カテゴリー別アーカイブ: Pro equipment

また来年に向け私も今日から勉強です

Posted on 2017/11/17

人には「よくしゃべるほうだ」と言われる私です。男がぺらぺらしゃべるのはあまりカッコイイ事ではないような気もしますが、Inter BEEの3日間はいろんなリミッターを外して多分1年でいちばんしゃべる日だと思います。

今年も沢山の人に足を運んで頂き、私としても回数的には過去最高の合計30回以上のプレゼンテーションを行わせて頂きました。もう最後のほうは自分でも何をしゃべっているのか分からなくなってくるので、「また明日お待ちしてます」なんて言ったものの、明日はイベント開催されていないよな....とか。人前で話すのがあまり得意ではなかった私ですが、ここ10年くらいで随分慣れてその程度の失敗では動じなくなりましたし、今ではマイクを使って冗談を言えるくらいにはなりましたね。

近年はこのイベントでわざわざ私の話を聞きに来てくれる方も増えてきましたし、今日も4種類のプレゼン全てに参加してくださる方もいました。他に面白そうなブース展示もあるでしょうにお付き合い頂きありがとうございました。中にはのど飴やちょっとしたお菓子の差し入れをしてくださる方もいて、私が食事抜きで頑張っているのを察したのでしょうか、心より感謝です。

何はともあれイベントが終了した今はもう今年の仕事は終わった!くらいの気持ちです。ここのところ毎日日付が変わるくらいまで準備が続いていましたからね。お風呂に入ってゆっくり寝ます。

Adobeさんのサブスクリプションを見直す

Posted on 2017/11/16

Adobe Creative Cloudコンプリートプランを解約する事にしました。

Creative Cloudコンプリートプランはサブスクリプションにて月額4,980円でCreative Cloudアプリケーションを使い放題のAdobeさん一押しプラン。以前は各アプリケーション全てパッケージ販売だったんですが、5年くらい前からこうしたサブスクリプションに切り替わってますね。IT時代にはこうしたビジネス戦略でしかアプリメーカーは食べていけなくなるのは理解しているつもりです。

しかしいかんせん高いんですよね。月々約5,000円ですから年間6万円です。パソコンの中でアプリケーションが動いているだけで6万円。個人の懐には厳しいわけで。

いくらアプリケーションが使い放題と言われても、プライベートにせよ仕事にせよ日々使うアプリというのはある程度限られていて、私に関して言えばPhotoshop、Lightroom、Premiere Proの3つが動けば9割くらいの仕事はこなせます。となると1アプリあたり1,666円払い続けている計算となりかなり割高です。

そこで今週からフォトプラン980円と、Premiereの単体プラン2,180円、合計3160円に切り替える事に。これにて月額約2,000円、年間24,000円安くなります。さらに今は初年割引キャンペーンを行っており、Premiereの単体プランが1,280円まで値引きされていますからお得です。

携帯電話や自宅インターネットの契約もそうですが、こんなふうに見えないところで毎月引かれていくお金ってバカにならないですからね。

今年もこの景色から始まる

Posted on 2017/11/15

毎年この時期に見るこの景色は幕張メッセ隣のAPAホテルから。以前は40階以上の高層階でしたが今年は16階でびっくりするような眺めは期待できず。しかし本当にここ最近は毎週幕張メッセとビッグサイトを行ったり来たりしています。とはいえ今週の幕張は私が皆さんを迎え入れる側ですけど...。

Inter BEE(国際放送機器展)も今年で何回目でしょう。多分私は通算25回目の参加になると思います。昔からイベントの雰囲気は変わりませんが並んでいるものは随分変わりましたね。ITというワードの中で映像が語られるようになって、それをデータ量で示すなら一番重たい部類であることは間違いないですし、生活に浸透したことで爆発的にそれを利用する人口が増えた事。品質の追求とコンテンツの量産が同時に求められる時代になったという事ですね。

世の中が進んだ分、私自身も人に何かを伝えられるだけの努力はしているつもりですが、なかなか時代先取り!まではいきませんね。それでも私の話に耳を傾け百人規模で足を止めてくれる人達がいる事に感謝をし、今の自分に出来る全てで最善を尽くしたいと思います。

Inter BEE 2017、過去最大規模の ”幕張メッセ全ホール” にて金曜日まで開催しております。

アクションカム感覚で高画質を狙うならコレ

Posted on 2017/09/07

先日SONYからRX0という小型カメラが発表になり、小型ガジェット好きな人には結構衝撃だったようで、発売はまだ1ヶ月以上先だというのに前評判は上々といった感じですね。

