 2011/09/11

 

Lightworksのリリースに関するアナウンスが今月8日に公開になっています。

まずオフィシャルリリースはベータ版公開から丁度1年後にあたる11月29日。ライセンスは3種類が準備され、Free Membership、Educational Membership、Professional Membershipで、このうち、Free版のみ扱えるコーデック等に制限があるようです。これを聞いてこれまでのベータ版で再生出来ないコーデックが多かった理由がはっきりしました。

Educational Membershipは教育機関向けと解釈すれば、一般的にはFree版かProfessional版と言う事になりますが、Professional版は年間$60というライセンス料ですから5年で2万5千円程度と考えれば格安ですね。

機能的には、各種ネイティブコーデックサポート 、AAF/OMF/EDLサポート、Shared Projects、新しいタイトルツール、Stereoscopic 編集、 DVD/Blu-rayへの書き出し、Matrox/AJA/Blackmagic/DVSハードウエアサポート、Lightworks Console/Keyboardサポート等。

何より嬉しいのは各種コーデックへのサポートもさる事ながら、Lightworks Consoleのサポートですね。LightworksはこのUFOのようなコンソールがあってこそ本領を発揮すると言っても過言ではなく、基本編集はこのパネル一つで出来てしまいますから、他のノンリニア編集機やリニア編集のボタンの多さはいったい何だったのか?とエルゴノミクスの意味を今一度考えさせられます。肝心のお値段は$2,800との事ですからちょっとお高めな気もしますが、EufonixのArtist Controlが20万円程度する事を考えれば妥当ですね。

ちょっと驚いたのは歴代のLightworksシリーズには存在しなかった専用キーボードの出現。これまでもLightworksは、DOSベース及びWindowsベースで動いていましたから必ずキーボードは存在しましたが、起動時、タイムコード入力時、同期再生モード切り替え時、検索時、程度にしか使う事は無く、全てはコンソールからの操作がメインでした。これも他社製編集ソフトを使っているユーザーへの配慮なのでしょう。

さて、そこでLightworksでキーボードアサインを変更する方法をご紹介します。ツールボックス左下の「指紋のマーク」をクリックすると「Prefarence」画面が開きますから、中ほどの「Change/view key assignments.」を選択します。後は「key assignments」ウインドウ内で該当する機能に対しお好みのキーを実際のキーボードを叩いて入力するのみです。勿論これらの設定はImport/Exportが可能です。

実はベータ版をダウンロードしたままではこれらのキーアサインが殆どされていないため、お試しで使ってみようにもまずはキーアサインからという事になります。そこで、Lightworksの機能をご存知無い方にはちょっとハードルが高かったので、私が作成したある程度使いやすいであろう?レイアウトを当blogでも配布しようかと考えておりました。しかし今回専用のキーボードが発売されると言う事は、きっと標準的なキーレイアウトがリリース版ソフトには含まれるのでしょう。まず始めにそのデフォルトキーレイアウトを覚えるのが確実ですね。

オフィシャルリリースが待てない!という方は今回のTipsをヒントに是非キーボードアサイン、チャレンジしてみてください。

さあそろそろ始めましょうか

Posted on 2011/09/05

LightworksのWEBサイトに数日前から ”Lightworks evolves” との見出しがついていますね。既にPRONEWS等でも取り上げられている通り、今月9日からオランダのアムステルダムで開催されるIBC(欧州国際放送機器展)でいよいよLightworksが本格始動するようです。

現時点のLightworksはまだまだ限定的なファイル形式やコーデックにしか対応していませんから、次バージョンで対応してくる事は目に見えています。それにしても本国サイトのインパクトからするにきっとこちらが想像する以上の何かを準備しているのでしょう。楽しみですね。必要あらば私も当blogで紹介出来ればと思います。

勿論、今回のIBCではLightworks以外にも、あんなものやこんなものが発表されるとの噂があります。今からワクワクです。

Lightworks Tips4 (これがライトワークススタイル)

Posted on 2011/08/31

 

Lightworksではブルーのボーダーで表示されているクリップを素材、オレンジのボーダーで表示されているクリップをEditとして区別します。Editは複数同時オープン出来ませんが、ブルーの枠の素材は無制限で同時オープン出来ます。よく使用する素材は開きっぱなしにしておくような運用が可能です。この点は素材とEditが1つずつしか開けない一般的なノンリニア編集ソフトと異なります。

