カテゴリー別アーカイブ: Pro equipment

恒例の展示会始まる

Posted on 2017/06/14

毎年恒例となりましたが今年もこの時期に東北映像フェスティバルが仙台で開催されます。映像機器メーカーお馴染みメンバーは今日よりセッティングのため仙台入りしております。

例外なく私もこの日を迎えているわけですが、思い起こせば昨年はどうやら私はお休みしていたようで記憶が無く、この新しい会場は私にとって初めての開催地という事になります。一昨年まではここではない施設で開催されていたんですよね。仙台国際センターはまだ比較的新しい建物で地下鉄東西線が開通したのと時を同じくしてオープンしたそうです。新築の匂いがしますしトイレなども非常に清潔で気持ちが良いです。

ここ数日の関東は気温がぐっと下がって涼しかったですが、ここ仙台はさらに冷え込んでおり今朝は長袖シャツ1枚ではちょっと寒いくらいでした。その代りカラッと晴れた日中の気持ちの良い事! 適度に緑のある環境ですから空気も綺麗で快適です。

明日明後日が本番となります。映像クリエイターの方々のお越しをお待ちしております。

その涙は作品に対する愛情の大きさ

Posted on 2017/03/12

日曜日ですが仕事を受けることもあります。本日は青山学院大学の学生映画祭 ”AOYAMA FILMATE 2017” のセミナーお手伝い。

このイベントは高校生や大学生が主体となって制作された短編映画やミュージックビデオの上映、対談、審査、表彰が行われ、ゲストには堤幸彦監督も登場し、6時間半にも及ぶ映画祭です。

一般的な映画祭と違うのは全て学生の作品であるということ。プロではないところに面白さがあるというか、ビジネスを始めとした大人の事情が最小限で、作品作りを伸び伸びやれているという意味ではプロも一目置くイベントなんじゃないかと思います。

7本の映画と6本のミュージックビデオを拝見しましたが、どれも素晴らしい仕上がり。勿論技術的な観点で見れば改善できそうな点も多いのですが、それ以前に ”何を見せたいか” ”何をやりたいか” という本筋の部分がしっかりしていたのが良かったと思います。技術なんてのは目的あっての事でこれからいくらでも磨けますからね。昔と違って映画(映像)業界も写真同様にプロと学生がほぼ同じ機材を使えるようになった事は豊かな時代であると感謝したいところですし、逆手に取れば、機材が同じなら時間と発想に伸び代のある学生のほうが面白いコンテンツを作れる可能性も大きいはずで今後もますます期待が高まります。

表彰式後には惜しくも大賞を逃した監督が泣き崩れる光景もあり、作品への思い入れの強さが伝わってきました。泣けてしまうということは恐らく考えられる事はやりきっていて、少なくとも自分では最高の仕上がりと思えるだけ努力した!ということでしょうからね。退室のアナウンスが流れても尚その場を後にできず泣き続けていた姿が私の心には深く刻まれました。

若者故の涙、でも私達のような大人はそんな気持ちを忘れてしまっていやしないでしょうか? 涙を流せるくらい悔いのない毎日を生きているでしょうか?...。明日からまた頑張れる気がしました。

本日上映された作品の中で1番のお気に入りムービーを掲載させていただきます。とても学生の作品とは思えませんね。

破格のLEDライトを手に入れた

Posted on 2017/02/04

注文してあったLEDライトが届きました。最近は3日に1度のペースでAmazonから荷物が届くのでクロネコヤマトのおじさんに申し訳ないです。

さて購入したライト、先日都内で行われた映像機器展で見かけたもので、輝度と色温度の両方を調整可能な超薄型軽量のフラットタイプフィルライトです。フィルライトというのは被写体に対してキーライトのような象徴的な強い光が当たっている場合に、反対側が暗くなりすぎるのを補う為の補助ライト。影を弱めたり被写体の凹凸を目立たないようにするのが目的ですからとてもソフトな光である事が特徴。