発表直後SNSでワッと噂が広まった時はそのボディサイズから誰もがSONY版GoPro!と言葉にして、新型アクションカムだろうと先入観を持ったわけですが、じっくりフタを開けてみたら実はこれCyber-shotの位置づけで、つまりはスチルカメラの立ち位置だったわけです。とは言え近年はスチルとムービーの境界は殆ど無くなってきていますから、例外なくRX0もFull-HDまでの動画撮影は可能なわけで、しかもそれが960fpsまで対応だって言うのですから驚きますね。(GoPro HERO5は最高120fps)

そして一番のトピックスは何と言っても実装されるセンサーサイズが1インチだという事。これまでのアクションカムやGoProは1/2.3インチ程度ですから約4倍も大きなセンサーが採用されています。しかもExmor-RS(積層型裏面照射)との事ですから、暗所に強くCMOS歪みも最小限なはずです。

ところでこのRX0、多くの方が「小さいよね」という事は口にするのですが、現物がどういうサイズ感で設計されているかはあまり注目されていないようです。私はちょっと気になった事があって...このサイズならGoPro系のアクセサリが使えやしないかと!

そこでカタログスペックを色々調べたところ驚くべき事実が判明。RX0はGoPro HERO4と全く同じ大きさで設計されているのです。分かりやすく全て同じ縮尺にまとめたのが上の写真です。こうしてみると明るい色というのは確かに膨張色である事が分かりますね。RX0とHERO4は同じ大きさです! GoProはレンズがボディから飛び出した設計の為、ボディの厚さだけ見ればRX0のほうが長いのですが、実はそのレンズを含めた長さで計測すると0.2mmの差しかないのです。つまりRX0はGoPro HERO4のレンズの分だけボディの厚みがあるということ。横幅と高さはHERO4と全く同じ。

世の中的にアクセサリーの数ではまだまだHERO5よりHERO4のほうが圧倒的に多い事を考えるとこれはGoProアクセサリーを見方につけない手はないですよね。特に注目されるのはサードパーティーが販売しているGoPro用ジンバルの流用。RX0には手ブレ補正機能が付いていませんがジンバルが使えれば鬼に金棒。それでFHD960fpsスローモーションが撮れるのですから夢広がります。カメラ重量はGoPro HERO4の88gに対しこちらは110g(共にバッテリー込)ですからジンバルのモータートルクが若干心配ではありますが。

更に防水仕様ですからこのまま水の中にドボンもお構いなし! これは静止画重視の私にとってかなり響く仕様。水遊びだからといってGoProの画質で我慢しなくて良い!という事ですから。SUPが楽しみになります。

大きさからして鞄の隅に放り込んで常備するのが最適な運用と考えますが、私的にはこのカメラの場合拡張性にも期待したいところです。何たって前面のレンズ保護フィルターが4隅のネジで取り外せるよう設計されていますから、サードパーティーがそのネジを利用して各種オプションパーツを作ってくれそうですよね。現時点ではメーカー純正のレンズフードや、汎用30.5mmの光学フィルターアダプターが取り付けられるようです。恐らく近い将来テレコンやワイコンをリリースするメーカーは出てくるでしょうね。

一つ残念なのは絞り調整が出来ない事(F4固定)。という事は撮影はプログラムオートかSS優先ですね。

恒例の展示会始まる

Posted on 2017/06/14

毎年恒例となりましたが今年もこの時期に東北映像フェスティバルが仙台で開催されます。映像機器メーカーお馴染みメンバーは今日よりセッティングのため仙台入りしております。

例外なく私もこの日を迎えているわけですが、思い起こせば昨年はどうやら私はお休みしていたようで記憶が無く、この新しい会場は私にとって初めての開催地という事になります。一昨年まではここではない施設で開催されていたんですよね。仙台国際センターはまだ比較的新しい建物で地下鉄東西線が開通したのと時を同じくしてオープンしたそうです。新築の匂いがしますしトイレなども非常に清潔で気持ちが良いです。

ここ数日の関東は気温がぐっと下がって涼しかったですが、ここ仙台はさらに冷え込んでおり今朝は長袖シャツ1枚ではちょっと寒いくらいでした。その代りカラッと晴れた日中の気持ちの良い事! 適度に緑のある環境ですから空気も綺麗で快適です。

明日明後日が本番となります。映像クリエイターの方々のお越しをお待ちしております。

その涙は作品に対する愛情の大きさ

Posted on 2017/03/12

日曜日ですが仕事を受けることもあります。本日は青山学院大学の学生映画祭 ”AOYAMA FILMATE 2017” のセミナーお手伝い。

このイベントは高校生や大学生が主体となって制作された短編映画やミュージックビデオの上映、対談、審査、表彰が行われ、ゲストには堤幸彦監督も登場し、6時間半にも及ぶ映画祭です。