勿論沢山開けばメモリーを食いますし、デスク上も散らかりますから常識的な数での運用になると思いますが、そんな時はBin内のクリップをタイル(サムネイル)のまま素材として使用することも可能です。この場合も選択したクリップには細い青枠が付きますからViewer表示しているのと同等に使えます。タイル表示のままでは画面が小さくて見辛いじゃないか!と思われるかもしれませんが、AJAやBlackmaghicのSDIカードを入れていればベースバンド出力が出ているはずです。(私は現時点で未確認ですが、過去のLightworksでは選択したクリップの映像が常時出力されていました)。

また、毎回Viewerを開くのは面倒だ!という場合は、既に開かれているViewerに対しタイル状のクリップをドラッグアンドドロップで投げ込む事も可能です。但しこの場合も以前紹介したTipsのように、右クリックでドラッグしながらViewer上で左クリックです。右クリックで移動、左クリックで実行!と覚えましょう。

さて、いよいよ編集となれば、通常は3ポイント編集を行うと思います。素材のIN/OUTとEditのINもしくはOUT、または素材のINもしくはOUTとEditのIN/OUTですね。

一般的にはこの3ポイント編集こそがカットを繋ぐ上で最小限の操作とされていますが、Lightworksは違います。他社製編集ソフトで言うところのMark IN/Mark OutはLightworksではMark/Parkです。Markはストリップビュー(タイムライン)に表示される青色のマーカーで、GUI上(もしくはキーボードに割り当てたショートカット)のINボタンを押した時表示されます。一方Parkはストリップビュー上では赤色のマーカーで表示され、一般的にプレイラインとかポジションバーと呼ばれるものです。

もうお分かりになりましたでしょうか。LightworksではMark OUTという位置指定はせず、青と赤のマーカー間を素材の使用範囲として指定するのです。こうすることで1カット繋ぐのにOUTを打たないぶん1手間減らせるというわけです。しかし編集を仕事とされている方はお気づきだと思いますが、これだとMarkで頭を指定後にParkによってお尻を決めていますから、再度頭の位置をを指定し直すような場合、お尻の位置を動かしてしまうことになります(お尻はParkによって指定されているため)。これでは都合が悪いですから、Lightworksには他社製ソフトでは聞き慣れないSwapという機能があります。Mark/Parkで範囲指定をした後にSwapボタンを押すと、青と赤の位置が入れ替わります。これによっていつでも頭とお尻の好きなほうを再調整することが可能です。

実はLightworksも今回のバージョンからMark/Parkという考え方だけではなく、一般的なIN/OUTの考え方も使えるようになりました。でも一度Mark/Parkに慣れてしまうとその都度ボタンを1回多く押す行為が煩わしく思えてくるでしょう。

LightworksはぜひOutを使わずに編集しましょう。

 

Lightworks Tips3 (Binの整理はこうすると楽)

Posted on 2011/08/19

ノンリニア編集ソフトを使う上で、素材の整理はその後の作業効率を大きく左右します。素材のデジタイズから、画音を合わせる調相作業、複数カメラで撮影した素材をシーンごとに仕分けする作業、クリップネームを付け直す作業等々、編集に入る前にやるべき事は案外多いです。そのような仕込み作業を少しでも効率良く行うためのテクニックが今日のTips。

Lightworksでデジタイズを行ったりImportを繰り返す度に沢山のBinが出来てきます。勿論前回紹介したTipsのように、自動的に作られた不要なBinは一切消してしまって、検索機能を使ってクリップをまとめるのも一つの手ですが、場合によっては複数のBinに分散しているクリップを一つのBinにまとめたくなる時もあると思います。そんな時、BinからBinへ一つずつクリップを移動していては効率が悪いというものです。この場合まとめたいBin同士を重ねてBinの歯車マークから「Merge Bins」を実行します。