このてのLEDライト、以前より沢山のメーカーから出ていましたが、その多くはLED素子がむき出しになっており、表面にLEDが200個とか300個とか並んでいるものが一般的でした。ただそれだとガラスなどの反射物を被写体とした場合に写り込みを綺麗に出そうにも均等に並んでぶLEDがそのまま反射してしまいますからディフューザーを用いるなどの工夫が必要でした。しかしこのライトなら始めから発光面に拡散パネルが装着されており、明るさにムラの無い極めてフラットな光が得られる為写り込みが綺麗に出せます。例えば昨日のカメラの写真、ファインダーのガラスが黒く沈んでしまっているので半分だけ光を反射させたい!みたいな時に活躍するわけですね。

そしてこのライトは色温度が変更できますから電球色からデイライトの白い光までバリアブルに調整可能です。例えば窓ガラス越しに外光を取り入れながら補助光としてこのライトを使う場合に色温度が合わせられるというわけですね。仮にそれが昼間でも夕刻でも可能と! 原理は簡単でLEDに白とアンバーの2色の光源が埋め込まれており、ダイヤルを回す事でそれらの光量バランスが変わり結果的に色温度が変更される仕組み。厳密には光のスペクトルは2色なんでしょうけどね。そして勘の良い方なら分かると思いますが当然色温度を最低や最高にすると輝度は半分になります。色温度変更型LEDの宿命ですね。

さて、これまでもこうしたライトは沢山リリースされていたにもかかわらずなぜ私が購入しなかったか? 答えは簡単で色温度変更ライトは高価なのです。マンフロット製なんて4万円〜7万円もしますからね。仕事で使うならまだしも趣味の範疇で購入するにはちと高いわけです。ところがこのライトの価格はずばり3,700円。何かの間違いじゃないかと目を疑いましたが、先日の映像機器展で教えていただいたので間違いないだろうと、Amazonで調べてみたところ本当にその価格で入手できました。VILTROX L116Tというこのモデル、撮影で使わない時はテラリウムの照明としても使えそうです。

若者に教えてあげられるものは何なのか

Posted on 2017/01/24

例えば何か一つの題材について話し合った時、人にはそれぞれ思考があり各々が意見を出し合った末、それらを冷静に判断し多くの関係者が納得した上で実行に移すのが会社内の仕事運びに多く見られるプロセスです。それは大きな会社や国が決めたルールに沿って処理を進めるような職種程顕著であり、YES/NOをはっきり記したマニュアルが存在する場合もあるかもしれません。

一方でそれらのルールから逸脱し、人が考えもしないような突拍子もない発想を仕事とするのがクリエイターの世界です。万人受けしない発想だからこそ貴重な存在と言えますが、人が考えないようなアイデアというのは反対されないまでも半信半疑でしぶしぶ納得してもらう事も少なからずあり、それで結果が伴えば良いですがそうでなかった場合にはむしろ叩かれるような結末も覚悟しなければなりません。

世の中を全てビジネス目線で考えてしまうと、クリエイターと呼ばれるポジションは説得力や安定力に欠ける存在になりますし、それを強引にマネタイズしようと仕向ければ昨今のユーチューバーのごとく本質を忘れた迷惑行為に繋がります。

先日、趣味の延長で映像制作をしている一般の方の会話を聞く機会がありました。彼らによれば、クリエイティブな作品を追求するとそれまでの常識や技術や考え方と言うのは全て足かせとなり、まだ見ぬ可能性を自分が知り得る世界の中に閉じ込めてしまう要因となる...みたいな事を言っていました。なるほどなぁ。

その概念を極端に捉えればプロより素人の方が面白いものを作るのか?みたいな逆転の疑問も出てきますし、芸術には技術や経験がものを言う点が多くあるのも事実ですから一概に「そのとおり」とは言えませんが、何事においても歳を重ねるにつれ凝り固まった思考に閉ざされる傾向が強いのも確かで、若者の考えが面白いのは多分まだ世の中に知らない事が多くそれ故発想が自由な点にあるのだろうなとも。

そういった自由な発想を持つ人達に「映像制作のノウハウやいろはを教えてほしい」と言われた時、私は何処までを教えてしまって良いのか難しい判断に迫られることがあります。教えれば教える程、それは今の現実を押し付けてしまっているような気がして...。