一般的な映画祭と違うのは全て学生の作品であるということ。プロではないところに面白さがあるというか、ビジネスを始めとした大人の事情が最小限で、作品作りを伸び伸びやれているという意味ではプロも一目置くイベントなんじゃないかと思います。

7本の映画と6本のミュージックビデオを拝見しましたが、どれも素晴らしい仕上がり。勿論技術的な観点で見れば改善できそうな点も多いのですが、それ以前に ”何を見せたいか” ”何をやりたいか” という本筋の部分がしっかりしていたのが良かったと思います。技術なんてのは目的あっての事でこれからいくらでも磨けますからね。昔と違って映画(映像)業界も写真同様にプロと学生がほぼ同じ機材を使えるようになった事は豊かな時代であると感謝したいところですし、逆手に取れば、機材が同じなら時間と発想に伸び代のある学生のほうが面白いコンテンツを作れる可能性も大きいはずで今後もますます期待が高まります。

表彰式後には惜しくも大賞を逃した監督が泣き崩れる光景もあり、作品への思い入れの強さが伝わってきました。泣けてしまうということは恐らく考えられる事はやりきっていて、少なくとも自分では最高の仕上がりと思えるだけ努力した!ということでしょうからね。退室のアナウンスが流れても尚その場を後にできず泣き続けていた姿が私の心には深く刻まれました。

若者故の涙、でも私達のような大人はそんな気持ちを忘れてしまっていやしないでしょうか? 涙を流せるくらい悔いのない毎日を生きているでしょうか?...。明日からまた頑張れる気がしました。

本日上映された作品の中で1番のお気に入りムービーを掲載させていただきます。とても学生の作品とは思えませんね。

破格のLEDライトを手に入れた

Posted on 2017/02/04

注文してあったLEDライトが届きました。最近は3日に1度のペースでAmazonから荷物が届くのでクロネコヤマトのおじさんに申し訳ないです。

さて購入したライト、先日都内で行われた映像機器展で見かけたもので、輝度と色温度の両方を調整可能な超薄型軽量のフラットタイプフィルライトです。フィルライトというのは被写体に対してキーライトのような象徴的な強い光が当たっている場合に、反対側が暗くなりすぎるのを補う為の補助ライト。影を弱めたり被写体の凹凸を目立たないようにするのが目的ですからとてもソフトな光である事が特徴。

このてのLEDライト、以前より沢山のメーカーから出ていましたが、その多くはLED素子がむき出しになっており、表面にLEDが200個とか300個とか並んでいるものが一般的でした。ただそれだとガラスなどの反射物を被写体とした場合に写り込みを綺麗に出そうにも均等に並んでぶLEDがそのまま反射してしまいますからディフューザーを用いるなどの工夫が必要でした。しかしこのライトなら始めから発光面に拡散パネルが装着されており、明るさにムラの無い極めてフラットな光が得られる為写り込みが綺麗に出せます。例えば昨日のカメラの写真、ファインダーのガラスが黒く沈んでしまっているので半分だけ光を反射させたい!みたいな時に活躍するわけですね。

そしてこのライトは色温度が変更できますから電球色からデイライトの白い光までバリアブルに調整可能です。例えば窓ガラス越しに外光を取り入れながら補助光としてこのライトを使う場合に色温度が合わせられるというわけですね。仮にそれが昼間でも夕刻でも可能と! 原理は簡単でLEDに白とアンバーの2色の光源が埋め込まれており、ダイヤルを回す事でそれらの光量バランスが変わり結果的に色温度が変更される仕組み。厳密には光のスペクトルは2色なんでしょうけどね。そして勘の良い方なら分かると思いますが当然色温度を最低や最高にすると輝度は半分になります。色温度変更型LEDの宿命ですね。

さて、これまでもこうしたライトは沢山リリースされていたにもかかわらずなぜ私が購入しなかったか? 答えは簡単で色温度変更ライトは高価なのです。マンフロット製なんて4万円〜7万円もしますからね。仕事で使うならまだしも趣味の範疇で購入するにはちと高いわけです。ところがこのライトの価格はずばり3,700円。何かの間違いじゃないかと目を疑いましたが、先日の映像機器展で教えていただいたので間違いないだろうと、Amazonで調べてみたところ本当にその価格で入手できました。VILTROX L116Tというこのモデル、撮影で使わない時はテラリウムの照明としても使えそうです。