今回の画像の場合、「Import01」というBinの上に「Import02」というBinを重ねていますから、「Maerge Bins」を実行すると「01」に含まれるクリップが「02」のBinにマージされます。この時「01」の内容はそのまま残りますから継続して使うのも良いですし、「Transient」にしてからShark(サメ)で消してしまっても良いでしょう。以前も書いた通り、Lightworksではデスク上から表示を消してしまってもメディアそのものが削除されるわけではありませんし、今回のように2つのBinに同じクリップが存在してもメディアが2倍になったわけでもありません。この、”1つのクリップが複数置いておける仕組み” が後の編集で便利に使えます。

さて今回使用したBinメニューですが、メニューのどれかを選択すると自動的にクローズする仕組みになっています。これは一般的なアプリケーションと共通です。でも時にこのメニューを表示させたままにしたい時もあるかも知れません。そんな時は画像内に赤丸で囲んだ「ピンボタン」をクリックしておくと表示を固定する事が出来ます。

さて、素材整理が完了し複数のBinが出来上がったら、ツールからRackを開いてその中にBinを閉まっておきましょう。例えば1Camの素材はRack1に、2Camの素材はRack2に、または、ドキュメント素材はRack1に、ライブ素材はRack2に、という具合に。勿論この時もRackのPermanenceを「Transient」から「Permanent」に変更しておきましょう。これにて次回からRack単位での検索も可能になります。

Lightworks Tips2 (検索するならここに気を使う)

Posted on 2011/08/09

Lightworksに限った事ではありませんが、コンピューターを使う上で検索機能というのは非常に重要な役割を果たすことはご存知のとおりです。こと、ノンリニア編集でもそれは例外ではありませんが、Lightworksではそれが更に便利に使えます。

例えば、プロジェクト内に素材をデジタイズする過程を考えてみると、一般的なノンリニア編集ソフトの場合、まず取り込むBin(クリップの登録先)を準備してからデジタイズ開始...という手順が殆どです。ところがLightworksでは予め取り込み先のBinを準備する必要はありません。デジタイズを行うなら、ツールを開きデジタイズボタンを押すだけです。取り込まれたクリップは自動的にBinが作られそこに格納されます。

問題はここからです。自動的にBinが作られ格納されるということは、すべての素材が1つのBin(場合によっては2つや3つにまたがることもあり)に入ってしまって、仕分けが大変!という事態も予想されます。こんな時は思い切ってデスク上に散らかったBinはShark(サメ)を使って全て消してしまいましょう。Lightworksでは眼に見えるものが全てではありません。デスク上には何一つ素材が見えなくてもプロジェクト内には居る筈ですからここから検索を使います。

虫眼鏡マークの検索ツールを起動して、Clipタイプ(ClipやEdit等)を選択するのも良いですし、クリップ名の一部やリール番号で検索すれば、検索した単位で新規Binが作成されデスク上に現れます。こんな時、素材に付ける名前の重要性を認識しますね。検索結果に余計なものが紛れていたらShark(サメ)を使って消しておきましょう。この操作を繰り返し、Video素材だけのBin、静止画素材だけのBin、ロール1だけのBin...という具合に分けるのも良いでしょう。

さて、Binが整理出来たら必ず行うおまじないがあります。それはBin右上の歯車マークをクリックしてBinメニューを表示させ、Permanenceを「Transient」から「Permanent」に変更します。ちなみにBin名を自ら変更した場合は自動的にPermanentになりますね。これにて次からそのBin自体が検索対象になり、Bin単位で検索が可能になります。仮にデスク上から全てのBinを消してしまっても「Permanent」にしたBinだけはいつでも呼び出せるというわけです。

Lightworks Tips1 (ちょっと変わったマウス操作)

Posted on 2011/08/02

 国内ではLightworksという編集ソフトの認知度が低いせいもあり、WEB検索をしてみても使い方に関する情報というのは殆ど無いですね。英文マニュアルならフリーダウンロード出来ますが、そもそもプロのエディタがマニュアルを隅々まで読まなければ使えないようなソフトなら他にありますし、ここではもっと感覚的に触りながら覚えたいという人向けに、最低限知っておいた方が良さそうなTipsを不定期ですが紹介していきたいと思います。

今日はLightworksを使う上での基本的操作について、マウスのクリック方法です。Lightworksの初号機はWindowsではなくDOSベースでしたから、マウスクリックに関しても一般的なWindowsやMac OSには無い操作を含んでいます。