人は人に支えられ次に進んでいける

Posted on 2016/11/18

diary6793

3日間がこんなに短く感じたInterBEEは久しぶりかもしれません。昨年に引き続き今年も沢山のお客さんに足を運んで頂きました。取材に来てくださった方からは「このメーカーでこれだけの人集りをかつて見た事がないですよ」とまで言って頂けましたし、「今年もあなたの話が聞けるかと思って来ました」なんて言葉をかけてくれる人もいて、改めて充実した1週間だったと実感しました。また、今回はネットライブ配信にも出させて頂き、ますます ”撮られるほうより撮るほうが向いている” 事を自覚。だめですね、やっぱり映るほうは...。

イベント後の閑散とした感じはこの週末の私の頭の中を表しているよう。ゆっくり温泉にでも浸かりたいところです。

さて本日最後にお話させて頂いたお客さん、技術的な会話の後に「ブログやってますか?」と聞かれ、私はてっきりメーカーとしての技術フォーラム的なブログの事かと思い「ないですね」と応えてしまいましたが、もしかするとこの個人的なブログの事を言ってくれていたのでしょうか?もしそうだったら見当違いな回答をしてしまいました。今日もこの日記を読んでくれると良いけれど。

3日間で一番難しかった質問は「どうやって勉強しているんですか?」というものでした。今年は即答出来ませんでしたが来年のこの日までに答えられるようにしておきます。

ギリギリセーフで間に合ったイベント初日

Posted on 2016/11/16

diary6791

朝の光が一際眩しく感じたのは昨日まで続いた曇りがちな天気からの反動だけでなく結果的に昨夜は一睡も出来なかったから。

忙しかったイベントセッティングも私としては大した事ではなく、むしろ大好きなInterBEEが早く始まらないかと ”遠足の前日の小学生” 的発作からワクワクして眠れなかったというのが正直なところ。いやぁ私はこのイベントが毎年楽しみで仕方ないんですよね。

本番が始まれば睡眠不足など何処吹く風...不思議なドーパミンが分泌されてハイテンションのまま全開でいけちゃいます。お昼など食べている時間は勿体無く、とにかく沢山の人に新しい技術を伝えたい。あっという間に終わってしまった初日。

中には「昨年あなたの話を聞いてこの1年新しい撮影方法に挑戦していました」なんて言ってくださる方もいてこちらとしては凄く励みになりました。

ウルトラスーパームーンに近かったホテル

Posted on 2016/11/15

diary6790

イベントの前日はいつもバタバタです。普段ならどうって事ない作業もごった返している現場では冷静に判断できなかったり、上手く動いているものが突然不具合を起こしたりで想定している2~3倍の時間が過ぎていきます。今日も日付が変わる時刻まで最終調整。近年はこのホテルに泊まるのがすっかり恒例になりました。昨夜の天候が良ければここから68年に一度と言われるウルトラスーパームーンが見られたはずなんですけど生憎の天候でした。

明日から始まるinterBEE2016、満を持してオマチシテオリマス!

今年の幕張は暖かい

Posted on 2016/11/14

diary6789

お正月やお盆に実家に帰るのと同じように11月になるとここ幕張メッセに帰ってきます。思えばもう23年連続で来ている国際放送機器展InterBEE、今年もいよいよ今週水曜日から金曜日まで開催されます。

昔はお客さんとして見に来るだけだったので会期中3日間の参加でしたが、近年はメーカー側の立場ですから本日月曜日から機材搬入が始まっており準備に追われております。建込みは土日から行われていても機材設置から最終セッティングは2日間しかないため本日も日付が変わるくらいの時刻まで根詰めて作業。実は私こういうの嫌いではありません。学生時代にも文化祭の準備等で深夜に突入する事にワクワクしたのを思い出しますね。なぜ深夜作業ってテンション上がるんでしょうね。