若者に教えてあげられるものは何なのか

Posted on 2017/01/24

例えば何か一つの題材について話し合った時、人にはそれぞれ思考があり各々が意見を出し合った末、それらを冷静に判断し多くの関係者が納得した上で実行に移すのが会社内の仕事運びに多く見られるプロセスです。それは大きな会社や国が決めたルールに沿って処理を進めるような職種程顕著であり、YES/NOをはっきり記したマニュアルが存在する場合もあるかもしれません。

一方でそれらのルールから逸脱し、人が考えもしないような突拍子もない発想を仕事とするのがクリエイターの世界です。万人受けしない発想だからこそ貴重な存在と言えますが、人が考えないようなアイデアというのは反対されないまでも半信半疑でしぶしぶ納得してもらう事も少なからずあり、それで結果が伴えば良いですがそうでなかった場合にはむしろ叩かれるような結末も覚悟しなければなりません。

世の中を全てビジネス目線で考えてしまうと、クリエイターと呼ばれるポジションは説得力や安定力に欠ける存在になりますし、それを強引にマネタイズしようと仕向ければ昨今のユーチューバーのごとく本質を忘れた迷惑行為に繋がります。

先日、趣味の延長で映像制作をしている一般の方の会話を聞く機会がありました。彼らによれば、クリエイティブな作品を追求するとそれまでの常識や技術や考え方と言うのは全て足かせとなり、まだ見ぬ可能性を自分が知り得る世界の中に閉じ込めてしまう要因となる...みたいな事を言っていました。なるほどなぁ。

その概念を極端に捉えればプロより素人の方が面白いものを作るのか?みたいな逆転の疑問も出てきますし、芸術には技術や経験がものを言う点が多くあるのも事実ですから一概に「そのとおり」とは言えませんが、何事においても歳を重ねるにつれ凝り固まった思考に閉ざされる傾向が強いのも確かで、若者の考えが面白いのは多分まだ世の中に知らない事が多くそれ故発想が自由な点にあるのだろうなとも。

そういった自由な発想を持つ人達に「映像制作のノウハウやいろはを教えてほしい」と言われた時、私は何処までを教えてしまって良いのか難しい判断に迫られることがあります。教えれば教える程、それは今の現実を押し付けてしまっているような気がして...。

人は人に支えられ次に進んでいける

Posted on 2016/11/18

diary6793

3日間がこんなに短く感じたInterBEEは久しぶりかもしれません。昨年に引き続き今年も沢山のお客さんに足を運んで頂きました。取材に来てくださった方からは「このメーカーでこれだけの人集りをかつて見た事がないですよ」とまで言って頂けましたし、「今年もあなたの話が聞けるかと思って来ました」なんて言葉をかけてくれる人もいて、改めて充実した1週間だったと実感しました。また、今回はネットライブ配信にも出させて頂き、ますます ”撮られるほうより撮るほうが向いている” 事を自覚。だめですね、やっぱり映るほうは...。

イベント後の閑散とした感じはこの週末の私の頭の中を表しているよう。ゆっくり温泉にでも浸かりたいところです。

さて本日最後にお話させて頂いたお客さん、技術的な会話の後に「ブログやってますか?」と聞かれ、私はてっきりメーカーとしての技術フォーラム的なブログの事かと思い「ないですね」と応えてしまいましたが、もしかするとこの個人的なブログの事を言ってくれていたのでしょうか?もしそうだったら見当違いな回答をしてしまいました。今日もこの日記を読んでくれると良いけれど。

3日間で一番難しかった質問は「どうやって勉強しているんですか?」というものでした。今年は即答出来ませんでしたが来年のこの日までに答えられるようにしておきます。

ギリギリセーフで間に合ったイベント初日

Posted on 2016/11/16

diary6791

朝の光が一際眩しく感じたのは昨日まで続いた曇りがちな天気からの反動だけでなく結果的に昨夜は一睡も出来なかったから。

忙しかったイベントセッティングも私としては大した事ではなく、むしろ大好きなInterBEEが早く始まらないかと ”遠足の前日の小学生” 的発作からワクワクして眠れなかったというのが正直なところ。いやぁ私はこのイベントが毎年楽しみで仕方ないんですよね。

本番が始まれば睡眠不足など何処吹く風...不思議なドーパミンが分泌されてハイテンションのまま全開でいけちゃいます。お昼など食べている時間は勿体無く、とにかく沢山の人に新しい技術を伝えたい。あっという間に終わってしまった初日。

中には「昨年あなたの話を聞いてこの1年新しい撮影方法に挑戦していました」なんて言ってくださる方もいてこちらとしては凄く励みになりました。