Lightworksの左クリックはWindows操作とほぼ同様の使い方が出来ますが、右クリック操作は基本的に各ツールを掴んで移動する際とコンテキストメニュー表示に使用します。GUI上で各ツールを自由にレイアウト出来るLightworksでは、様々なツールを同時に開いて使う事が多いですから、Edit画面を移動したいとか、サムネイル状に散らかった素材をBinに入れておきたい、といった時にオブジェクトを右クリックしながら動かします。(最新版では左クリックでも移動させることが出来るようになりましたが、それだけで全てを網羅することは出来ません)

そして一番変わった使い方は、左クリックでも右クリックでもなく ”右クリックしながら左クリック” です。この操作は、対象になるオブジェクトを移動させながら左クリックで実行するような場合に有効です。

これをマスターすると、画面左下にいるShark(サメ)の使い方も納得できると思います。Sharkは画面上に散らかったツール等を消す際に使用しますが、意味合いとしては ”サメに食べさせる” と捉えるとわかりやすいでしょう。サメを右クリックで掴んで移動し、目的のオブジェクト上で右クリックをしたまま左クリックします。するとオブジェクトが画面上から消えるはずです。ただ、消すだけであればWindows同様にツール右上の×ボタンをクリックすれば良いのですが、サメに食べさせた場合に限り、サメの頭を左クリックすることで消した画面を再表示することが出来るのです。”頭を叩いて吐き出させる” といったイメージです。(昔は吐き出す事の出来る上限が5個でしたが今はそれ以上遡れるようです)

他にも、いくつかのツールが画面上で重なっていて下に埋もれたツールを移動させながら最前面に表示したい場合も右クリックしながら左クリックは有効です。更に裏技として、Edit画面等に表示されるTCをポップアウトしてCalculatorに貼り付けたり、素材画面のTC上に貼り付けることでTimelineと同一TCの素材位置を瞬時に頭出しする事も可能です。勿論複数ポップアウトしておけばCue(一般的にはMarkerと呼ぶ)など打たなくてもロケートポイントとして使う事も出来ます。

AVIDやFCPとは全く異なるインターフェース

Posted on 2011/06/10

仕事仲間との会話の中でLightworksの話題に触れ、そういえば最新バージョンはMPEG 50M 422ファイルに対応したのかと実機確認してみたところ残念ながらまだのようです。予定ではこの夏くらいには対応するスケジューリングのはずです。

Lightworksについては以前にもこのブログで触れていますから詳細は省くとして、私が今後映像業界に残していきたい編集ソフトNo.1である事に今も変わりはありません。ネット検索でヒットする個人のWEBなどを見ていると、Adobe PremireやApple FCPなどにも劣らない編集ソフト...みたいな感じでとらえられる事の多いLightworksですが、実際はFCPが生まれる前の1993年に日本に導入されているプロ用ツールです。確か当時ハード込みで600万円位だったと記憶していますが、時代の流れで現在はソフトだけならフリーダウンロード可能です。ただ、このソフトを本気で使うには専用のコンソール(コンパネ)が不可欠で、UFOのようなスタイルのそのコンソールこそがLightworksの最大の魅力です。私も個人的にコンソールだけ手に入らないかと模索中だったり...。

ベータ版のフリーダウンロードが開始されたのは昨年末位でしたが、その後国内でも一般的に知名度が増してきたのか、近頃当ブログにも「Lightworksインストール法」や「Lightworks使い方」といったキーワードで訪れてくださっている方も多くいるようです。今日の日記のように私がこの編集ソフトについて触りだけ説明したページにたどり着いているのだと思いますが、何か有力な情報があるかも知れないと期待して訪れてくださっている所、ノウハウ集のようなページが存在しないのが申し訳ないです。質問でも頂ければもしかすると回答出来るかも知れませんが。

私はこのソフトを国内導入1号機から10年近く使用してきましたからある程度癖や特徴は理解しているつもりです。勿論最新版では新機能なども盛り込まれていますから手探りの箇所も間々ありますが、自分で使う事に不便はなさそうです。後は早く多くのコーデックに対応して欲しいのと、年末に予定されているMAC版に期待しています。Adobe CS5環境のインストールされた私のMAC環境でこのソフトのためだけにWindowsに切り換えるのは面倒ですからね。