今日のところはホテルでゆっくり休みまた明日に続きます。

次に望まれるのは4K60PとZ軸補正

Posted on 2016/08/07

diary6636

夏だからきっと何かに使うよね!っていう理由でGoPro Hero4 BKからの更新を考え始めて数日。無理やり更新を検討する必要も無いといえば無いのですが、このクラスのスポーツカメラは現在成長真っ盛りなので、前のモデルが高く下取りしてもらえるうちに買い換えるとかなりリーズナブルに最新式を使い続けられるという発想。特に今回は新品の4K対応アクションカムFDR-X3000R購入にも関わらず、おつりがきましたし...。

昨年の春ぐらいまではドローンに関する世間の目もギリギリ許してもらえるレベルでしたので、空撮目的で装着するジンバルとの兼合いからGoProを使い続けてきましたが、今やドローンを飛ばそうと思ったら東京都から他県へと足を延ばさなければ実現出来ず、致し方なく空撮から足を洗う事になった以上もはやGoPro縛りも無くなるわけで...。

それでもこれまでは悔しいかなスポーツカメラ業界ではGoProの存在はワールドワイドスタンダードに君臨していたわけで、空撮をせずとも ”迷ったらGoProにいっとけ” 的な風潮があったのは事実。勿論そこはアウトプットされるコンテンツのクオリティもしかり。

しかしいつまでも国内メーカーがそれを許しているはずがありませんよ! GoPro以外で世界を見てみましょう、観光地で外国の人々が手にしているカメラは端から日本製ですから。限られたサイズの中でやれる事は全部やりましたと!と意気込みが感じられる全部載せアクションカム。見よソニーさんの底力。

diary6637

一番大きな進化はやはり空間光学ブレ補正である事は間違いなく、X,Yの2軸ながらこの小さなボディ内でレンズとセンサーがフワフワと動いているかと思うと拍手モノ。レンズとセンサーの両方を同時に動かし光軸をいじらずにスライドする為画質を犠牲にせず強力な補正が出来るのが特徴。これまで一部のハンディカムでレンズがギョロギョロ動いていたモデルがありましたが、あれがこのクラスのアクションカムにも採用されたと思えば分かりやすい...。ただしこの大きさなのでレンズが実際に動いているところは目視で確認出来ず。

X,Y方向に関してはこれにてかなり補正が掛かる為手付かずのZ軸(ロール)のみブレが目立つ点は否定出来ませんが、バイク等でロールをわざと残しブレのみ軽減したいといった撮影においては現在これを超えるカメラは見当たらないですね。ジンバルの煩わしさから解放され単体で使うなら最高に実用的なカメラだと実感しています。今後のモデルでZ軸を電子補正出来るようになれば更に凄いカメラになりそうです。

今回は腕時計スタイルにも出来る専用リモコンのセットを購入した為スマートフォンが無くても撮影時のライブビューや各種設定が遠隔操作可能。そして斬新な発想のフィンガーグリップも併せて購入しこの液晶リモコンを組み合わせればバリアングル液晶モニタ付きアクションカムの完成! この辺りのオプションにもソニーらしさを感じますね。ついにビデオカメラは指で持つ時代ですか...。その昔パスポートサイズハンディカムって浅野温子さんがCMでやっていましたけど、この指で持つカメラは画面解像度でそれの24倍の性能。凄い時代ですね。

タイムコードの設定が出来たり、専用リモコンから複数台同時コントロールが出来るなんてところも非常に評価出来、あと2,3台欲しくなってしまいます。

勉強は多分一生続く

Posted on 2016/07/01

diary6550

東京ビッグサイトで行われたプロダクションEXPOへは午後から。過去に私が所属していたポストプロダクションが出展しており、本気で難しい話が通じるメンバーと技術話で盛り上がれば、私の腕時計が壊れたかと勘違いするような時間が経過しておりビックリ。ビックリするサイトだからビッグサイトですか...違いますね。

20歳そこそこの私を独り立ち出来るまでに育ててくれた会社、退社してからもう13年程が経過しましたが今でも時々そこに戻っては勉強している。毎日を必死に生きているようで私はまだまだ努力が足りないんでしょうかね。勉強って言うのは学校を卒業してからのほうが多いというのは本当。

今置かれた環境から帰る場所がある私は多分幸せなんだと思います。